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想像力

昨日仕事から帰って部屋のドアを開けたら、お手伝いのミーナちゃんが次男につき合ってSwitchでスマブラしてて、和んだ。
数年前幼かった長男が彼女のことを「もういっこのお母さんでしょ」と言っていたのを思い出すなど。

ミーナちゃんはミャンマー人で、タイでメバーン(お手伝い)を10年以上している。
当時4ヵ月だった次男のお世話を始めた時にもう10年以上と言っていたから、15年くらいになるのだろう。
タイ語はだいぶしゃべれるし、英語もずいぶん上手になった気がする。読み書きはできないけど、しゃべれる。

タイではたくさんのミャンマーの人が働いてる。
先日友人のところのメバーンさんに聞いたら、彼女もミャンマー出身でタイはまだ4年ほどと言っていたけど、タイ語が上手だった。
テレビで勉強したり、タイ語の上手な友達にこれはなんていうのとかたくさん質問して覚えたと言っていた。
タイに何年もいるのに全然タイ語がしゃべれない日本人も珍しくないから、純粋にすごいなと思う。
働く上で必要だからというのもあるのだろうけど、学校に行くでもなく習得するのはすごい。

twitterで、コンビニの外国人店員さんの日本語を笑ったり、アフリカの人がフランス語を話すのを笑ったりする日本のテレビ番組が話題になっていて、なんだかすごくかなしい気持ちになった。
コンビニの店員さんの件は、外国語を勉強したことがないからだとか、外国で働いたことがないからだとかいう意見があって、たしかにそうなんだけれど、

いやでもさ、経験がなくとも、想像できない?

外国で、外国語を使って働いている。暮らしている。
母国語以外の言葉でコミュニケーションが取れる。
その背景に努力があることぐらい、そんなに考えなくたってわかるよね?と思った。

私は経験があるよ。仕事を探すためにタイ語を覚えて、今はタイ語を使って働いている。
発音が悪かったり、知らない単語があったり相手の言っていることが聞き取れなくて困ることもあるよ。
でも、だからわかるという訳ではないと思う。
たしかに経験があった方がより理解はできるだろうけど、なかったらわからないことではないんじゃないだろうか。

想像力がなくなっているんじゃないかな。
と思うと同時に私はあるかな?と不安になったりもして。

相手を同じひとりの人間として尊重すること、を忘れないように生きていきたいし、少し立ち止まって考えることもしていきたいな。

タイの人たちが私にそうしてくれるように、これからも言葉を交わす相手が日本語をしゃべったら、上手ねすごいねってめちゃ褒めていこうと思う。
すっごい当たり前なんだけど、褒められると嬉しいんだよ。

ちなみにうちの会社のスタッフは「オ金クダサイ」とか「指名チョウダイ」とか上手に言える。
どうなんだろうな、とは思います。

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