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#44 出産の考えに性差がある。

2021年2月28日。

子宮頸管のこともあって、意外に考えることが多いのだけど、その過程で感覚がパートナーと明らかに違って気持ち的に追い詰められたので、記事にまとめておこうと思う。


子宮頸管が短くなって考えたこと

前の記事でも少し書いたかもしれないけど、子宮頸管が短くなると早産のリスクがあるので、早産とか切迫早産のリスクがある。

これによって考えておかないといけないことは、
・入院の準備
・子供グッズ&衣服の購入
・自分で事前にやっておきたいことの対応

その他、先を見据えて考えたいのは、
・プレパパママ教室の参加
・保活に向けた下準備

と、ざっくりだとこんなところ。タスクとか作業として挙げたいものはたくさんあるけど、あまりにも多いと大変なので、最低限このくらいにしてる。人によって違いがあるので、量は個人差があるはず。

産休に入ったとはいえ、仕事以上にやることが多いって実感がある。


出産の考えに温度差がある

そう思ったのは子宮頸管のトラブルがわかってからだ。

パートナーには『産前に入院しないといけないかもしれない』とだけ伝えてみたが、『そうなんだね』とあっさりとしたリアクションで終わってしまった。当時は理解されないことがキツイと感じた。

後々になって、伝え方に問題があったなと反省もしたので、

・子宮頸管が短いことの問題点
・対策&対応すべきこと
・私がやろうとしてること(やりたいこと)

を伝えた。それでようやく理解してくれたし、事前に準備したいこともスムーズになって産前に余裕を持って過ごせる目処がついた。結果オーライだったけど、『ここまで説明しないとわかってもらえないんだ』と面倒くささも感じたのは事実だった。

これは性差によるのかもしれない。
女性は身体の変化も負担もあるから、自分事として捉えられるし何をすると良いのかも考えやすいし想像もしやすい。対して、男性はそういうのがないから、わからない。つわりの辛さを理解できないのと同じなのかもしれない。

あともうひとつ、致命的だなと思うのは、妊娠、出産、子育てに対して無関心(無頓着)ということ。

男性にとって自分事にしにくいのは理解できるとしても、自発的に妊娠、出産、子育てに対して知ろうとする意識がないんじゃないか。男性にとっても自分の子供ができるわけで、その責任を負う立場でもあるのに........と腹立つなとも思った。

個人的な感覚に過ぎないが、『これだから使えないと言われるんじゃないか』と言われがち。男性の育休が話題になってる中で『男性が育休を取っても意味がない、邪魔なだけ』と感じる女性が多いんじゃないか。

女性も万能ではないし、男性が仕事で不在がちになるぶん子育てに必死になってがんばってる。それの足手まといになる言動をするのは、女性にとっては迷惑でしかない.......というのが正直なところ。


出産を控える身として言えること

男性でも価値観はたくさんあるし、自発的に調べて行動して女性をサポートしてる場合もあるけど、レアな存在のはず。男性が育休を取るくらいなら、福祉の面でフォロー体制が強化されれば十分とも感じてしまう。

これは行政に頼る部分が大きいけれど、私のように自分の親が毒親で頼れない女性は意外に多い。

行政でも病院でも『頼れる家族はいますか?』と言われることが多くて、『いない』と言うと、決まって残念そうな顔をされてしまう。家族に頼れないのは悲しいことなんだろうか?

個人的には悲しいとは思っていない。むしろ、ハッピーだったとさえ思っている。家族神話にとらわれて苦しむよりは気持ちも晴れやかで、肩の荷もおろせる。自分の家族が自分を不幸に陥れる元凶になる場合はあるし、それでもずっと一緒にいなければならないのは不幸を強いられている他ない。

だからこそ、自分が選んだ相手とは家族として大切にしたいと思う。私にとっては自然の流れだ。

行政に頼る前に、まずは身内にアプローチしてできることを模索する。できることをやっていけば家族の関係も変えられるし、やりやすい方法を見つけられるんじゃないのかなとも思う。

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