今日は何の日？56年前の記憶

こんにちは。デイサービスで働いている看護師、沖山りこです。

私の働いているデイサービスでは、毎日職員がご利用者様に「今日は〇〇の日」という話をします。他のデイサービスでも、話しているところが多いかもしれないですね。毎日あらゆる記念日があるので、話題のひとつとして話す、という意味もありますが、季節を感じていただいたり、有名人(作曲家など)の誕生日から「あの曲好き」と連想することにつながったりして、興味深く聞いてくださる方が多いです。

昨日、10月23日は「東京オリンピックで女子バレーボールが金メダルを獲った日」でした。その話をすると、90代の方達が「あー、見た見た。すごかったねぇ。」「うんうん、みんなでテレビ観たわ。そのときね、…」と、まるで昨日の出来事のように、楽しそうに話していました。

東京オリンピックが開催されたのは1964年、56年前です。皆さんの記憶力にも驚きますが、それだけ印象的な出来事だったのですね。

私がおばあちゃんになったとき。半世紀以上前の出来事を覚えていられるだろうか？自分や家族のことではなく、世の中のことを。

もし、私が50年後も生きていたら。2回目の東京オリンピックがウイルスの影響で延期になったことは、覚えているかもしれない。そして、そのあとウイルスは収束したの、ウイルスの治療薬ができて怖いウイルスではなくなったのよ、と話すことができるような世界になっていますように。

✴︎写真　広島県　竹原のまち