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デイサービスって、どんなところ?

こんにちは。デイサービスで働いている看護師、沖山りこです。

この前、美容室に行ったら、美容師さん(青ロン毛お兄さん)に「お姉さん何してる人ー?」って聞かれました。

「介護関係です。デイサービスで働いてます。」と答えたら、「あー、自転車でじーちゃんばーちゃんのお家に行くやつ、だっけ?」と。

(ざんねん、それは訪問介護!)

デイサービスがどんなところか、知らない方、多いと思います。

介護業界で働いている、家族が利用している、もしくは自分が利用している、とかでなければ中に入るチャンスもほぼないですし。

なので、デイサービスってどんなところか?を書いてみたいと思います。

デイサービスの定義とは…

というのは検索すれば出てくるので、省略。

デイサービスは、要介護・要支援の認定を受けた人が通うことのできる

お風呂に入れる幼稚園 みたいなもの、です。

(お風呂のサービスがないところもあります。)

こんな例え、大人をばかにしている、と感じる方もいるでしょうか。

幼稚園に例えた理由は

①家までの送り迎えがある。

②食事(昼食など)が出る。

③ご利用者様が(身体的・認知機能的に)向上するためのプログラムがある。

④安全に過ごしていただく責任がある。

からです。

具体的には、

①家までの送り迎えがある。

実際は、家の前やマンションの集合玄関ではなく、その方の家の玄関まで送り迎えします。ひとりでスタスタ歩ける方、(走れる方)、杖をついている方、車椅子の方、

いろいろな方がいますが、基本的に、家の玄関まで迎えにいき、帰りは家の玄関まで送ります。

②食事が出る。

デイサービスの種類や利用する時間帯にもよりますが、12時ごろに昼食、15時ごろにおやつが出ます。朝食や夕食のサービスがあるデイサービスも、あります。

③ご利用者様が(身体的・認知機能的に)向上するためのプログラムがある。

正確にいうと、維持・向上ですね。

デイサービスは、ただ時間をつぶすところでは、ないのです。

ご利用者様の『いまできること』が、『これからもできる』ように、

さらに、『できなかったことができる』ように、支援するところです。

そのために、運動や季節のイベント、脳トレなど、それぞれの施設でプログラムを用意しています。

④安全に過ごしていただく責任がある。

転んだり、工作中に怪我をしたり、取っ組み合いのケンカをしたり(⁉︎)、することのないよう、私たち職員は常に注意をはらっています。

そして、楽しんで過ごしていただく。

これが、デイサービス です。


90代の方でも、『できなかったことが、できる』ようになることもあるんです。

人生の大先輩である、デイサービスのご利用者様でも、幼稚園に通う子どものような、可能性を秘めている、と私は考えています。


デイサービスって、どんなところ?

なんとなーく、でも、伝わったら嬉しいです。


✴︎写真 スロバキア ブラチスラバの広場

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