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今日も赤ちゃんの声がする

ここ1-2年、私の働く会社はちょっとしたベビーブームだったので、現在1歳前後の子供がいるパパとママが3人働いている。

内ひとりは親族の協力を得てベビーシッターを雇うお金を工面しているけど、ふたりは遠く離れた実家に子供を預け、夫婦でバンコクで働いて仕送りというタイの田舎あるある育児スタイル。
お金持ちは別だけど、タイは子育ても介護も親族家族が協力してするのが一般的なので地方出身だと後者が多い。

ふたりの内ひとりはパパでひとりはママ。
ふたりとも休憩時間やお昼休みによくLINEで実家とビデオ通話をしているので、かわいらしい赤ちゃんの声を聞くことができる。
画面に向かって嬉しそうに「จ๊ะเอ๋ ジャ・エー!(いないいないばあ)」と言っているスタッフの顔も最高に素敵で、アーとかキャーとかいう乳幼児の声も加わりなんともしあわせな気分にしてもらってる。
横から覗き込んでかわいいねって言うとデレデレの笑顔をくれる。

頼んでもないのに唐突にスマホで写真を見せてくれて、不意打ちの赤ちゃんのかわいさもさることながら私はパパやママの嬉しそうな顔にほっこりする。
暑い国のタイならではなのか、ローカルの「オムツなし育児」は下半身丸出しがデフォなので、日本人的には見てもいいのかなと思うぐらいどーんと股間の映った写真が多くて思わず笑ってしまう。
そのままインスタに上げていてさらに驚くこともある。

こちらの方が健全と思ってしまうのは、タイに毒されているんだろうか。
世界に我が子の股間を晒すのがいいとかではもちろんなくて、「子供の写真を他人に見せることは危険だ」という感覚は少しかなしいなと思う。
インスタやブログに母子共に顔を出している私はそのことを批判されることもあるので、自分を正当化したいだけかもしれないけど。
スタンプやモザイクで顔を隠している写真を見ると、こうするのが正しくて安全な社会は、本当に安全なのかな?と思ってしまう。

タイに長くいればいるほど、日本が遠くなる気がしてる。

今朝は下の階のオフィスに、おそらく自分用のふとんをえっちらおっちら運んで入って行く小学生ぐらいの男の子が見えた。
中からそれを歓迎する声が聞こえた。
空きスペースにふとんを敷いて、のんびりお母さんの仕事が終わるのを待つんだろうな。

今はタイの学校がちょうど夏休みなので、いたるところで子供を見かける。
レストランのレジでお絵かきしている子。
屋台のお手伝いをしている子。
働く親の横でゲームしている子。
タクシーの助手席に座っている子。バスでお昼寝している子。
この間行った陸運局の窓口にもいたなぁ。

保育園やベビーシッターに預けられたらそれが一番いいんだろうけど、お金には余裕があった方がいいんだろうけど、
それとは別の余裕があるタイいいなぁって思ったりするんです。


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