見出し画像

監査チームにアサインされるためには?!

前回、新入社員が最初にする事は『待機』と書いた。今日はその続き!会計士の世界は狭く、大学の先輩・後輩、受験・予備校仲間とかで結構繋がってたりする。そのため、要領の良い子は、入所前にどんな監査チームがあるかを先輩や先に合格した友達に聞き、自分がアサインされたい監査チームと話をつけてたりする。そうやって、自分から売り込みしたり、監査チーム側からアサインを受けながら関与チームを増やしていく。そうこうしているうちに、自分にとってのコア監査チーム(※1)が何となく決まっていく。このように、どの監査チームに所属するかは、自分で売り込みをする以外は運の要素が強く、また、売り込みをしたからといって必ずしもその監査チームに入れるとは限らない。そういう現実を反映してか、我々の業界には『神ジョブ』、『クソジョブ』という言葉がある。『神ジョブ』は簡単に言うと仕事が楽な監査チームの事をさし、『クソジョブ』は、頭がオカシく浮世離れしたパートナー(※2)、マネージャーが取り仕切る監査チームやクライアントリスクが高く仕事がキツい監査チームの事等をさす。監査チームによって仕事の難易度やキツさに差がある以上、ある程度は致し方ない部分もあるが、『神』とか『クソ』という言葉を使い、若いうちから過度に仕事を選別するのはどんなもんかと・・・最初のうちは凄い違和感を感じていた。しかし、数年、監査法人にいると、自分もつい同じ言葉使ってたりすから驚きである!朱に交われば赤くなるとはよく言ったものである。

※1 コア監査チーム : 自分の主力アサイン先の監査チこと。事務所内でコアジョブどこ?と話したりもする

※2 パートナー : 監査報告書にサインをする偉い人のこと。50代、60代のパートナーの多くは会計士がふんぞり返ってた頃の余韻を濃厚に残しており、自分を偉い・凄いと錯覚しており老害化しているパターンが多い


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?