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わたしはいま、本業である専門学校教員のほかに、キャリアコンサルタント活動の一環として日本キャリア開発協会長野地区に所属して地区長の役割を果たしています。

また、3年前から職場の基礎代謝®改善ファシリテーター、2年前から日本キャリア開発協会のピアファシリテーターとして、限られた範囲ながらも活動を続けています。


周囲からは「教員とキャリコンの二足のわらじを履く」と評されることもあるのですが、わたし自身は少し違和感がありました。

気になったのでこの機会に言葉をきちんと調べてみたら・・・違和感の正体が判明しました。


【二足の草鞋を履く】
両立しえないような二つの職業を同一人が兼ねること。特に、江戸時代、博徒が捕吏を兼ねることをいった。現在では「会社員と作家の二足の草鞋を履く」など、両立が困難と思われるような職業を兼ねることにもいう。
[類語]掛け持ち・兼職・兼業・兼任・兼務

デジタル大辞泉:小学館

両立しえないような≫二つの職業なんですね!

教員として学生の就職指導を行ってきましたから、その延長で国家資格キャリアコンサルタント(取得時はCDA:キャリアディベロップメントアドバイザー)は両立しうる職業です。

むしろ日常の学校生活でも話を聴くスキルを活かせていますし、興味関心を持って問いかけることやその人の世界観を理解しようと関わることはキャリコンの学びの中で身につけた技術が支えてくれています。


最近よく耳にする「二刀流」も似たような言葉ですが、こちらもどうもしっくりきません。

【二刀流】
1 両手に1本ずつの刀を持って戦う剣術の流派。宮本武蔵の創始した二天一流(二天流)などが有名。
2 酒も甘いものも両方好きなこと。また、その人。両刀づかい。
3 二つの物事を同時にうまく行えること。また、その人。両刀づかい。「投手と打者の二刀流をこなす」

デジタル大辞泉:小学館

3の二つの物事を≪同時にうまく行える≫という部分に自信が持てていないのでしょうね。

いくつもの資格を通じて得た知識や技術を同時にうまく使いこなせているかと問われると・・・まだまだ力不足だと感じます。

満足できていない以上、二刀流なんて畏れ多いという気持ちが湧き起こるのだと思います。

でも、2のお酒と甘いものは大好きなので、この表現であれば胸を張って言えそうですが(笑)



大切なのは『違和感』です。
「なんだかしっくりこない」という感覚は、本人だけのものです。
その感覚を別の言葉で表現できるよう、考え抜くことが大切です。
それが『意味づけ』になると思うんです。


わたしにとっての「二足のわらじ」のように、みなさんにとって違和感を覚える言葉ってありますか?

その違和感を他の言葉で例えるなら・・・どんな表現ができそうですか?



明日も素敵な一日でありますように。

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