【30日間連続読書感想投稿チャレンジ】Day12 青い眼がほしい

連続読書感想投稿12日目です。始まりは下記から。

青い眼がほしい　トニ・モリスン/大社淑子　早川epi文庫

『パトリックと本を読む』を読んだ時にトニ・モリスンのノーベル文学書受賞スピーチの引用があり、えらく感動してどんなものを書いている人なんだろうと『青い眼がほしい』を読んでみました。

ピコーラ。ああピコーラ。なぜピコーラがこんな目に合わなければならないんだろうと周りの大人たちを、子供たちを憎もうにも彼等にも彼等の物語があって、誰が最悪でその人がいなければピコーラは幸せだったのに、あの人さえこうしてくれていればと誰かを憎ませてくれない書き方なのがつらい。
青い眼が手に入ったって本当は意味がない。でも青い眼さえあればという考え方になってしまうのは青い眼であるかないか白い肌であるかないか以外に本当のところ人種間での差など存在しないからなんじゃないかと思う。

青い眼がほしい-ハヤカワ・オンライン

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