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#83 毒親と子供を会わせなくていい。

この記事では、

✓ 毒親育ちで、パパもしくはママになった
✓ 毒親と子供を会わせるべきかどうか迷っている
✓ 毒親から「子供に会わせろ」と要求されて困っている

という状況に置かれて方に、毒親育ちママの私の視点で紹介します。少しでも参考になれば嬉しいです。


毒親育ちが産後すぐに決めたこと

ズバリ、「何があっても、毒親に子供を会わせない」です。

我が家の毒親の特徴は、過干渉と価値観の強要です。私はそれにうんざりしているし、子供が毒親の悪影響を真に受けさせたくないと懸念。「子供を毒親から守る」という意味で、このような選択をしてました。

私がこの選択に至ったのは、自分のストレスを減らすためです。「身勝手な人間だ」と批判されるかもしれませんが、メンタルをすり減らしてまで親との関係を大切にしたいとは思えませんでした。

人はひとりでは生きられないし、支え合っていることに異論はありません。それは対等な関係を築けてはじめて成立するものであって、一方的に搾取されたり不利益を被る関係はストレスになるだけです。仕事では難しくても、プライベートの人間関係は取捨選択してもいいハズ。その対象に毒親が当てはまったにすぎないのです。

私のように、毒親をすぐにぶった切らなくてもいいと思います。自分の目で毒親と子供を会わせてもいいか見極めてください。大切なのは、毒親育ちのあなたが自分で選んだ選択に納得することです。


毒親の要求は基本的に拒否姿勢

とはいえ、私は出産報告だけはしたので、毒親から「(子供に)会わせろ」と言われました。が、出産した病院がコロナの影響で立ち合いNGだったので、即拒否。現住所を明かしていないので、毒親が自宅に押しかけてくることもありませんでした。

とはいえ、「毒親と子供を会わせたくない」と思っていても、それが難しいこともあるので、思いつくだけ挙げると以下のとおり。


・何でもいいから適当に理由を並べる
・毒親が自宅に来たときに居留守を使う
・毒親のLINEやメールを既読スルーする
・毒親から電話が来ても出ない(着信拒否)
・嫌そうな顔をするなど露骨な拒否反応を示す
・鍵を開けて家に入ってきたら警察へ通報する


どんな理由であれ、「毒親と子供を会わせたくない」と考えているなら、それを徹底しましょう。毒親に効果的な方法がわからないので、会わせない方法をできるだけ考えて実践するしかありません。


悩んだときはデメリットを検討

最後に、毒親と子供を会わせるか会わせないかで悩んでいるなら、すぐに決断しなくてOK。あなたや子供にデメリットがどのくらいあるのか、慎重に検討してください。

悩んでいることを即決すると、判断を見誤りがちです。会いたくないのに会おうとしたり、その逆をしたり……この見誤りでメンタルのえぐられ具合がかなり変わります。

適切な判断ができると、覚悟を持ててメンタルの負担が最小限に抑えられます。判断を見誤ると、覚悟ができていない状況で毒親から攻撃をされ、その判断をした自分に自己嫌悪に陥るという悪循環。自分の時間が毒親に奪われる状態になるので、それだけは避けてもらえたらと思います。


毒親と子供を会わせるか判断材料

私がその判断材料を提示するのは微妙なので、同じ状況に置かれたら以下のとおり。


・子供の年齢
・費用(妥協できる予算におさまるか)
・日程
・行く日の参加者数
・子供の予定があるかどうか
・パートナーも行くかどうか


子供の年齢

子供が大人の言葉を真に受けることがあるので、ある程度自分で分別をつけられるようになるまでは、子供に会わせたいとは思えないでしょう。

なぜなら、毒親は否定語を多用、価値観を強要するからです。子供がそれを鵜呑みにして、それ通りにしなければならないと思い込んでしまったら……子供の人生が毒親にコントロールされてしまうかもしれません。それだけは何としても避けたいと思っています。


費用

ケチくさいと思われるかもしれませんが、正直、自分が会いたいと思っていない人にお金をかけたくありません。わざわざ時間と労力をかけてあげるんだから、それ以外は最小限にしたいと思うのも自然ではないでしょうか。

なので、極論、こちらの出費がタダなら検討の余地ありですが、そういうわけにはいかないので断る口実を探すことになりそうです。


日程

毒親には、仕事の影響で「予定は土日か祝日に入れるもの」という謎ルールがあります。実際に予定が入っていなくても、土日に予定が入っていると口実を使い、提案を拒否する姿勢でいます。

ただし、法要など、義務的に行かなければならないときは、後々で紹介する条件も含めて検討するかもしれません。が、面倒に巻き込まれそうな予感がするなら、もっともらしい理由をつけて断ります。


行く日の参加者数

私の家族と毒親だけの最少人数であれば、会わせる余地はあるかもしれません。ですが、きょうだいの家族をはじめ親せき一同がそろうとなると、子供の勉強や進学先など、デリケートな話に土足で踏み込まれるリスクがあります。

教育方針は家庭によって異なります。毒親の価値観を押し付けられたり、子供の良し悪しを学力だけで判断されたりするのは不快でしかありません。架空の予定を作ってでも、断固拒否するでしょう。


子供の予定があるかどうか

子供がある程度大きくなれば、習い事を始めるかもしれません。私もパートナーも仕事をしているので、土日に習い事が入りやすいと想像しています。

子育て中は、どうしても子供ファーストになりがちです。毒親がそうであったかは別にしても、予定があることを盾にできるハズ。


パートナーも行くかどうか

我が家の場合、パートナーが平日休みの仕事をしているので、毒親が望む土日に出かけられません。毒親の中で、「平日休み=忙しい」という認識をしているので、毒親から会う約束をしづらい状況です。パートナーの忙しさを口実にうまく利用できるハズ。

私は、毒親に会うことがリスクと感じているので、どちらかと言うと毒親と子供を会わせないための理由探しをする選択肢に偏ってます。あまり参考にならないかもしれないので、あなた仕様にあわせて項目を作ってみてくださいね。


まとめ:毒親に会わせなくていい

この記事では、


✓ 毒親育ちで、パパもしくはママになった
✓ 毒親と子供を会わせるべきかどうか迷っている
✓ 毒親から「子供に会わせろ」と要求されて困っている


について、毒親育ちママの私の視点で紹介しました。少しでも参考になれば嬉しいです。

よっぽどのことがない限り、ママ友をはじめ、周りの人に家庭の事情を細かく話すことはありません。毒親と子供を会わせることに悩むくらいだったら、会わせない選択をしていいんじゃないかと、個人的に思います。

毒親育ちは、毒親の言いなりになる傾向があります。自分で良し悪しを判断する前に、思考がフリーズしてる影響もあるかもしれません。だからこそ、すべて選ぼうとはせずに手放すという選択も選択肢に入れてみてもいいのではないでしょうか。


このコラムでは、毒親育ちママの私が、子育てや仕事で考えたこと、感じたことをざっくばらんに紹介しています。「子育てが不安」「悩みを聞いてほしい」などのご相談がありましたら、下記よりご連絡いただけると嬉しいです。


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