好きなことで、生きていく
こんにちは。okknです。
朝礼をweb会議で初めてやったのですが、ここ最近のテレワークと同じように普段着(幸いにもパジャマではない)でカメラオン。
皆さん、出社するときほどではないにしろ、ちょっとおめかししているのですね・・・。
バカにはされなかったけれど、今後も続けようとは思わないですね。
さて、 #自己紹介 記事の人生の総括編です。
これを語りたいがために生い立ちを事前に書きました。
■略歴
1991年生まれのアラサー男子。
中学高校は地元の私立中高一貫進学校。
大学は防衛大学校に入校、なんとなく自衛隊員になる。
3年生になるときに留年し、その後いろいろな人と人間関係がこじれ、1ヶ月後に中退。
防衛大学校中退後、実家に戻り半年ほどニート生活を送る。
その後、防衛大学校時代の貯金が尽きたのをきっかけにアルバイトを始める。
アルバイトをはじめて2年ほど経った頃、営業職を希望し、就活を始める。
半年間、いろいろな企業(営業職)からお祈りをされる。
就活を諦めかけていた折、友人の一言がきっかけとなり、ITエンジニアの道を目指し始める。
その4ヶ月後ITエンジニアとして無事に東京のIT系企業に入社。
そこから約3年勤めた後に転職活動を行い、プログラマーとして名古屋のIT系企業に入社。
1年も経たずして派遣先の会社から引き抜きにあい、転職。
そして現在に至る。
私の詳しい生い立ち(長文)は以下のリンクから読めます。
■最初から好きなことがわかっていたわけではない
今日の本題はここからです。
皆さんご存知HIKAKINさんです。
好きなことで生きている人代表と言っても過言ではない気がします。
そんな人生に子どもたちは憧れを抱き、YouTuberは立派な職業として認知され、子どもたちのなりたい職業ランキングにランクインするまでになりました。
私自身、今は好きなことで生きています。
毎日がとても楽しいです。
そんな私も、略歴を読んでいただければ分かる通り、最初からIT関連のことが好きだからITエンジニアになろうと思っていたわけではありません。
かなり迷走しています。
しかも、二度も人生の底付近をさまよったこともあります。
好きなことで生きるためにやり始めた努力は、むしろ遅いほうだと自覚しています。
声を大にして言いますが、最初から好きなことが明確に自覚できていて、それを職業にしている人は好きなことで生きている人たちの中でも本当に一握りだと思います。
■好きなことで生きる必須条件とは?
いろいろな方がいろいろなことを述べていますが、私が最低でも必須だと思う条件は3つございます。
(1)好きなこと
(2)その好きなことに寝食を忘れるくらいハマっていること
(3)その好きなことのためなら無限に努力ができること
(1)好きなこと
何を当たり前なことを?と思われるかもしれません。
ですが事実として、ここをまず自覚できないことには、好きなことで生きていくことの前提条件が脆すぎることになります。
故に、ここを明確に自覚する必要があります。
(2)その好きなことに寝食を忘れるくらいハマっていること
好きなこと、あります。
大変良い事だと思います。
では、その好きなことにどれだけ時間がかけられますか?
好きなことで生きていくためにはここも非常に重要になります。
少し言いすぎかもしれませんが、言い換えれば「その好きなことに命をかけられますか?」という事だと思います。
好きなことで生きていくためには、命を差し出すレベルでないと生きていけない気がします。
人生が、生活が、かかっているわけです、その好きなことに。
やっぱり辛いとか、嫌いになったとかいう理由で投げ出した場合、それは「お金稼ぎ」を辞めざるを得ないということに直結する可能性が大いにあります。
なぜなら、その好きなことこそが「お金稼ぎ」を続けてこられたモチベーションの大部分を占めているはずだからです。
むしろ私はそうです。
その好きなことを辞めることは、即ち死活問題に直結します。
その「好き」に、それだけの覚悟がありますか?
(3)その好きなことのためなら無限に努力ができること
正直これはおまけのようなものです。
(1)、(2)をクリアした人間なら皆、ほぼ間違いなく平然とやってのけます。
寝食を忘れるくらいハマっているのですから。
私もIT系の技術情報やアルゴリズム実装に必要な数学の話ならいくらでも勉強できます。
(さんざん勉強が嫌いだと生い立ちの中で書いてきた私ですが、ことITに関連することなら本当にずば抜けた集中力を発揮できます。)
なぜなら好きだからです。
好きなことに関する努力をすることによって充足感が得られます。
更に、それは「お金稼ぎ」の面にもほぼ確実に役立ちます。
この好循環が無限に続いていく限り、「好きなことで、生きていく」が成立し続けると確信しています。
■じゃぁ、それって誰でもできるの?
私はこの点については明確に否定します。
ホリエモンは結論的に「誰でもできる」ような趣旨のことおっしゃっておられますが、私はありえないと思っております。
生きていくためには「お金稼ぎ」をしないといけません。
この「お金稼ぎ」の手段は何でもいいです。
先に例を出したYouTuber、評論家(マツコの知らない世界を見ているといろいろな方が出演されますね)、アナリスト、ライター、プロブロガー、大学教授(おさかなクンなどが好例)、先生、漫画家、小説家、演出家、脚本家、俳優、プロスポーツ選手、はたまた普通にサラリーマン(ここでは社長も含めます)でも問題ないです。
好きなことと特殊技能を合わせて、弁護士、医者、行政書士、会計士などもありうると思います。
前述の、
(1)好きなこと
(2)その好きなことに寝食を忘れるくらいハマっていること
がある前提で「お金稼ぎ」の手段を得なければ「好きなことで、生きていく」とは言えないと思います。
「お金稼ぎ」の手段を得るだけなら、極端に難しくはないと思います。
(就活を乗り越える程度の難しさは伴いますが・・・)
つまり、寝食を忘れてハマれるくらい好きなことを見つけることが極端に難しいので、誰でもできることではないと考えております。
寝食を忘れてハマれるくらい好きなことが見つからない場合、好きなことで生きていくのは諦めるべきだと思います。
ただ、諦めたとしても好きなことが存在するのならば、「好き」に関連した職に就くことまで諦めるべきではないと思います。
例えば、勉強をすることが好きだとします。
これはいかなる分野にも可能性がありそうではないでしょうか?
どのような勉強でも、勉強をすることが好き(苦ではない)というのは、私からすると素晴らしい才能だと思います。
なぜなら、どのような分野であっても勉強は必要だからです。
■それでも、好きなことで生きてみたい
「寝食を忘れてハマれるくらい好きなことが見つからない場合、好きなことで生きていくのは諦めるべきだと思います」と書きましたが、絶対に諦めろとまでは言いません。
私以外の人生はその人のものです。
私のものではありません。
好きなことで生きていくことを諦めたくないと希わくば、叶える努力をすることも良いと思います。
好きなことで生きていくためには才能が必要だとおっしゃっている方もおられますが、私は才能は不要だと思います。
なぜなら、好きなことを永遠に続けることに才能は関係ないからです。
好きなことで生きていくために必要なことは、好きなことを好きだと信じて疑わない気持ちです。
ただ、残念なことに才能によって「お金稼ぎ」の質は変わると思います。
好きなことで生きている(と思われる)YouTuberはたくさんいらっしゃいますが、残念ながらみなさんがHIKAKINさんのように稼げていないのは事実です。
そこに関係しているのは才能と運です。
「お金稼ぎ」がうまくいかないのなら、『好きなことを捨てる』ではなく『「お金稼ぎ」の手段を変える』が合理的な判断です。
好きなことは決して捨ててはなりません。
好きなことは人生の財産です。
この項目では才能やら運やらには言及しません。
・・・
では、「好きなことで生きてみたい人」に「好きなことで生きている私」から僭越ながらアドバイスを3点ほど。
(1)手当り次第なんでもやってみる
(2)素直であれ
(3)好奇心を忘れるべからず
(1)手当り次第なんでもやってみる
そのままです。
寝食を忘れてハマれるくらい好きなことは何かわかりません。
ならば、見つけるまで手当たり次第にいかなることも嫌わずにやるべきです。
私は昔からパソコンや機械いじりが好きで、たまたまそれが寝食を忘れてハマれるくらい好きなことだった、というだけです。
正直なところ偶然です。
なので、いろいろなことにチャレンジしてみてください。
これは年齢的に遅いとか早いとかありません。
ただ、早ければ早いほうが良いのは事実です。
(2)素直であれ
どんなことも受け入れてみるべきです。
いきなり条件反射的に「これは好きでないかもしれない」と決めつけてはいけません。
なぜ嫌いなのか、好きでないのか、ハマれないのかという理由付けが終わってから判断しても遅くはないです。
(3)好奇心を忘れるべからず
好きなことで生きていく上でも大事なことですが、好奇心は忘れてはいけません。
どんなことにも新鮮な気持ちで向き合わないと、好きかもしれない事象を見逃してしまう可能性もあるからです。
例えば、風景の移ろいを写真として残すことが「実は」寝食を忘れてハマれるくらい好きなことだったとします。
「風景写真を撮ること」が「ただ好き」だとわかったからといって満足してはいけません。
(この段階では好きなことの発見でしかないです。)
何度もその場所に足を運んでみてください。
すると全く違う景色が撮れると思います。
そいうった「風景の移ろいを写真として残すこと」が「寝食を忘れてハマれるくらい好き」、かもしれません。
・・・
ただし、忘れてほしくないことが一つあります。
この項目の最初と真逆のことを述べるような格好になりますが、探すことに疲れたら諦めても良いと思います。
別にあなたの人生は「好きなことで、生きていく」ことだと、運命づけられているわけではないのですから。
鬱になる方が問題です。
どちらかというと、「好きなことで、生きていく」ことは人生を楽しむための一つの手段に過ぎないと考えてください。
人生を楽しむ手段は他にもあるはずです。
■最後に
言いたいことは言い切ったつもりです。
「好きなことで、生きていく」ことは難しいです。
でも、「好きなことで、生きていく」ことは楽しいです。
それを端的に表した、私の好きな言葉で締めたいと思います。
種類の如何を問わず自己の特技を何者にも妨げられずに発揮できることこそ窮極の幸福である
アルトゥル・ショーペンハウアー 「幸福について」
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?