哲学・日記・メモ「老人とこども」
「老人」と「こども」
「老人」は高齢者ではない。
「老人」は必ずどこかに障害を抱えている、という意味では障害者であるが、障害を必然として受け入れる事によって障害者ではない。
また「老人」は生の中のみに生きるのではなく、死と共に、そこに近しく在るという意味で「こども」である。
そして「老人」は、独りであると同時に、これまで出逢った総ての人々として多である(※)。
つまり「老人」は人であり人間てあり、それ以上に、他の「何か」でもあるのだろう。
「老人」は「高齢者」なのではないのだ。
「こども」が「子供」ではないのと同じように。
「10歳の老人」がいるのならば「100歳のこども」だっているのだから。
※「こども」の場合これは、未だ出逢わない「多」の分だけの、「全」である。
2024年1月28日
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