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noteのご縁で買った本

本が好きです。

昔はそんなに好きではなかったけど、今は大好きになりました。

なぜなら本は、すごいものだと知ったから。

本を書くのには大変な労力を必要とします。何週間も何ヶ月もかけて1冊の本が作り出されます。

でも労力の割には、あまり利益は得られません。本が1冊売れたとしても、著者の手元に入るお金はほんのわずか。

それでも著者が本を作るのは、読者に伝えたいことがあるから。全身全霊をこめて書いてくださる本がわたしは大好きなのです。

でも世の中には、たくさんの本があふれています。どれを選べばいいのか迷うことも。

そんな中、幸運にもnoteで著者の方々とお知り合いになることができました。ご縁をきっかけに本を読ませていただきました。

ありがとうございます🙏

発売されるのをずっと待ちわびていましたが、やっと届きました。横山小寿々さんの本です。

横山さんは数年前に慢性疲労症候群という病気になりました。

慢性疲労と勘違いされやすいこの病気を、周囲に理解してもらえずに、大変苦労されたそうです。

慢性疲労症候群は筋痛性脳脊髄炎という名前で、筋肉や脳や脊髄が関わる病気のようです。

本を読んで、病気のため寝たきりになった絶望感がひしひしと伝わってきました。それでも生きたいという気持ちを育てられたのはなぜか? 

本の中には娘さんがつくってくれた絵本が紹介されていました。思わず涙が出ました。

続いてご紹介するのは、ゆずさんの本です。

ゆずさんが生まれ育った家庭環境は複雑で、子育てに自信が持てなかったそうです。

夫婦どちらも高学歴ではなく、教育にお金をかけたわけではなかったそうですが、お子さんが三人とも国公立大学に合格されたそうです。

そんな中、ゆずさんは進行性の指定難病を発症しました。

現在の家族のこと、過去の家族のこと、ご自身という人間について考えて、本に書きつづっておられます。

以前にもご紹介させていただいた高見純代さんの本です。

ご自身の体験にフィクションをまじえた小説です。

子どものころからの病気や乳癌や子宮体癌などの、壮絶な闘病体験にただただ圧倒されました。

病気になったときの絶望感や治療に対する拒否感。女性という性への思いなど、すべてを赤裸々に語ってくださいました。

いけばなが心の支えになったそうです。

病気を克服されたあとは、愛を伝えたいと活動されています。本当に頭が下がる思いです。

最後に福島太郎さん。以前からたびたびご紹介させていただいています。

福島の農家をモデルにしたこの本は、地元を愛する福島さんの熱い思いが書かれています。福島太郎さんの本を読むと、福島県という土地の事情や歴史を勉強できます。

じつは、こちらの本は原稿の段階で拝見させていただきました。沖縄に関する記述で気になったところをご意見させてもらっています。

福島と沖縄のご縁をつないでいただいたような素敵な作品です。

福島太郎さんも心臓の不整脈の病気を経験されています。病気をきっかけに人生の悔いが残らないよう、やりたかった作品づくりを始めたそうです。

わたしはこの世に「病気」や「死」があるからこそ、人は人に優しくすることができるのではないかと考えています。

ご紹介した著者の方々みなさんが、闘病を経験されています。
病気をきっかけに自分の人生を見直して、生きる活力に変えることができたように感じました。

簡単なことではなかったでしょう。それができたのが、まさに奇跡だったのかもしれません。

わたし自信はまだ、大病を経験したことはありません。

でもじつは、わたしの母親は生まれながらに大きな病気を抱えていて、二十歳まで生きられないと言われたそうです。

だから、わたしがこの世に存在することが奇跡のようなものだと思っているのですが、詳しいお話は時が来たら書くつもりです。

noteのご縁とみなさまの本を読むことができた奇跡に感謝申し上げます🙏

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