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アニメの原画になるためのハードル

どうもゲームディレクターおこめです。
元アニメーターなので、アニメ関連のお話をします。

今回は、アニメーターの最初の目標である
原画になるハードルついてお話したいと思います。

1.アニメの原画になる方法

まず、アニメの原画になる方法について紹介します。
アニメの原画になるには、

動画で月500枚を描ける実力を身につけることです。

この500枚という数値は誰でも達成可能ではあるのですが、
作品にめぐまれてる必要があり、アニメの内容に左右されます。

2.アニメの質で難易度が変わる

アニメでも枚数を稼げるアニメと、稼げないアニメもあります。

例えば日常アニメと、バトルアニメで比べると

日常アニメは大きなアクションがないため、目パチや手だけ動く事が多く、
一番重たいシーンは階段の上り下り等になります。

要するに簡単な動きが多く、1枚あたり10分以内で終わるものが多くあるので、1日で沢山かける可能性が非常に高いです。

対してバトルアニメは、アクションが見せ所になります。
そのためキャラクターは複雑に動き、全身がどんどん動いていきます。

もちろん簡単なシーンもありますが、
バトルシーンになると1枚1時間かかるということもあり、
日常アニメと比べると1日10枚しか描けなかったということも多々あります。

3.500枚は絶対条件ではない

今まで話したとおり、500枚という基準はありますが、
アニメの内容次第で描ける枚数も限度があります。

そのため、実際は300枚程度でも原画試験を受けることができます。

これは動画検査や、先輩原画家からの推薦が必要です。

真面目に働いている、動画がうまくなっていると認められたら、
500枚というハードルをクリアしてなくても、原画試験に挑戦することができます。

早い人で、動画歴1年くらいで、チャンスをくれます。
遅い人でも2年たてば受けさせてもらえます。

4.続ければ原画になる事は可能

というわけで動画を1~2年続ければ、
500枚という数字に関係なく、原画試験を受けるチャンスを貰えます。

原画試験もそんなに難しく厳格な試験ではないので、
3~4回くらい受けたら2原、動画検査をやりつつ、原画の練習をし、
徐々に原画に切り替わっていくことになります。

5.まとめ

原画になるためのハードルについてお話をしてきました。
まずは大目標として500枚の動画をかけることが、条件になります。

しかし長く動画を担当し、実力が認められたら未達成でも原画試験を受けることができます。

大体1~2年動画を続けると原画試験を受けるチャンスを貰えます。
原画試験を突破したら晴れて原画マンになれます。

何より難しいのがこの1~2年の間、動画を続けることですので、
このハードルを超えれる人は少ないです。

以上になります。
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→「本当に簡単。アニメーターになる方法

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