#71 自分を変えよう!と思ったときに毒親育ちがやったこと。
この記事では、
とお悩みの方にとって、参考になれば嬉しいです。
できない自分を続けるのをやめたかった
私が「変わろう!」と思ったのは今から約7年前。自分の親が毒親だと気づいたときでした。
ちょうど「毒親」という言葉が出始めた時期で、今のように世間で浸透していなかった言葉でしたが、毒親の概念を調べ、自分のこれまでの事を振り返った結果、自分の毒親だと判断しました。
そう判断したのは、私は親から言われたことに対して深く気にすることが多いと感じたからです。
たとえば、私が広告会社の営業として新卒入社したとき、毒親は「お前には無理」と始める前から全否定。結果的に、肌に合わなくて3ヶ月で辞めたのですが、「私の言う通りになった(ざまあみろ)」と言うだけで、フォローは一切ありません。それまでにも進学など転機になる出来事のときはかならず全否定されてきました。
幼いころから、私は親が言うことがおかしいと思うことが多かったし、反抗することが多かった方です。しかし、即親からやることなすことすべて否定され続けた結果、「失敗するんじゃないか」「また批判されるんじゃないか」と毒親の言動に対して無意識のうちにビクビクしていたことに、毒親だとわかってから気が付きました。
そこから過去の出来事を振り返って、私の場合は毒親の影響が人間関係にも及んでいました。当時の人間関係を見ると、私に対して暴言を吐く人、全力で否定する人、マウンティングを取る人、意図的に傷つけようとする人がばかりでした。
私にも非があったかもしれないし、「自分は絶対に悪くない」と言うつもりはありません。しかし、自分に自信が持てず劣等感のかたまりになっていて、主従関係のある人間関係になっていたし、これ以上その関係を続けるのは良くないから、できるだけ早く離れた方がいいと決断。このときに、自分を否定し、劣等感を持ち続ける人生から逃れたいと思うようになりました。
自分を変えるためにやったことは多め
自己評価では、私が自分を変えるためにやったことは時間的に多めだと思います。具体的には下記のとおりです。
ひとつひとつはシンプルで、誰でもできることです。しかし、自由時間の90%くらいを費やしていたので、おそらく誰もができることではなかったんじゃないかなと考えています。
断捨離
自分のことをリニューアルするつもりで取り組んでいました。私の場合、根本的な原因となっていた人間関係を改善するのがもっとも重視。持ち物も嫌な記憶がともなうとテンションが下がるということで、とことん断捨離をしました。
断捨離については下記の記事で紹介しています。
ミニマリスト化
断捨離の延長線上です。不要なモノをすべて手放したら、ミニマリストになっていました。余計なものがなくなって、生活しやすくなりました。生活環境や普段の生活でストレスがなくなったので、性格が穏やかになったような気がします。
ミニマリストについては下記の記事で紹介しています。
お金周りの勉強
結果的に毒親と絶縁して自立心が強くなったのもありますが、ちょうど「老後資金に2,000万円が必要」というニュースが出て、親権に考えるようになりました。主にYouTubeで動画を見て学びました。
▼高橋ダンさん
▼もふもふ不動産
▼大河内薫さん
副業の勉強
自分で仕事をしたいと漠然と思っていたので、毒親と絶縁したのを機に始めることにしました。とはいえ、やり方を知らないので勉強は必須。こちらも基本的な知識はYouTubeで学びました。
▼両学長
▼マナブさん
▼ヒトデせいやさん
知識・知恵の習得
自分の親が毒親だと気づくのと同時に、私自身も思い込みが激しくて視野が狭くなっていることにも気づきました。このままだと毒親と同じような気性になってしまうように感じたため、視点を広げるためにも色々なモノ・コトに触れた方がいいんじゃないかなと思い実践しました。
具体的な方法は読書、美術館や博物館へ行く、オフ会(イベント)に参加して他の人の話を聞いてみる。子育て中の現在は外出がなかなかできないので、YouTubeを多用しています。
▼ハック大学
▼フェルミ漫画大学
▼本要約チャンネル
▼メンタリストDaigoさん
ホームレスの件で賛否両論ありますが、出典元があるので内容が客観的で活かせる点が多いです。
変えるためには自分のことを信じ続けること
毒親の影響を受けていたころ、私は自己肯定感が低かったです。新しいことを始めるにしても「何をやってもダメ」「どうせ失敗する」と思って取り組んでいました。だから、「自分のことを信じろ」と言われても現実的ではありませんでした。
しかし、あるときマザーテレサさんの言葉を読んで感銘を受けて変化がありました。
この言葉を自分事に置き換えると、
といった具合に負のループにはまって、最悪の場合、毒親と同じように誰かにとっての毒のような存在になってしまうのではないか、という恐怖。何が何でもなりたくない人間に自分がなるおそれがある、その事態は何が何でも避けなければと強く思いました。
そのために当時の私ができることは「何が何でも現在の自分を変えること」です。いくら自己肯定感が低くても、自信が持てなくても、自分のことを一番信じてあげられるのは自分しかいないんじゃないか、という結論に至りました。
誰でも、始めから自信がある人はいないでしょう。多かれ少なかれ「大丈夫かな」と不安を抱えながらでも取り組んで、その途中で問題が起きたら適宜解決をする、そのくらいのスタンスがちょうどいいんじゃないかなと。不安を抱えながらだと慎重になるので、ひとつひとつを着実にクリアしていけるのは強みでもあります。
失敗から学べることはいくらでもあるし、糧になります。が、できれば避けたいことでもあるので、小さく始めます。お金を使うなら少額から、時間の問題なら10分からというように、細かく区切ってみると楽々とクリアできることが増えます。
まとめ:リカバリーの方法はいくらでもある!
この記事では、
について紹介しました。新しく始めたいことがある方、なかなか行動に踏み出せない方の参考になれば嬉しいです。
どんな人でも、失敗のひとつやふたつは経験しているハズ。失敗するのは怖いですが、それが起こらないように工夫を凝らしているのもまた事実です。失敗と思えることを失敗にさせないこともできるので、リカバリー方法はいくらでもあるのです。
自分で責任が取れる範囲なら、何をしてもしなくても自由です。「変わりたい」と思うときこそ、思い切った判断をするのもアリです。いつもと違うことをすると、そのぶん自分の変化を感じられるので、ぜひ行動に起こしてみてくださいね!
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