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最近の読了本

最近の読了本と感想を簡単に共有します。記事を出そう出そうと思ってため込んでしまっていたので、3本まとめて紹介します。

「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考

僕がよく見るYouTuberの”のがちゃん”がオススメしていたのをきっかけに購入。アート思考云々みたいな本は本屋で見かけたことがあって気になっていたので、これを契機に購入しました。
そもそもアート思考とは何か概要も知らずに購入したので、最初はアートをどうビジネスに取り入れるか、やアートの正しい見方を解説してくれる本かと思って購入しましたが全く見当違いでした笑。

この本では幾つかの芸術作品が題材とされてはいるものの、その見方を定義するものではなく(そもそも正解の見方というものはない)、ものごとに対する自分なりの解釈をもつことの大切さを解いている本です。僕も興味のある企画をやっている時たまーに美術館に行くのですが、行くたびに「自分は正しい鑑賞ができているのだろうか?」とモヤモヤしていたので、見方に正解はなく、むしろ自分なりの答えを持つことが重要ということで、心が救われた気がしました。

それと同時に、自分は小学校の時から中学受験の勉強をし、中高一貫の進学校に入り、大学受験時には浪人し〜という人よりもいわゆる「受験勉強」を多く経験したせいか「正解」を求めがちだなぁと反省しました。自分がYouTubeで動画を見る際の選び方を考えると、この人の考え方に共感できるから見る、というものが多いので、「自分なりの考え」を持ち、発信するということに価値が置かれる時代なのかなと思います。冷静に考えると世の中正解があることの方が少ないですもんね。僕も「自分なりの考え」を大事にしていこうと思います。

STARTUP 優れた起業家は何を考え、どう行動したか

2冊目はその名の通り、ビズリーチやメルカリをはじめとする成功した起業家たちが何を考えてどのように行動したか、をまとめた本です。最近ちょっと起業に興味があり、かつ具体例(実体験)がふんだんに記載されており読みやすいと思ったので購入しました。
思えば大学生時代は全く起業に興味も無かったのに、今は将来的に起業したいなーなんて思っているのは不思議な心境の変化です。就職して会社で働き、転職も経験し、ビジネスへの考え方も大きく変化したと感じています。当時は経営系の学問を軽んじていたので講義をあまり履修しなかったのですが、今思うと経営系の授業も受けておけば良かったなーなんて思います。(当時は今とは違う考えを持っていて経営系の授業は避けていたわけですし、そんなことを悔いてもあとの祭りですが、、)

肝心な本の中身ですが、先述の通りビズリーチ、メルカリ、クラシル、Pairsなどの創業者たちがどのようにアイデアを見つけ、仲間を集め、プロダクトを作ってユーザーを獲得したか、ということが書かれています。本の7割近くが具体例で、今や有名になっているこれらの企業の創業者たちの経験談が知れて大変興味深かったです。苦労話も多く、皆さん多くの失敗をされて今があるということを実感しました。
起業を考えていない人であってもアイデアの着想法であったり、プロダクトを作ってお客さんの反応をみて修正して、というサイクルを著名なサービスの創業者たちがどのように廻していたかは参考になるのではないでしょうか。

一人称単数

最後は村上春樹の最新短編集。明確には謳われていませんが、この本は村上春樹自身の過去の実体験と思われるような内容と創作を入り混ぜて作られているようです。
僕は村上春樹の作品が好きで、世間一般の人よりは村上春樹の作品を読んでいる自負はあるのですが、この本は個人的な村上春樹作品の中では「中の下」くらいの面白さだなと思いました(何様だよって感じですが)。

ただ、やはり村上春樹の恋愛描写は時折刺さるものがあるのですよ。。男女関係の儚さというか、なんというか。一番好きな人と結婚できる人ってどれくらいいるんですかね? 結婚する人が一番好きな人、と皆タテマエ上は言うのかも知れませんが、結婚はタイミングの要素も強いと思うと個人的には思います。人それぞれ結婚したい、家庭を持ちたいというタイミングがあって、運良くその時に好き同士でいる相手と結婚という選択肢をとるのではないでしょうか。

以上です。

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