「何かを持ち帰ってほしい」という気持ち
学びの場を提供する側としていつも心に留めていること。それは、
「何かを持ち帰ってほしい」
という気持ちです。
どんなことでもいいので、一つでも学びになった、参加してよかった、と思ってもらいたいと願い、常に全力で臨みます。
先日のビジネスマナー講座もそうでした。
中学生たちに、これから参加する職場体験だけでなく、5年後10年後に社会に出たときに役立つ何かをいまから意識してほしいと思って、彼らの心に伝わるように必死にお話ししてきました。
廊下で、昨年マナー講座に参加してくれた現3年生とすれ違ったのですが、気持ち良いあいさつをしてくれました。
少なからず昨年の講座が役に立ったのかな・・・と感じられるできごとだったので、とてもうれしい気持ちになったんです。
でも一方で、「何かを持ち帰ってほしい」というのは、講師であるわたしの気持ちであって、参加者が必ず何かを得なくてはならないわけではないんですよね。
あまり押しつけがましく与えるのもよろしくありません。
これはカウンセリングを行っているときに、特に注意が必要なことです。
「悩みを受け止めてあげたい」
「苦しみを軽くしてあげたい」
「なんとか問題を解決してあげたい」
そんな気持ちになって、つい力が入り過ぎたカウンセリングになるケースです。
十分な時間をかけて信頼関係が築けていれば、こちらから提案して物事を進めていく「コンサルティング」的な関わりも出てくるでしょう。
しかし、初回面談や短時間での面談の場合は、
「まず相手の話したいことを十分に聴く」
ことが必要ではないでしょうか。
実はその関わりが、相手に持ち帰ってもらう最高のプレゼントになっていることも。
何を持ち帰ってくれるかは相手に委ね、自分の思い描く結果を求め過ぎないことが、大事かなと思っています。
今日の全国オンラインキャリアカウンセリングでも、きっとたくさんの方が相談をして、それぞれに何かを持ち帰っていただいたはず。
今日の一番の宝物は、
CDAにじっくりと話を聴いてもらえたこと
かもしれませんね。
次回は12/10(土)に開催します。
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明日も佳き日でありますように
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