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人間観察を極めたら悩み消えた

どーも、オキドクです。

今日紹介するのは、くらはしまやこさん
『人間観察を極めたら悩み消えた』


「性格」というのは、その人の全てを表すものではない。あくまで「システム」、人間観察を通して他者・自分のストレス状態を知り、心に余裕が生まれ人生が自由になる。






目次

1.俺様系の本質は「実はびびり」。ジャイアニズムの行動原理とは

2.レシピを見ても結局テキトー。「料理に再現性がない」人の行動原理

3.アップル製品にこだわる人の心理

4.「あなたの為」と言われてイラっとする人、嬉しい人

5.意識的にマウンティングする人、無意識でマウンティングする人



1.俺様系の本質は「実はビビリ」。ジャイアニズムの行動心理学とは




かの有名な剛田剛さま(ジャイアン)のお言葉ですが、このような強引な俺様主義をこの本では「ジャイアニズム」と読んでいます(笑)
ジャイアニズムの世界では、「力があることを示す」ことがともかく大事なので、

無駄にケンカを仕掛けます。

火のない所にあえて火種をおこすような感じ。このタイプは「ザ・リーダーの人」です。
絶対的な自信を持って振る舞うことが出来る、「人の上に立つこと」が目的。
この人の面白い行動的特徴は、「オーディエンスがいるところでやる」傾向にあることです。(笑)
つまり、「俺は強いんだぞ」というパフォーマンスの一環です。

このタイプな人は、豪快で物事に無頓着に見えますが、人を「敵・味方」「勝ち・負け」の目線で見ているので、誰に対して強さをアピールするかは、実は吟味しています。

気に入らないことがある場合には、水面下で情報操作や仲間を増やすためにマインドコントロールを行う事もあり、こっそり動く事も少なくありません。

性質としては、たとえるなら「野生動物」「豪快な合理主義」
しかし反面では、その野生の勘はどこからきているかというと、「ビビリ」にあります。

自分がトップでないと誰かにやられるかもしれない恐怖が人一倍強く、その恐怖から強さをアピールします。

しかし、人望がまったくないというわけではなく、いい状態のときは
「映画版ジャイアン」のように仲間を守るために力を使えるカッコいいリーダーとなります。(笑)

よくありがちなのは
このタイプの社長は社名に自分の名前を入れたがるそうです。(笑)
この視点で会社やビルの名前で観察すると、なんとなくオーナーのキャラクターが想像できて面白いですね(笑)


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2.レシピ見ても結局テキトー。「料理に再現性がない」人の行動心理学




この著者が書いてある事と同様に、私も「大さじスプーンは味見用」、食材の入れ忘れに気付いても「ま、いっか。」くらいの感覚で料理するタイプです。(笑)


このタイプは「ワクワク大冒険な人」です。
たとえば、フレンチという看板でありながら焼き魚定食を出しているお店、日替わりのおやずを数十種類つくるお店など、

「ここは何屋さんなの?(笑)」

というお店は、店主がこのタイプの可能性が高いらしいです。同じ冒険好きの人には理解出来るのですが、「定番」を愛する人達からは敬遠されがちかもしれません。
そんな特徴からもわかるように、

このタイプは器用貧乏なとこらがあり、興味があちこちに移り、何かを極める前に別のことを始める傾向にあります。


なので、その道の深みを知らないまま「何でも浅く広く」となり、結果的にものごとの本当の面白さに気付けない、となりがちが難点となります。


このタイプはが一つのことを深めていくには、ゲーム性や遊びを適度に取り入れて、自分を楽しませることがポイントになります。

「やらなければならない」という義務感やルールを強いると、このタイプは一気にやる気が削がれ、現実逃避が始まります。


ただし、このタイプが調子を上げると、「これだ」と思ったことを深く追求するようなり、反対にものごとの浅瀬や表面的な知識では満足できなくなってくるのです。

このタイプの周囲の人は、なにかルールを強制したりせず、ある程度泳がせてあげるといいらしいです。


自身の現実逃避に気付き、現実を面白くすることを自ら考えるのが、このタイプにとっては重要になります。


ちなみに、集中力の改善には実は体幹を整えることが有効らしいです。



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3.アップル製品にこだわる人の心理

いつもスッキリと片付いた部屋、置かれているパソナはアップル社製。かける音楽はシャレた洋楽、腕にはアップルウォッチがはめられ、携帯はiPhone。彼は言います「別こだわっているわけじゃないけど、効率的だから」と。(笑)

このタイプは「達成こそ価値な人」の傾向にあります。何にしろ遊び心があって、勝手に同期もしてくれて、アクション少なく目的に達する事が出来て、とにかくスタイリッシュ。

彼らのモットーは「遊びも仕事もクールに」


であり、住む場所、車、、パートナーなど「前よりも確実にステップアップすること」を価値として生活を送る傾向にあります。
このタイプのパートナーを持つ女性から、

「彼の気持ちがどこにあるかわからない」

とよく相談を受けるそうです。(笑)


このタイプは、心と心が触れ合うような親密な付き合いを避ける傾向があるのです!!

なぜなら、彼らが求めているのは「成功者」のイメージであり、その裏には「本当の自分を人に見せる恐怖」を潜在的に抱えているからです。

その恐怖から、人の気持ちを「重い」と感じたり、中には複数のパートナーシップを維持することで「潜在的な自分」というイメージを聖火の灯火のように守ろうとする人もいます。



このタイプの人は、「自分はドライで人に入れ込むタイプではない」と自己認識している事が多いのですが、その傾向は「人と近づきすぎる事で自分のイメージが変わってしまう恐怖」によるもので、人知れず不眠である事もあります。

また、興味深いのは「人に近づきたくない」と恐怖とともに、心の底では「自分の本質を見てくれる人」を求めている傾向にあることです。(笑)


まとめると

潜在的には誰かとつながる事を求めていますが、簡単には心を許しません。
ですから、このタイプには「自分のものにしよう」とか「ずっと一緒にいてほしい」といった執着を持って接すると、かえって距離が遠のいてしまいますので注意しましょう。


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4.「あなたのため」と言われてイラッとする人、嬉しい人



「あなたのためを思って」というフレーズがよくあります。この言葉には、「そうなる事が相手の幸せであるはずだ」という思いがあって発せられるわけですが、このような表現を好む人、好まない人がいます。

好むタイプは「よくしたい人」「してあげたい人」「よくシュミレーションする人」です。

いずれも具体的な基準を持つことを大切にするタイプなので、自分自身もこのフレーズを「言われたい」人たちでもあるらしい。


一方、

これに対し強く反発するのが「自分自身でありたい人」「ワクワク大冒険な人」「みんなの和を保つ人」です。


いずれもコントロールされることを恐れるので、「あなたのために」という思いを「押し付けられた」と感じ過剰に反発する傾向にあらります。
この人たちに見張りやルールを強化するのは反発を強め、互いのみぞを深める結果にしかなりません。


まずは意思を確認し合い、お互いの行動原理を知る事で、基準を下げていく事です。本来どのタイプも、状態が良ければ相手にある程度合わせることが出来るのです!!


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5.意識的にマウンティングする人、無意識でマウンティングする人





「マウンティング」という言葉は、もともと動物(サル等)が、他の個体に馬乗りになって「自分のほうが上だ」というアピールからきているのですが、人間のアピールの仕方はタイプによって様々です。

嫌ですよね〜、マウンティングする人(笑)

大きく分けて3つ!!




タイプ1.「達成こそが価値な人」

このタイプは「スペックやステータス」によるマウンティングをします。住む場所、高級外車、高級ブランドのバッグや時計、クレジットカードなどのアピールだったり、オシャレな景色やアイテム、生活スタイル、自身の実績や人脈などをアピールしてきます。



タイプ2.「ワクワク大冒険な人」

このタイプは、「わかってる感」を出すマウンティングをします。何事も飲み込みが早いぶん、「私、それわかってます」感を出しやすく、自分は「わかってる人」だと人に見せることで自分の立ち位置を確保しようとします。ストレスが強い人だと「なんでさっさとやらないのか理解が出来ない」といった言動を取る人もいます。


タイプ3.「ザ・リーダーな人」

このタイプは、何か一つの行動でマウンティングするというより、あらゆる言動がマウンティングの要素を持ってらしいです。「5億円の家をキャッシュで買ったんだよ〜」と具体的なお金の話をしたり、過去の武勇伝を積極的に語ったりする傾向にあるでしょう。


この上記3タイプは「意識的にマウンティングする」人たちです。次は無意識にマウンティングするタイプも3つに分けられます。

これから紹介する無意識タイプに共通するのは、とても良く働き、努力家という点です。心身が健康なときは問題ないのですが、

調子が下がってくると、がんばり屋という性質が災いして「無意識マウンティング」が発動します。(笑)





タイプ1.「良くしたい人」

他の人が「いい加減だ」と感じることが増えると、「自分が全部やらなくてはきちんとした物ができない」と、あらゆる事を抱え込み、「自分でやったほうが早いし、良いものが出来る」という思いが強くなり、時には「世界の人がみんな自分ならいいのに」とすら思うかもしれません。(笑)

こーゆー人いますよね?(笑)



タイプ2.「してあげたい人」

たとえるなら「みんなのお母さん」。その性質が過剰に出てくると「自分がいないとあなたは何も出来ないから」と、あれこれ世話を焼くようになります。ただ、この行動には相手を自分に依存させようという面もあるので、他人のテリトリーに踏み込みがちです。



タイプ3.「シュミレーションの人」

このタイプは先回りが得意なのですが、調子が下がると「せっかく自分がやってあげたに」という感覚に陥りやすくなります。また、勤め先、かつていたチームや地域などの「所属組織」を盾にして優劣をつける事もあります。例えば、出身地、親の職業、高校や大学、何年入社か、相手のスペックを確認し、自分が上だと思うと横柄な態度が出たりするのでしす。


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この本では「エニアグラム」という性格分析で、大きく9つにタイプを分け、ケース別に特徴や対処法が細かく展開されています。


こんなヤツいるわーって感じしますよね?(笑)
職場の人を当てはめてみませんか?


上記はほんの一部で、印象に残った章を少しまとめました\(^o^)/


自分はおそらく、タイプ⑥か⑨です。。

おすすめです。

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