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詩・散文 「長く生きる事の倫理・覚書」
「長く生きる事の倫理・覚書」 我慢強い事と臆病である事は似ている。しかし勇敢であって人は何歳まで生きられるのか。些細な事にさえ大概人は臆病で、その方が現実的であったりする。つまり、我慢強いふりをして臆病であったりと・・・。それでも、もし私が倫理的であろうとするならば、認識し続けるしかないのではないか?歴史を認識し時代を認識し状況を認識し、まさに目の前で起こっている事態を認識する。認識し続けるしかないのではないだろうか?それは、私や私達の力ではどうにもならない領域に対する、私の在り方として倫理的なのだと思う。人に長く生きて在る事の、義務であり価値があるとしたら、この倫理をよく示しているからであろう。
2013年8月 岡村正敏
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