小3男子と行く大阪ふたり旅_DAY2 （おまけのみ有料）
小3息子と大阪ふたり旅、2日目。
（おまけ漫画を有料設定にしていますが、旅行記は無料で読めます）
1日目はこちら。
朝、まだ寝てる息子に声をかけてから1階へ降り、ホテルの朝食をテイクアウトする。部屋で食べたいと伝えると紙のパックに詰めて部屋へ持ち帰れるのがありがたい。
白いベーグルに生ハムとオニオンスライスをたっぷり挟んだり、チュロスに生クリームを欲望のままに乗せたり、たこ焼きもすこし。旅のカロリーと栄養には目を瞑る。前夜にコンビニで買ったものと合わせて、まだ完全には目が開いていない息子と部屋でいただきますをした。
さて、2日目の旅程。
※1日目と同様に、息子の許可を取って旅ノートから転記。
7：00 おきる
7：30 ホテルのあさごはんをたべる（軽食）
8：00 ホテルから出る
9：00 大阪城にのぼる
11：00 新世界をブラブラあるく
ビリケン神社にいく
つうてんかくでならぶ
すべり台！
うまいぼうショップへ！
串カツ食べる
でんしゃでいどう
つるはしえきにとうちゃく
コリアンタウンでブラブラ
だんだんと適当になっていくのも愛おしい。やがて漢字もなくなっていくアルジャーノン的な旅程。だいたい時間通りにはいかないから、これぐらいゆるいほうが良いのだ。夕方には大阪を出る予定なので、柔軟に対応しよう。
2日目はあいにく雨が降っていて、勢いよくホテルを出たものの大阪城へ行くのは躊躇われた。それでも「いや、行く」と言い切るリーダーに従い、最寄り駅で傘を買う。うちの長女が晴れ女なのだが、息子は空を見上げて「きょうお姉ちゃん機嫌悪いのかなあ」と憂いていた。
お堀の周りをぐるりと歩いて、朝イチに大阪城へ到着！これが夕方だったら私の体力が無理だったわ。足が悲鳴を上げ始めている。
大阪城は一応エレベーターもあるのだけど、1階と5階しか繋いでおらず、つまり展示を見るにはほぼ階段だった！MAPを見ると各階に展示があり、私は覚悟を決めた。
2階に上がると兜・陣羽織の試着体験があり、500円で試着して写真を撮り、小さなカードみたいなものを印刷してくれる。息子は真田幸村の兜を選び、練習してきたんか？っていうポージングをキメていた。
カメラマンのお兄さんが、「よかったらスマホでおふたりも撮りますよ！」と言ってくれてツーショットを撮ったのだけど、息子がポージングで動くもんだから、兜のツノが刺さりそうになり、すさまじい形相をした私の表情までスマホに収められていた。やるね、カメラマン。
このあとの写真がなーんにも残ってないのだけど、スタンプを押したりジオラマを見たり、なかなかに忙しかった。とりわけ「秀吉の生涯」の映像が面白くて、いちばん長く居た。
やっとの思いで天守閣に着くと、息子は景色にさして興味を示さず、小さなお土産ショップでキーホルダーを買った。1階のショップでも、なんならそのへんの土産屋でも売っていそうなアニメキャラのキーホルダー。
並んでるから別のとこで買えば？と言ったら「ぼくはここで買いたいから」と譲らなかった。天守閣で買ったキーホルダーと、そのへんで買ったキーホルダーでは違うのだ。なんか、それってかっこいいね。
大阪城を出る頃にはチケット売り場も大行列していて、はやく来て良かったね！という息子に先手必勝について説きながら、地下鉄で通天閣へ向かう。
恵比須町駅から通天閣に向かう道すがら、レトロゲーム店に足を止める。私なら立ち寄らない場所にも、息子は目を輝かせる。
「ぼく、ゲームウォッチでやってるから」とドヤ顔で4面ワープまで見せつけてきた。（ゲームウォッチでできるのにここでもやるの…？）という言葉はギリギリ飲み込んだ。機械の操作方法がちがっておもしろかった！とご満悦。
近くにはうまい棒ショップもあり、家族でうまい棒の味当て大会しよ〜と盛り上がり、大量のうまい棒を購入。よく考えたら地元で買えばいいのに、旅のテンションって本当にこわい。
ようやく、通天閣！
（あらやだ写真がない）
通天閣には長くて速いすべり台があると聞いて、すごく楽しみにしていたけれど、通天閣に登る入口すら大行列している。これは並ぶと時間がかかるね…とすんなり諦めてお昼を食べることにした。
ザ・王道の串カツだるまは、雨だというのにどの店舗もアホみたいに並んでいて、通りから外れたガラガラの串カツ屋さんにゴール！
串カツって久しぶりに食べるとすごくおいしい。サクサクでしつこくなくて、このままたくさん食べて飲んでなんにも考えずに寝たい、という満たされた気持ちになる。
それにしても、大阪はどこへ行っても接客レベルが高い気がする。串カツ屋さんでは息子のおひやをジョッキでくれたし、お兄さんたち妙にハキハキしてるし、もしかしてせっかちな民族なんかな。全てのペースが半歩早くて心地よい。お店を出るときにはパッと傘を渡してくれて、息子が席に忘れたポケモン時計も走って届けてくれた。あっぶね〜助かった〜
もう良い時間になってきたけれど、最後にまだ行くところがある。息子がガイドブックを見て心に決めていた場所、コリアタウン。
鶴橋駅まではJRで移動して、コリアタウンまで歩く。もう足は限界だが、息子と狙っていたお店があるのでめげずに歩く。さっき、串カツ食べたけど。
ちるちゃん冷麺という路地裏のお店。キレイであたたかい店内、優しい雰囲気の店員さん。拝みたくなる。
まず、写真右上の黒い湯呑みに入ってた牛骨スープがたまらなくおいしかった。寒かったから、これだけでうわ〜ってなる。気に入りすぎて、後日ダシダ（韓国の牛骨だしの素）を買ったほど。
冷麺は氷入りでキンキンに冷えており、細い麺をはさみで切っていただく。う、う、うまい！なにこれすごいおいしいじゃん…息子と取り合いながらするすると食べる。お店の方が息子を気遣ってキムチを別添えにしてくれたので、私は小皿でキムチとお酢マシマシでもいただく。しあわせだ。
大満足のあとは、ぶらぶらタイム。
これはもうデートよね。テンションが上がっているので、行列にも並んじゃう。
以前に食べたものよりも心なしかカリカリもっちりで、おいしかった。食べるのが早すぎて写真が間に合っていないが、あまじょっぱいものが大好きな私も、奪い返して必死に食べた。
コリアタウンでは娘と夫にお土産を買い、娘リクエストのりくろーおじさんのチーズケーキを買うためだけに半泣きで再び難波へ。（鶴橋から近鉄に乗れるのに！）
最後は旅の終わりを惜しむように、帰りも近鉄ひのとりを予約し、駅でコロッケとおむすびを買ってギリギリまで食べた。帰りの電車では死んだように眠ったのだが、あとで万歩計アプリを見たら、2日間で28kmを歩いていた。
こうして旅行記を書くのは、「楽しかった」を確定する作業なのかもしれない。記憶を削ぎ落として、大事な思い出だけ連れていく。
※旅行記はここで終わりです
以下の有料部分には、旅先で立ち寄った場所リストと息子が描いた4コマ漫画が4本。100円は息子のポケカ代になってしまいます。読みたい人だけどうぞ。
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