芦原妃名子氏の訃報について
私は国語が苦手で、いつもテストの点数は平均かその下だった。
とは言っても小説・漢文を読むことや漢字の読み書きは好きだったし、多感な思春期には誰にも公開する予定もない小説を細々と書いていた時期もあった。
そんな枕に顔を埋めたくなるような過去はさておき、国語の何が苦手だったか。
それは、テストの出題者に対するひねくれた反抗心を持っていたことだ。
「この時の筆者の心情について20文字以内で述べよ」「登場人物Aが~~した理由を次の中から選べ」などという問に対し、「なんでお前(出題者)