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マレーシア ペナンで人気の不思議な赤いドリンク 【旅行記】

3年前にマレーシア ペナンに行ったとき、真っ赤な謎のドリンクに出会った。

ペナン島の屋台

ペナン島を散策していたら、人がたくさんいる屋台を発見。

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なにやら、みんな赤いものを飲んでいる。

恐るおそる近づくと、お店のお兄さんにハーイ!と声をかけられた。

『Window Sherbet』と書いてある赤いドリンクの写真を指差して、これなに??と聞いてみると、「ココナッツ ローズ ドリンク。ベリグー! 」と。

ココナッツ バラ ジュース?
どんなドリンクか ぜんぜん想像できなかったけど、喉も渇いていたし挑戦してみることに。

飲んでみた

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ピンクっぽい真っ赤なジュース。膜が張った黒い粒(スイカの種?カエルの卵?みたいな…)が浮かび、かき氷とココナッツの果肉がのっている。ストローとスプーン付き。

吸ってみると、あまーくて冷たいジュースと同時に小さいつぶつぶ。これがバラかな?という香りがなんとなく、する。

暑い国にいると、甘い飲み物をゴクゴク飲めちゃうから不思議。砂糖は身体を冷やすというし、理にかなっているのかもしれない。

最後にココナッツを食べる。柔らかーい。ココナッツが好きなので、果肉がもりもりのっていて嬉しい。

面白いものに出会えた。


お客さんは男性が多く、赤いドリンクをすすりながらみんな楽しそうに話をしていた。

インドのチャイみたいな
台湾のタピオカミルクティみたいな
イタリアのエスプレッソみたいな
ベトナムのベトナムコーヒーみたいな

手軽でみんな大好きなドリンクなのだろうか。


調べてみた

結局、『Window Sherbet』ってなんなんだろう?と思って調べてみた。

イギリス植民地時代に、飲み物を窓から販売しているのを見たイギリス人が、window sherbet と呼んだことに由来している。

…らしい。

材料は、ココナッツウォーター、ローズシロップ、バジルシード、フレッシュココナッツ。他にハーブ類も入っている健康的な清涼飲料水。

あの黒いつぶつぶは、バジルシードだったのか。だいぶ甘いから、健康的なドリンクと知ってびっくり。
赤色は、ローズシロップの色なんだそう。


このお店は1919年創業とのこと。100年の歴史!

100周年を迎えた時に、マレーシアの首相がお祝いにかけつけたらしい。


ペナン発祥のドリンク、『Window Sherbet』。

またマレーシアに行けることがあれば、もう一度飲んでみたい。


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