お腹すいた、何食べよ。
お腹はすいてるのに、何を食べたいのか思いつかない。一年中、毎日、毎時間をご飯のことで頭がいっぱいなくせに、肝心の何を食べたいかがわからない。そんな時もある。悩ましい。
大切な休日の一食、無駄にせずに大切にしたい。
いちいち体重も気にしているくせに、やっぱり食べたい美味しいもの。
というわけで、スマホのカメラロールで、過去食べたご飯の旅に出かけます。
これで脳に刺激を与えて、今夜何を食べるか思いつくまで。
「今日何食べよう」とお困りの方が、これを読んでいるならば、どうぞご一緒に。
そして読んでいる途中で「何食べるか決めた!」となったなら、最後まで読まずに直ちにそのご飯へ向けて、行動、頑張ってください。
私も決まったらそこで終わりにします。
それでは出発。
生まれ育った福岡県、水道の蛇口からとんこつスープでませんよ。でも低価格で立ち食いの焼豚なしの、もやしとキクラゲの豚骨ラーメンはあります。
もう「タダでしょ」ってくらい安くて美味しい豚骨ラーメンを食べて育っているのだけれど、
東京で暮らしはじめたらは、すっかり醤油ラーメンも好きになってしまった。
背油豚骨とか、ニンニクもりもりのみたいなラーメン屋がたくさんある中、シンプルで安価で美味しい醤油ラーメン、中華そばがうれしい、美味しい。
お酒を飲んだあとは特に悪魔が囁く
「ラーメン食べたい。」
幾つもの夜、その囁き負けた。負け続けた。
「飲んだ後のラーメン」これは一生終わらない戦いだと思う。
豚足、コラーゲンだから。コラーゲンだし、と、たまに食べる。
これを食べる時は『千と千尋の神隠し』のあの屋台のシーンを思いだす。
たまにこの世界、見えているもの全て、前世または来世の自分自身なんじゃないか、と思う瞬間がある。
目の前にあるこの豚足、時間軸がねじれて「今」と重なった前世か来世の、私と私とわたしの姿なのでは。私が私を食べる、宇宙とは「私」だらけの世界。
なんて、途方もないことを妄想する。
何かの血肉になり、めぐりめぐる生命たち。
旬のものは最高。買い物に行かなかった日、
冷凍庫の鮭をひっぱりだした。
ほんとは光り輝く朝の白米と一緒に食べる用にとっておいたのだけど。
お米は食べない夜ご飯に登場してもらう。
鮭が好きすぎるのに、お寿司屋でサーモンは全く頼まない不思議は、焼いた鮭が好きだからか。焼鮭の、皮って最高だね。
筍も、たっぷりサンショウの葉を絡めた。
これはワインか日本酒か迷うよな。
ああ、お腹すいた。
昼間の明るい時間帯の「何食べたいかわからない」「夜ご飯まであと数時間。こんな時間に何たべりゃいんだ」のタイミングにピザトースト。
ちくわとチーズは両思い、カニカマはもっと赤さをアピールして良かったはず、次回は配置頑張って。
新玉ねぎ、季節限らず永遠にそばにいてほしい。
新じゃがに新しょうがに新玉ねぎとか、美味しい嬉しい野菜の「シン・シリーズ」も宝。
土産にもらった珈琲をいれて。
「手軽にカップラーメン食べるか」って気もちに打ち勝って自炊、こーゆー立ち食い飯、キッチンスタンド飯は、定期的にやっぱり恋しくなる。
サンショウの葉がこれまた活躍。
醤油をチラッと垂らして。
わたし?ピクルスですけど?みたいな顔しているのは、すき焼きのタレで炒め煮したレンコン。少し余っていたのでとなりに添えて。
ステーキ。過去の日記をお読みになっている方は、お分かりいただけるだろうか。
この和牛ステーキ。
そう、奈良の友人に送ったはずなのに、
私の所へやってきたという、怪奇現象ホラーなステーキ。
嘘です。たんに自分の間抜けすぎる不注意により(住所を自分ち宛にポチってしまい)
大切なあの子に届かなかったお肉。
お肉一枚は半分ずつ食べて丁度いいくらいのサイズ。旨み香りよし、色々な意味で泣けるステーキの美味しいエネルギーを、神様、どうか奈良へ飛ばしてほしい。
この日も買い物へ出るのが億劫で、
何か良い日に食べるしかないと眠らせていた
ステーキなのに、、
しかもワインも飲まない休肝日の「ど平日」にひとり、美味いやら悔しいやら、よくわからない泣き笑いのステーキでした。
泣きながらご飯を食べるといえば、
中野のラーメン「青葉」で涙ぼろぼろ流して、泣きながらラーメン食べたことあったな。
集団圧迫面接の帰りに。
もう10年以上も前か。あの面接官、まだあの会社にいるのかな。
ああ神様、あの会社に行かなくてほんとに私よかった!(いや、落ちたけど)
さっきまでNHK BS『チョイ住み inナポリ』みちゃっているので、だいぶ頭はペスカトーレされちゃってはいるんだけれども。
スーパーに魚介を探しにいくにはもう遅すぎる、かと言って近所にペスカトーレが出るようなお店がない。
今ある材料でつくるならナポリタンか。
実際のナポリに「ナポリタン」ってたぶんないよね?どうして?こんなに美味しいの?
自宅のスパゲティが美味しくつくれるようになったのは、上京してすぐに働いたレストランが
高円寺の純情商店街にあったイタリア・スペイン料理のお店だったからだと思う。
ホールスタッフだったけど、忙しい時は厨房へ手伝いに入って、その時にスパゲティを作る工程をずーっと見て覚えた。
「グラタン」を「グラサン」といい間違ったり、アマトリチャーナってスパゲティや、
マリナーラってピザがこの世にあると知ったり。ねぇ、マラドーナって食べ物みたいな美味しそうな名前。
チダは色気が足らないから名前で補ってとあだ名が「ムンムン」だったの。なんで?
さあ、いよいよお腹が空き過ぎて、しかも時間は刻々と迫り、こんな時間に食べちゃ身体に悪いってなってきますよ。大丈夫かな。
何もしたくない、作れない、洗えない、そんな時はやっぱり惣菜。ありがたいありがたい。
こちらは西友のおにぎりと唐揚げ、メンチカツです。
野菜は手でちぎり、トマトは切らずに添えただけ。卵は茹でて殻をむくのが面倒でしたが、
頼れるおかず。むいたら半熟すぎて、レンジで加熱したら切る時に破裂、顔はきみだらけ。
みなさんお気をつけて。
はいできあがり、立派なおにぎり弁当はどうでしょう。
私は(自称)お弁当ファンクラブなので、
毎食弁当でもいいくらい。
弁当はあたためない方が好き。
カレーってひとくくりにするにはあまりにも色、形、辛さと種類が多過ぎやしませんか?
「カレー」という言葉でくくっているのに、
同じ味のカレーってないよね、と思う。
レトルトやチェーン店のカレーはそういう意味で安心、安定ですが。
この食べ物と、この食べ物、同じ名前でいいの?というくらい店や作る人で全然違う。
そしてすべて正解。味はちがうが、間違えはない。
カレーって、なんなんだろう。
不思議な食べ物。
こんなに長く、近くにいるのに、その全てを知れることは一生ないのだろうな。
奥が深すぎて、デカすぎてもはや平面どーん!
と、香りに見た目に、カレーという皿の上の無限の宇宙。
野菜たっぷりとれるし、スパイスで元気になるし、迷ったらカレー。
否、間違えたカレーある。あったあった。
自炊しはじめの頃、普通に市販のルーに、
隠し味としてチョコレートを入れると美味しいときいて、隠し加減をよくわかっておらず、
チョコレートかなり入れちゃって、同居人だった兄が「まっず!!なんじゃこりゃ」と、カレーで不味いの初めて食べたと、ぎゃあぎゃあ興奮していたことがありましたありました。
隠し味が隠れていない全面に邪魔をする、という。ああ、いとおそろしや。
あーお腹減ったーお腹減ったー
どうしょう。どうしょう。
ハンバーガーって夜食べるものじゃないと身体に染みついている。小さい頃の習慣だからか。
今も夜にハンバーガーは若干抵抗がある。
幼少期にマクドナルドなかった。ドムドムバーガーかモスバーガーかロッテリアだったけど、たまーに食べたな、くらい。
大人になってやっとマクドナルドを食べた。
小さい時に食べてたら、虜になってしまっただろうなと思う。
身体に良くないからと、めったに食べさせてもらえなかったが、今思うとそれで良かったなと思う。
だいたいハンバーガーって見た目良すぎるんだよな。もう、夢じゃん。
あーお腹すいた。どうしょう。夜ご飯。
地元では豚骨ラーメンよりもうどんの方がよく食べていた。北九州も柔らかいうどん。
どのお店にも「ごぼ天」があるので、だいたいごぼ天うどんを食べる。お店によってごぼうの切り方、薄さ色々ですが、全国的に広がっても良さそうなのに、東京ではあまり見かけない。
地元へ帰って食べれる楽しみソウルフードでもあります。
東京は蕎麦が美味しくて、そば屋がコンビニ並みに町の至る所にあって、助かる〜。
駅の立ち食い蕎麦も安くて美味しいし、春菊天、コロッケ、紅生姜天とかは上京して知りました。美味しくて、蕎麦って、大好きだあ。
東京来て一番食べたのは蕎麦なんじゃないかな。東京を離れたらきっと、蕎麦を思いだして恋しくなりそう。
カップ麺も、赤いきつね、緑のたぬきなら緑のたぬき派。美味しいよね〜いつもここぞで助かる〜。って、近所の蕎麦屋はもう閉まる時間だ。どうする急がな。
わあもう、この時間。
わたしはここで終わります。
スマホを捨てよ、近所へ出ます。
行けばなんとかなるさ、道はひらける。
それでは、今夜も素敵なよいご飯を。
グッバイさようならサイチェンアディヨス、また会う日まで。チャオ!
それではお聴きください。
ファズピックスで『オムライス』
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