シェア
漆黒
2021年9月2日 20:54
ただひたすらに暗い、出口も見えない街灯も月明かりもない道を歩いている。私はひとり道なき道を進む。この道は何処に繋がっているのか。この道は何処に繋がっていくのか。私には分からない。分からないからこそ、私は歩みを止めない。「ねぇ、誰か。。。」ただひたすらに暗い、出口も見えない街灯も月明かりもない道を歩き始めた頃は、誰か居ないものかと声を掛けていた。誰でもいい。私を見て、私に声を掛
2020年6月29日 22:20
どんよりとした低い、低い雲の隙間から明るい光が差し込み始める。「これなら晴れるかも。」私は手早くスケジュールを確認すると、今日の日付を探す。「うん、明日の昼までは大丈夫。」出かける時にいつも持っていくお出かけセットを押し入れから引きずり出し、車に積み込むと私は家を飛び出した。「この角度だとこっちか。」私は町の地図を頭に描きながら、光の差し込む方向からベストなポジションを探る。こ
2020年6月19日 00:29
~君へ(僕より)~君へ。君は何故に毎日笑っていられるのだろうか。君の笑顔を見るたび僕は、幸せな気持ちになるのは何故なのだろうか。君が頑張っていることや、前に進もうとしている事は知っているよ。僕の声を直接届ける事は、なかなか出来ないけれど、僕の思いを君に届けたい。~君へ(私より)~君へ。君が居るから私は笑顔でいられるよ。君が笑顔で迎えてくれるから、私は笑顔でいられる。
2020年6月19日 00:31
「おはようございま~す。」私の名前の書いてある部屋にはいると、、、誰もいない。それもそのはず、個人の控え室なのだからいるはずがない。それでも私は声に出す。誰かが言ってたなぁ。。。『ショシンワスレルベカラズ』誰もいない。1人は寂しい。1人は悲しい。1人は辛い。お願いだから1人にしないで。私を1人にしないで。ねぇ!聞いてるの!?寂しいの!悲しいの!不安になるの!お願いだから!私の心が叫
2020年6月19日 00:32
私はピアノが嫌いだ。ピアノの鍵盤を弾く指が舞う。鍵盤を走る指の動きや強弱で、感情で変わる旋律。私の心を見透かされているような気がしてならない。いつか先生が言っていた。「何か不安な事とか嫌な事があったのかな?音に出てるよ。」私の心の奥底をピアノを通して見られている。そんな思いがして私はピアノから距離を置いた。幼い転は鍵盤を叩けば音が鳴るピアノと言う楽器が大好きだった。 私がピ