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病気になっても豊かな人生を送るために

最近、病気を予防することにすごく注目されていて、とても良いなと思う反面、
「病気したら終わり」みたいな考えも強くなっている感じが気になります。(考えすぎ…?)

個人の努力で防げる病気もあれば、防げない病気もあります。

例えば難病は、

  • 原因がわからない

  • 根本的な治療法が確立されていない

  • 生活にもろに影響を与える 

という、防ぎようのないとても大変な病気です。

私の大好きな祖母は、パーキンソン病という難病を患っていました。

パーキンソン病は脳神経の病気で、
体を思うように動かすことができないので、日常生活を送る上で介護が必要でした。

祖母は、お酒は飲まないしタバコは吸わない、暴食せず健康的な生活を送っていたのに、「なぜ自分が…」と、とても悔しかったと思います。

そんな状況でも祖母は、病気の進行を遅らせる為にお薬を欠かさず飲んでいたり、介護の負担を少しでも軽くしようとリハビリをすごく一生懸命頑張っていました。

祖母の頑張る背中を見て、
病気になっても選択肢がたくさん拓かれている社会になればいいのになと思いました。

具体的に思ったのが、

  • 訪問看護や訪問介護を使って家で過ごせる選択肢をつくる

  • 保険内でできることが限られすぎている(訪問時間と回数)

  • 看護や介護をしてくれるスタッフは自分の居心地の良い人を選べる

  • たまにショートステイとか使う(その施設も自分のお気に入りの場所)

  • 施設に「入ってみないと中での生活がわからない」状態をなくす

  • 賃貸の引越しみたいに、その施設が合わなかったら違うところに気軽に移れる

  • 移動支援がもっと身近なものに

上記のこと果たそうとしたら、医療従事者側の人員確保とか質の低下とか、いろんな課題があると思いますが…

結論:病気になったその先の世界を豊かなものに

病気を予防することはとても大事ですが、

病気になったその先の世界というのも、とても大事です。

病気になったその先を社会全体でもっと想像できれば、必要なケアや体制にも結びつくし、
選択肢が多い方が生きやすいし「病気だからしょうがない」と諦めることが減るのではないかと思います。


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