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ゴミ捨て考

 年末年始はゴミの収集がない。
みんな年末年始は休んで当然なのだから、収集がないのはしょうがない。でも溜まりゆくゴミにストレスを感じる。こんな時に限ってピザの箱やらおせちの箱やら、嵩張るゴミがたくさん出て困る。楽をするとゴミって増えるよな。

 以前、娘の同級生の母飲み会で、ゴミ捨てを旦那がしてくれるかという話になった。
「うんうん、うちしてくれるよー。」
そんな声が大半。うちもしてくれると言ったな。

 そんな中1人の母が言った。
「ゴミ、集めてまわるとこからしてくれる?あれ がめんどくさいんだよね」

 ゴミ袋にまとまったゴミをゴミステーションまで運ぶのがゴミ捨てか、家中のゴミ箱からゴミを集めてまとめて、それをゴミステーションまで運ぶのがゴミ捨てか。なんならそのあとのゴミ袋のセットまでがゴミ捨てか。
どこまでを求めるのかは人それぞれである。
うちは運ぶところは100%、まとめる&袋のセットは50%というところだ。
なんならこの話、6〜7年前なんだけど、妙に覚えていて時々思い出すのだ。家事分担モヤモヤの本質がある気がして。

 今朝、めんどくさいなーと思ってゴミ箱を開けたらすでにゴミが捨てられていた。私より朝の早かった旦那が捨ててくれたようだ。
前述の、「まとめて運んでセットして」が完璧に遂行されている。
こうなったら感謝の言葉しかない。
ありがとう。

あ、でもまとめて運んでセットして、には続きがあるのだ。

「まとめて運んでセットして、これからも続けてね」

 この一言を飲み込むか、伝えるか。せっかくしてくれたのに余計な一言だ。伝えなくても気づいてくれたらいいなー。
旦那は宇宙人でもないのに、察する力を求める私。
その繊細な心の駆け引きも、家事分担の奥深さの一つかもしれない。

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