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TDC2024(東京銀座/ギンザグラフィックギャラリー)

TDCという言葉を初めて知った。
グラフィックって本当に自由で底知れないパワーを感じる。


銀座という街の一角で

ギンザグラフィックギャラリーは銀座の路地に少し入った場所にひっそりとたたずんでいた。
この控えめで近代モダンな感じが、スタイリッシュな銀座のイメージにマッチしている。

銀座という街は画材屋やギャラリー、画廊が多い印象があって、昔は地方には売ってなかったコミック画材を伊東屋に買いに来たものだ。
大きな赤いクリップ看板が目印。

ハイブランド店が立ち並ぶ中で、ちょこちょこと老舗の画材屋や時計店、飲食店などもあり今昔が綺麗に羅列していると感じる。

最先端だけど、歴史を重んじるような、そんな雰囲気が銀座。


TDCってなんだ?

恥ずかしながらTDCというものを知らなかったので調べました。
どうやら文字の視覚表現をメインとしたグラフィックデザインの研究や提案などを行う団体のことらしい。

メンバーには大日本印刷の財団やフォントのモリサワ、ドラマやCMのタイトルを手掛けるピラミッドフィルムなど…文字に関する会社や関連に携わっているディレクター、デザイナーなどが在籍している。

文字表現の世界

Webデザインを学び始めてから歴史をはじめとして、グラフィックデザインも現在進行形で学ばせてもらっている。
最近は同人誌制作においても学んだことが生かされているようで、とても奥深くて面白い。
それはタイポグラフィから、手書きのものから、文字の表現って何百年前から何万個以上の数が生まれて、さらにまた編み出されてるって凄いなと思う。

ド定番な感じのフォントたち。青と赤の二色が相まって絵になる。

文字も絵の一部なんだなと感じることが多々あって。

文字ひとつだけでも文字がいっぱいあっても絵になるんだなって思う。

おお…確かにこれは寄り道だ…
道になっているフォント。
レコードLPのデザイン。
ゴシックと明朝ってアンマッチ感あるのかと思いきや
割と良い感じの雰囲気を出していた。
造園屋さん。囲われた敷地内に事業内容が書いてあるのがお見事。
よく見ると、鉄道会社のロゴがびっしり。
地図だった。
Louvreの文字に所蔵されている美術品が入っている。
面白い。

顔が…好きだな…と思ったもの

どんな気持ちの顔なんだろうか…
信号機が優勝だった
映像ではどんどん近づいて…この顔がドアップ。やられたという感じだった。
鳥の顔が…よかったんです…
間取りと鳥のアンマッチ感がなんとも言えない。
パン屋さんの”顔”。色んな形のOK。同じものはない。

違和感と編み出すグラフィック

店名フォントとイラストのアンマッチ感…が逆にオシャレ
めちゃめちゃ浮遊感だある”フォント”
まるで生きてるみたい。キモイ(誉め言葉)。
なんとも言えないアイコンがコワイような、違和感を感じる。
そのアスタリスク(*)とAの横のOはなんなんだ。
気になる。

常識から逸脱したべらぼーなもの

コミックのわき役をメインにした作品。べらぼーだな。
なぜこんなにギュッとしたのか。
読めない。べらぼー。
ホースが浮いて”居る”。
まるでそこに”居る”かのように。
べらぼー。
謎のキャラクターが老舗のロゴになっている。
べらぼー。

常識から発展したグラフィックの面白さを感じる展覧会だった

言語化が正直苦手なほうなのだが、今回の展覧会はなにか、何とも言えない不思議な面白さを感じた。

デザインの法則的なこと、当たり前のことを持ってみるとぶったまげた作品ばかりだ。

ええ?こんな表現も良いの??と商業的な感じでは無い。
しかし惹かれるグラフィックをしている。

なにがそう思わせるのか、各々感じてほしい。

べらぼーでした。

お隣では展覧会とリンクしたショップがあった。
併せて行ってみると面白い本ばかり置いてあった。

七の文字と丁の文字が特徴的。


【おまけ】GINZASIXでのグラフィック

明らかに太陽の塔が宇宙な猫と吹き抜けを飛んでいた
5Fにあるアートグリューというスペースで展覧会があったので立ち寄ってみた
岡本太郎作品もあった


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