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鬼滅の刃の大正時代はどんな生活だった?炭治郎の村には電気が・・【岡田斗司夫】



大正時代とは何かって言うと

1912年が大正元年

鬼滅の刃がだいたいストーリー
始まったのも大正元年あたり

タイタニック号が沈没したのも
1912年大正元年

明治天皇が崩御した
明治という大きい時代が終わった

いろんな物が詰まってるんですけども

大正時代のわかりやすい資料は

まあ資料と言うかですね

鬼滅の刃が案外いい資料なんで

ちょっと今回使ってみようと思った

これは鬼滅の刃に出てくる浅草

あまりに明るすぎて華やかで人が多いから

第7話ですね

炭治郎が超ショックを受けるシーン

浅草の遠景で

寄った浅草

いっぱい旗が立って

夜も電気であかあかと輝いてる

炭治郎は何でここの明るい浅草に
ショック受けたのかって言うと

電気の明かりがあるからじゃない

すでに炭治郎の村でも
電気って当たり前なんですよ

もうね 1話でですね

近所の村に炭を売りに行くシーンで

近くの村に行ったら 電線です

凄い高い電線が生えてて

ものすごくたくさんの電柱が生えてて

電線が走ってるんですよね

エンディングでもですね

電線がきっぱり見えてるわけですね

このエンディング 何やってるところかって言うと

街に向かって炭を売り行ってるシーン

炭治郎の家と麓にある村の間に
もう既に電線が走ってる

既に村では電気が当たり前になって

もうあと何年か待てば

炭治郎の住む家のあたりに

電気がきてもおかしくない

いやいやそんなこと言っても

まだまだ炭治郎が住んでるような
山奥の一軒家まで

電気なかなか来ないんじゃないかって
考える人いるか分かりませんけど

これ後で話しますけども

大正時代はものすごい早さで
電化が進んだ時代

ガス水道は遅いんですけども
電気がすごい早い

普及率もめちゃくちゃ高くなる

つまり

竈門炭治郎が見上げていた空

あの作品の中で
アニメでもゲームでも

僕らは「彼らが見上げていた空」は

ついつい青空を考えちゃうんですけど

違うんですよ

彼らが見上げてた空は

よっぽどの山奥でない限り

だいたい電線が空を走ってる

電線が空を区切ってる
僕らが見ていた空にわりと近い

そういうお話なんです
大正時代ってそういう時代

具体的に言うと

明治15年 1882年ですね

今日話すお話の30年ぐらい前に

もう既に東京の銀座に日本初の
電灯(アーク灯)が灯っています

この頃(30年前)は電気珍しかった

わざわざ電気で灯った明かりを見るために
人々が来たぐらいだった

しかし炭治郎はこの さっきのですね

浅草に行ったのは
もうそれから30年経ってる

既に日本全国に発電所が建ちだしてます

すごいですよね

電灯は東京を中心に急速に普及して

さらにエレベーターとか あと電車など

電気は動力用としても利用されてます

大正5年に全国の工場では
電化率が50%超えてる

つまり日本全国ですよ

日本全国の工場が

もう既に石炭とかそういうのではなくて

電気になってる 5割になってるのが

大正という時代なんですね

まだですね 家庭では

井戸とか薪で炊いてるのが
あったと思うんですけど

ただそれもですね

明治時代の石油ランプが廃れて

上水道とかガスとか電気が
どんどん普及してきました

これも明治の末の話です

家庭用電化製品が出たのも大正時代で

扇風機出るわ電気ストーブ出るわ
電気アイロン出るわですね

電気コンロがもう既に発売ではなく
普及しはじめてます

大正の元年で

プリキュア・・

ブリキとかセルロイドのおもちゃなど

新素材のおもちゃも登場してるので

炭治郎が弟たちに買おうかなと
思ってるおもちゃも

既に僕らの持ってるようなものと
そんなに変わらなくなってる

カレーライス・とんかつ・コロッケは
大正の三大洋食と言われるぐらいで

人々のご飯も急激に変わっていたのがこの時代

これが大正時代なんですよ 面白いことに

そんな時代ですね

人々が熱狂したのが活動写真

鬼滅の刃にも活動写真出てきます

炭治郎が歩く浅草の街

ここにですね

ちょっと見えにくいんですけど

この部分に活動って書いてるんです

活動って書いてるんですけども

これ別のカットなんですけど

今夜の映画の看板見たのがあるんですけど

これたぶん有名な浅草の電気館だと思います

活動写真っていうのは

英語のモーションピクチャーの直訳

今の言葉で言う本当に映画ですね

毎月1日 映画の日

毎月1日は映画の日♪

この日はみんな1000円じゃ♪
って言ってるじゃないすか

あれなんでかって言うと

1896年にですね

神戸でキネトスコープですね

映画の元祖みたいのが公開されたのが

本当は10月25日か26日ぐらい
だったらしいんですけど

期間があったので

11月1日にしましょうってことになって

日本では映画の日が11月1日になってる

なので記念で毎月1日は映画の日

それで映画が1000円で見れるわけなんです

#岡田斗司夫 #岡田斗司夫切り抜き #鬼滅の刃 #大正時代 #活動写真 #歴史 #漫画 #アニメ #日本史

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