プチ入院日記📖 手術当日⑵

手術をしてもらって思ったことが2つ。

ひとつめ。
お医者さんってすごい。

同じ人間とは思えない。
何故、腰痛の話をしながら
目の中を切ったり縫ったりできるのだ…?

人間が、人間を治す。

世界はよくできている。
そんなことを漠然と思った。


ふたつめ。
医療現場にホスピタリティって
求めちゃいけないのかな?

手術前後、不安も相まってか
看護師さん、先生の
何気ない一言や一動作に
いちいち敏感に反応してしまって

「心無い」「怖い」
と感じてしまうことがたくさんあった。

大袈裟だけど、
人間として扱われてないような
そんな感覚。

全てが、彼らの
「毎日の仕事」の流れの中で行われていて
何を聞かれても
「大丈夫です」と笑顔で答えるしかなくなる

私自身、介護現場という
似た環境の中で働く身だから
仕事の流れで接してしまったり
その人の人生を点で見てしまいがちなのは
本当によくわかる。

こっちの立場になってみて初めて、
お客様が今まで感じていたかもしれない
色んな気持ちを体験できたし想像できて

本当に良い経験になった。

だからこそ思う。

先生側にも少しはさ、
ありがとうございます、って感謝の言葉や
誠実な対応があってもいいと思うんだよね。

サービス業において唯一、医療は
診てもらう患者=お客様側が
決まってお礼を言う。

当たり前だよ、治してもらうんだから。

だけど、どうしてもモヤモヤしちゃう。

神業的な、人間離れした技術で
私たちを救ってくれる

そんなすごい人達に、人間らしい言葉や
最低限のホスピタリティなんて
求める方がおかしいのかな?

普段ならこんなこと思わないのに…
心の余裕がないんだろうな。

そんなことを思った、手術当日でした。

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