見出し画像

お片付けに悩んだら

おもちゃが散らばり片付かない部屋。子供に片付けてほしいけど、どうする?

おもちゃを片付けてほしい母。その横で「片付けたって意味ない。」と、夫は言う。

ナゼ?

「片付けたって意味ない。」とは言うものの、丸一日過ごす家が片付いたきれいな状態を目にすることは精神衛生上有意義なのではなかろうか。特に母の。
ホコリとか呼吸器系に良くないし。
「遊んだら片付けてから次のおもちゃを出す」ってたいていの人達言われて育ってるんじゃないの?

夫は言う。

無理やり片付けることには意味がない。
意志力を使って行動を起こしたり起こさせたり、教育したりすること自体に無理がある。
それこそ自己コントロールの仕方を学ぶ機会として捉えるといい。
意志力をできるだけ使わずにできる方法を親が考えてあげる必要がある。

 10秒片付けるとか?カゴにまとめて入れるとか?

ゲーム性を持たせたり、片付け自体を簡易にすることもいいね。段ボールダンプで押し入れに押し込むのもアリかと。
要するに片付くことを目的にするんじゃなくて、片付けるという行動によって何を学ぶかを目的にする。

 爽快感とか?

違う笑
そもそも低年齢時に片付ける習慣を急いで身に付ける必要性は?

 習慣化した方が大人になってからも片付けるんじゃないの?

逆に子どもの頃に習慣化していなくても大人になってから習慣化したものを考えてみて。

 早寝早起きとか?せざるを得ない状況だからでしょ?すっとできてた方ノンストレスで過ごせるんじゃないの?

ノンストレス下だと発想する機会がなくなる。
めんどくさいけどやらなければならない状況でないと、技術の進歩や知識獲得のモチベーション、ひらめきや工夫が生まれない。
めんどくさいことを強制すると管理下でないところでやらなくなる。
だから「片付けた方がいいよー。」という伝達のみが親ができる最大の事。
さらに効果を上げたいなら、モノを増やしたら倍減らす仕組みを作る、とか、きれいになった状態の部屋の写真を額に入れて飾るとか仕組みから行動をデザインする。

 おー。納得。ストレス下の発想の機会。
 「ストレスなく整理整頓ができるように。」は先回りして間違ってるってことか。ヘリコプターペアレントとかいうやつ?

でもそうなっちゃうのは親として通常で、子ども想いであればあるほどそうなりやすいでしょ。
自分が片付けるの嫌だからね、そうなってほしくないと思うよね。

だいたい親自身がモノ捨てられてないじゃん。人間だれしも損失回避傾向があるから、捨てることを拒む。

 とりあえず片付けた部屋の写真を撮ってゴミ捨てに行こう。

そうそう。
ただ、モノには適正な量というものがあるので無理して捨てる必要はない

 なんて話になりました。

長い目で見て、「片付けなさーい!」なんて怒ることのなきよう努めたい今日この頃…。まずは自分の物から。


この記事が参加している募集

#子どもに教えられたこと

33,104件

#最近の学び

182,077件

#育児日記

50,078件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?