「タベタイ」の話

ヘルニアを患ってから間もなく1ヶ月。
神経痛と痺れに加えて筋の痛みを感じるものの、発症当初に比べればだいぶ過ごしやすい。
無事(とは言い切れないものの)職場復帰も果たした。
ここ数日は、娘の風呂入れもなんとかできるようになり、今日は久しぶりに台所に立ってみたりもした。
健康のありがたみを痛感しながら日々を送っている。

娘の話になるが、1歳8ヶ月とは思えないほどの食欲をしばしば見せつけてきてくれる。
どこで覚えてきたか、幼児らしく「うまうま」なんて言葉も聞かせてくれる。
お昼のマクドナルドも、晩ご飯に作ったサラダうどんもおいしそうに食べてくれた。
とにかく食べることが大好きなんだろう。
不健康まっしぐらな俺とは裏腹、とても健やかに成長していると感じる。


さて、表題の「タベタイ」とは、テレビ東京制作の子供向け番組「シナぷしゅ」に出てくる楽曲だ。
娘を風呂に入れる際には、この「シナぷしゅ」の楽曲プレイリストを流すのが常だ。
おそらく俺は娘よりも「シナぷしゅ」について詳しい。
どの曲も娘より聞いている自負はあるし、「タベタイ」についてもそれは同じ。
しかし浴室で流れてきたこの曲がなぜか今日はやたら耳に残った。

この「タベタイ」と言う曲は、世界各国の様々な料理名を挙げながら「たべたい たべたい」と優しく歌うリズミカルで小気味よい楽曲だ。
とんとんとん、と進むこの曲のように、とんとんとん、と娘も成長していくのだろう。
食べるのが大好きな娘と、世界で一番ごはんをおいしそうに食べる妻。
これから先、ふたりには色々なおいしい料理を食べさせてあげたい。
と同時に、俺のこの先の人生であとどれくらいの料理に出会うことができるのだろう。
なんて、ふと感じてしまった。
ひとつでも多くのおいしいを家族と共有するため、健康であらねば。


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