#57 臨月前までにやるべきこと7選。
2021年7月17日。
この記事では、私が妊娠中に『ネットとかで紹介されてなかったが、やってて良かった!』と思ったこと7つを紹介する。梅雨が明けて暑さが厳しいけど、少しでも穏やかな気持ちでマタニティライフを過ごしてもらえたら嬉しい。
臨月になると何が起こるかわからない
この記事を書こうと思ったのは、私自身、臨月の前後で予期せぬ事態が多発したからだ。
私の場合、妊娠38週目で出産した。世間的には「普通」の範疇かもしれない(周りに比較対象できるママがいないので、よくわからないが)。
妊娠した直後から、医師に「赤ちゃんがしっかり着床してるから、安産間違いなし」と言われていた。その言葉があったので、「なーんだ、思ったより余裕じゃん」なんて思ってもいた。今はこの思いを撤回したいくらい。
✓ 35週目くらいで、切迫早産のリスクが判明→絶対安静
✓ 38週目にちょうど入って前期破水(3回破水した)
✓ 診察に行ったら、妊娠高血圧の診断→緊急入院
今となっては良き思い出。自画自賛ながら、不測の事態が立て続けに起きたのに冷静に対処できたのは、何が起きても大丈夫なようにぬかりなく準備をしていたから。特に妊娠・出産は何かが起きてからでは遅い。
私が臨月までにやっておいてよかったことは下記のとおり。
① 出産の段取りを理解する
② 入院グッズを用意する
③ 陣痛タイマー(アプリ)をダウンロードする
④ 陣痛タクシーに登録する
⑤ 保険・銀行・パスワード情報を整理する
⑥ マイナンバーカードを申請する
⑦ 近所の赤ちゃん教室・子育て教室を調べる
これだけだとわかりにくいので、それぞれ理由と体験談を含めて紹介する。
① 出産の段取りを理解する
何が起こるかわからないと、恐怖でしかないからだ。
破水と排泄の違い、出産時の心持ち、出産の流れは知っておくと参考になる。私は「自分は大丈夫」という何の根拠もなく過信する傾向にありほぼノー知識だったし、翌日に診察に行く予定だったのもあり、前期破水をしても悠長に構え過ぎた......という反省点がある。分娩先の病院からアドバイスされて、前期破水した日に通院したけど、あらかじめ概要だけでも段取りを知っておけばもっと早く対処できたのかもしれないと思う。
ただし、体験談やリスクの情報は控えたほうがいいと思う。情報過多になると逆に不安や恐怖をあおるだけになりかねないし、メンタル的に疲弊したら元も子もない。
② 入院グッズを用意する
予期せぬタイミングで入院することになったら、入院の準備がままならない。
病院があらかじめ用意してくれるものもあるので、入院先の病院によって用意するものが違う。病院の資料を読み、かつYoutubeで先輩ママの動画を見て情報収集するのがおすすめ。パートナーや家族に足りないものを持ってきてもらうこともできるが、コロナ禍だし、基本は自分で用意したものだけで入院生活を送れるようにしておきたい。
私自身が準備していてよかったもの&準備しておけば快適な入院生活を送れるだろうと思うものは下記のとおり。
✓ レジャーシート(車中で破水した場合に備えたもの)
✓ 趣味のもの(できるだけコンパクトになるもの)
✓ イヤホン(室内で子供と過ごすときに携帯で音楽や動画を見るとき用)
✓ 現金(SuicaやPasmo対応はあるかもだけどクレカなどは未対応)
✓ 湿布(慣れていないと肩こり・腰痛がひどい)
✓ スティックドリンク(飲みすぎはよくないけど、気晴らしになる)
嗜好によって必要なモノは違うけど、本格的に子育てに入る前の最後ののんびり時間になるので、できるだけ自分を甘やかす環境を整えておきたい。
③ 陣痛タイマー(アプリ)をダウンロードする
陣痛タイマーは陣痛の間隔を計測するものだ。私は陣痛が起きてから入院したわけではなかったが、腹部の痛みを計測するために使った。
医師から「何か質問はあるか」と診察のたびに言われていたので、医師の判断材料にもなるかも?と思って伝えていた。医療関係者でも妊娠・出産の知識に長けているわけでもないので、診察に活かしてもらえていたのかはわからない。けど、医師から何も言われなかったから、異常や危険がないというふうに捉えて安心材料にはなった。
本来の用途で使おうと思うと、「あまりの痛さで、使うどころじゃない」という方もいるはず(それだけ痛かった)。産後にアンインストールすればいいので、それまではお守り程度にインストールしておくのもアリ。
④ 陣痛タクシーに登録する
臨月になると、安静のために自宅で過ごす時間が増えるとはいえ、外出先で破水したり何らかのトラブルが起きる可能性がゼロではない。自分一人で対処しなければならない事態もあるかもしれない。
実際に陣痛タクシーを登録したが、何社か申し込みをして登録できたのは2社のみ。私の住んでいるエリアがタクシーの配車エリアに含まれていなかったのだ。
陣痛タクシーが比較的新しいサービスっぽいので、どの地域でも使えるサービスではないかもしれない。インターネットで調べて、片っ端から問い合わせメールを送ったり電話したりするのは面倒だし、絶対登録しておかないといけないものでもない。
トラブルが起きたら時間の問題になる場合もある。家族やパートナーがいる時間にトラブルが起きる場合もあるので、陣痛タクシーに限らず自宅から病院までの交通手段を複数用意しておくのがおすすめ。
⑤ 保険・銀行・パスワード情報を整理する
助産師さんに「(出産で)よほどのことがなければ命の危険はない」と言われたけど、特に初産だったのもあり不安だった。もしもの場合があったとして、パートナーが諸対応をするときに困らないように整理をしていた。
自分のことは自分で把握できていても、パートナーが把握できてるか、把握していても対処できるかは別問題。デリケートなところをさらすようで嫌な気持ちになる人もいるかもしれないけど、育児が始まったら細かいことになかなか手が回らないし、結果オーライだった。
もしも続きになるが、今、連絡を取っている人の名前(ふりがな付き)、住所、電話番号、メールアドレスも念のためまとめた。パートナーが仕事だったために口頭で伝えられなかったので、置手紙をした。終活でやることと似ているのかもしれない。
⑥ マイナンバーカードを申請する
私の住んでいる地域では、保育園の申し込みの際にマイナンバーカードのコピーを提示を求められる。
復職するつもりだったので、妊娠4ヶ月目くらいの昨年10月に区役所に2021年度分の保育園の募集要項を取りに行き、内容を確認していたときに知った。当時マイナンバーを作っていなかったので、慌てて作った。
申請はインターネットでできるが、受け取りはネットで受け取り日時を予約してから鶏に行かないといけない。申請から受け取りまでは2ヶ月くらいかかる。2月後半か3月始めに申請したので、受け取りは産後。子供と一緒に移動するのは労力がかなりかかるので、必要であれば早いうちに動いた方がいい。
⑦ 近所の赤ちゃん教室・子育て教室を調べる
住んでいる地域の市区町村やNPO法人が運営していて、子供の遊び場でもあり、子供が同世代のパパやママと交流する場でもある。住んでいる地域によって名称が違うはず。気になる場合は、役所の子供支援事業をしている課に問い合わせれば教えてもらえる。
私の場合は、たまたま最寄り駅にNPO法人が運営している子育て教室があったので、妊娠中に見学させてもらった。子育てが未知の領域だったので、見学によって少し想像ができた。ワンオペ確実なのもわかっていたので、相談できる場所があるのがわかっただけでも心強かった。
今は市区町村が運営する赤ちゃん教室と子育て教室に通っているが、いずれにしてもスタッフさんも参加しているママも心穏やかだ。そんな人ばかりではないかもしれないが、そういうことも含めて偵察に行ってもいいと思う。
まとめ:心配や不安をできるだけ小さくしよう!
何度目の出産であれ、心配も不安もつきもの。何が起こるか最後までわからないものが出産だと思う。医療従事者ではない限り、正確に身体の症状はわからないけど、自分にできることは身体が動くうちにやっておくのはアリ。
心配や不安をこぼすのは自由だが、それによって自分で自分を苦しめかねない。どんな経緯であれ授かった命。ママが穏やかな気持ちで子供を迎え入れることで、ママも子供もハッピーになるんじゃないかと思う。
助産師さんから「出産は、ママだけでなく子供もがんばってるんだよ」と言われて、私は自分だけでなく子供も不安に駆られてるのかな......なんて、陣痛MAXのときにふと思ったりもした。子供は話せないから本心はわからないけど、子供だって世の中に出ることを恐怖だと思っていてもおかしくはない。ママの心配や不安を小さくすることが、子供が安心して生まれてこれる環境を作ることにもつながると思う。
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