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「気づいた人がやる」ってことに気づく人・気づかない人


2023年6月19日に再編集しました。ぜひこちらもご覧ください。



家庭でも職場でも、「気づいた人がやる」という仕事ってありませんか?

例えば、共用の場所を掃除する、荷物を運ぶ、備品を補充する、などです。

特定の人でなければできない仕事以外の、誰がやってもよい“ちょっとした仕事”は無数にあります。

得てしてこういう仕事は「気づいた人がやる」というルールになっていることが多いですよね。


ところでみなさんはこのような仕事に対して、積極的に行うタイプですか?それともあまり気にしないタイプですか?


わたしは「気づいてしまう」ため、結果的として積極的に行うタイプになってしまいます。

「誰かがやらなければ、誰もやらないのではないか?」と不安になってしまうんです。

家でも夫婦二人のため、「妻がやらないことはわたしがやること」と捉えて自ら動いてしまいます。


一方で気づかない人は、本当に気づきませんね。「きっと誰かがやってくれるから、自分がやらなくてもいい」と思うのか、まったくもってやろうともしません。


しかし、仕事が止まることはありませんし、気づいた人がやることでうまく回っているように思えます。



でも、よくよく考えてみると、気づいた人はやることが増えてしまいますよね?

そして、気づかない人はそんな仕事があることも気づいていませんから、やってもらっていることにも気づいていません。

だからやっても感謝する/されることはなく、何となく気づいた人が損をしているような状況に陥りがちです。



これは目の前のできごとを、「自分事として捉えるか」「他人事として見ているか」の違いにあると思うんです。

気づく人は「自分がやるべきこと」として見えるのでしょう。誰かに任せることを気にして、自分がやらないといけないような感覚になるのかもしれません。

気づかない人は「誰かがやってくれること」として見えるのでしょう。わざわざ自分がやるべきことではないと感じるのかもしれません。


どちらが正しい・間違っているということではありません。すべて捉え方の違いにあるということです。


この違いがお互いにわかっているのであればよいのですが、理解が不十分だとトラブルの原因になります。

気づく人は「なんでやってくれないの?」と感じますし、気づかない人は「なんでわたしがやらなきゃいけないの?」と感じるでしょう。

このままでは平行線をたどってしまいます。


そこで、①仕事の見える化、②原則担当制、という方法を取るのはいかがでしょうか?

①仕事の見える化とは、気づいた仕事を書き出すことです。リスト化することで、全員で共有することができます。特に気づくタイプの人がリストを作り、普段どんなことを行っているかを伝えることは効果があります。

②原則担当制とは、仕事の責任の所在を明らかにするということです。担当がはっきりすれば自分事として取り組むことができますし、誰が何をやってくれているのかを互いに理解することができます。

こうすると、普段の仕事も多くの仲間によって支え合っていることがよくわかりますし、仕事の偏りも明らかになっていきます。そして、互いに感謝の気持ちを抱くようになります。

「○○をしてくれてありがとう」と具体的にやったことと感謝の言葉を組み合わせると、自分の努力が認められた感じがしてやる気が湧いてきます。

すると「やらされている」感じがなくなり、「人のためにやっている」という気持ちが大きくなります。それはさらに工夫しようとやる気を起こすことにつながっていきます。



そうは思いつつ、気づいたらやってしまうタイプのわたしは、黙ってどんどんやってしまうので、誰にも気づかれないで仕事をこっそりと終えていることも多いんですよね(笑)

でも気づかない間に終えているということに、実はこっそりと喜びを感じているので、感謝の言葉がなくてもいいと思ってしまいます。

それが忙しさの原因になっているような気もしますが・・・

これもまた、『情けは人の為ならず』の精神からくるのかもしれません。


みなさんは、どちらのタイプですか?



明日も素敵な一日でありますように。

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