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移動してもいいし、移動しなくてもいい。負けたくない気持ちが自分らしさを見つける近道 〜移動の変革期 「旅と働く、その先へ」レポート

いつかは僕も、いつかは私も、多拠点で暮らしてみたい、仕事をしてみたい。首都圏の仕事を地方で行えるようになった昨今。

どこに暮らす、仕事をする、また誰とつながることを自分で選択できる時代で、沖縄でどんな働き方を描くことができるのか。

HafHの大瀬良亮さん、ランサーズ株式会社の根岸泰之さん、新しい働き方LAB 沖縄コミュニティマネージャーの久貝将太さん、そしてモデレーターのおきなわダイアログの水澤陽介が「旅と働く、その先へ」をテーマに進めていきます。

移動してもいいし、移動しなくてもいい。


沖縄に限らず、地方に住みながら東京を中心に仕事を行えるようになって、自分にあう暮らしを選択できるようになりました。

みんながチャンスがあるなかで、これまでの「東京に出ないといけない」という地方ならではの一種の諦めが自分の可能性を狭めてしまうことにもなると大瀬良さんは言います。

加えて、これからの旅と働くでは、「(地域を)移動してもいいし、移動しなくてもいい」選択肢が増えてくることで、地方での魅力はどうなる伝えるべきかなど課題が浮き彫りになってくるそう。

HafHでは、こうした地方の課題となる「暮らす・働く・つながる」場として役割を担っていきたいと語ります。

自分「らしさ」と軸に定める


終身雇用やマイホームを持つことなど、これまで時代のステータスが代わりつつあります。車も、駐車場も、家も、これからは仕事も。シェアリングできる時代において、ときに自分らしさを選択するむずかしさについて、根岸さんが伝えます。

ランサーズの新規事業としてフリーランスにも、福利厚生を受けられる仕組みづくりを行なってきたなかで、どんなに仕組みがあっても、個人が自分らしい選択肢を知ること、そして摑みとろうと思わないと変わらないんです

とはいえ、自分らしさとは何か、そもそも軸を持つとはと自己内省が必要となり、苦しさがつきまとうことも。ときに、考えないほうが楽でさえある、そんなときやりたいことを見つけるヒントを大瀬良さんが伝えます。

就職したとき、自分の強みって何だろうと苦しんでいました。でも、何に負けたくないかと棚卸しすることで、『地元、長崎のことなら負けたくない』と思えました。

だから、長崎の至るところに足を運び、キーパーソンと言われる人と対話してきたなかで、次第に長崎をキーワードに自分なりの強みへと転換することができました。

だから、会場に来てくださった今、自分らしさと苦しんでいる方は、何に負けたくないかと考えてみると自然と軸につながってくると思います

「ゆでガエルの法則」から、ビジネス変化を対応する大切さ

今回、登壇者は20代、30代、40代と年齢が一回り違うメンバーでお届けしたイベント。

「将来のことはまだわからない…目の前の仕事や役割をとにかく必死で食らいつく」と久貝さん(20代)からの意見を飛び出す場面も。最後にこれからの「旅と働く、その先へ」について語り合いました。

大瀬良さん:
東京にずっといると、ビジネスの環境変化が感じられない可能性があります。たとえば、日本ではここ最近導入検討中のサービスでも、他の国では当たり前に運用、そして普及レベルまで進んでいます。

これは、ゆでガエルの法則といって、緩やかに昇温する冷水に入れたカエルは、水温の上昇を知覚できずに死亡する、ということわざです。

日本全体が気づいたらビジネスガラパゴスにならないように、沖縄から、また地方からビジネス環境変化を生み出す、そんな独自性がもっと必要だと思うんです。

編集記


おきなわダイアログでは「居場所の拡張」として、北谷「AIENアイエン コーヒー&ホステル」で開催しました。

今まで、那覇だから集まりにくいみなさんに、「旅と仕事 その先に」考えられる機会を作られて、嬉しく思います。

新しい働き方LABでは、9月8日に自分らしさを実現するために、「Lancers 1Day Boot Camp 自分らしい価値を生かして、稼げるノウハウを本気で学ぶ」を開催します。

沖縄で暮らしながら、東京で働くヒントとなれば幸いです。

HafH 公式サイト

ランサーズ 公式サイト

新しい働き方LAB

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