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「なさそうでありそうな」2021年10大ニュース予想。

 2019.10.23. 「なさそうでありそうな」2020年10大ニュース予想。↓  からはや1年経とうとしている。「反省会」も兼ねてまた来年の ”大胆予想” を。

  1.NYダウが35,000ドルを突破。トランプ大統領が圧勝で再選。選挙後、FRBが利上げに転換。政策金利は3.0%へ(+150BP)。

 負け惜しみではないが「コロナ危機」が全くの想定外で、それがなければ当たっていたかも(笑)。実際こんな状況下でもワクチンのニュースでNYダウで30,000ドル目前まで迫る局面もあった。

 2.「リブラ」構想にアマゾンが参入。世界的に導入を展開へ。アルゼンチン、ベネズエラ、チリ、トルコ、ギリシャなどが採用を検討。

 アメリカ銀行界の ”妨害” があって一度立ち消えになった「リブラ」だが、「デジタル人民元」の登場で2021年も「デジタル通貨」が焦点に。

 3.香港が独立し日本、台湾と国交樹立。習近平政権は難しい立場に。

 香港で何かあるという見立ては間違っていなかったが「中国による弾圧」という全く逆の展開に。ちょっと残念。

 4.米国、北朝鮮が核廃棄で電撃合意。米国、日本の経済援助をベースに韓国との南北統合へ。

 トランプ大統領の直接交渉で一時そういう機運も。落選で元の木阿弥。

 5.イギリスに次いでスペイン、イタリア、ギリシャがEUから離脱。イギリスは離脱後金融政策を利上げに転換(+150BP程度)。スペインはペセタ、イタリアはリラを復活し、3.0%程度の金利を付与。「経済的足かせ」が外れたユーロも追随して利上げへ。

 これも「コロナ危機」が痛かった。パンデミックでイギリスや欧州諸国への経済的ダメージが大きく、EXITが続く流れにはならなかった。

 6.日本がエネルギー政策を大転換。リチウムなど蓄電池事業に政策資金を投入し、原発全廃に向けて舵を切る。蓄電池の海外輸出にも振興策。

 「原発村」による根強い巻き返しも続くが、とうとう日本も2050年までの「炭素ガスゼロ宣言」をする状況になった。これは一歩前進。

 7.イランとサウジアラビアが和解。中東が石油依存脱却のため相互の経済援助、支援策を展開。

 イランではなくイスラエルとアラブのUAE、バーレーンが和平合意

 8.超大型台風の襲来や高温など、あまりにもひどい気候災害で東京オリンピックが中止に。

 「オリンピック中止」が取り沙汰され ”預言” は半ば当たったが(笑)、原因は異常気象ではなくパンデミック

 9.インドやアフリカで大干魃が起きて、世界的に「水不足」が深刻に。

 大干魃ではなく「バッタの大量発生」が食糧危機の引金に(?)

 10.教育改革の一環として、シンガポールなどに倣い日本でも「英語」を準公用語に採用へ。

 公用語への登用とまではいかなかったが「金融都市構想」の中で金融関係の書類等が「英語化」へ。まずは一歩前進か。

 着眼点はそれほどずれていなかったが、結果の予測はほとんど当たらなかった(苦笑)。やはり「コロナ危機」を想定していなかったのが痛い。

 さすがに500年、1,000年に一度と言われるパンデミック危機に相当する ”想定外” の出来事が2年続けて起こるとは思えないので、2021年は2020年からの連関で予想してみたい ↓ 

  1.ウィルスが突如強毒化。各国は財政支出を余儀なくされ長期金利が急騰、e.g. 10年米国債@2%超金利上昇が株価下落を引き起こしNYダウは20,000ドル割れ、日経平均は18,000円割れ、ドル円は@90円割れ


 2.「リブラ」「デジタル人民元」「デジタル円」「デジタルユーロ」が次々発効し、決済通貨が世界的に「デジタル通貨」に移行。既存通貨からの「兌換手数料」として▼20%徴求され、世界的に債務残高が圧縮


 3.台湾が独立。中国とも和平交渉が持たれ軍事摩擦は起きず。


 4.韓国が北朝鮮と共に中国経済圏へ。「緩やかな南北統一」を果たす。


 5.パンデミックの悪影響が長引く中、ユーロ圏内での統一予算策定「同一通貨・同一財政」で名実ともに「1つの経済圏」へ


 6.日本のエネルギー政策が方向転換東芝日立が原子力事業からの撤退を決断。風力地熱太陽光などの「自然エネルギー」に軸足を移す。トヨタテスラ「家庭用大型蓄電池」として使用可能な電気自動車 ”新ブランド” 起ち上げ。「スマートシティー構想」に組み入れ。


 7.イランとサウジアラビア and/or イスラエルが和解。中東が石油依存脱却のため相互の経済援助、支援策を展開。


 8.東京オリンピックは開催されるもののパンデミック悪化で参加国の半分が辞退。無観客試合の配信が中心の「オンライン・オリンピック」に。


 9.大型台風や大干魃など異常気象が続き、世界的な「食料不足」が大問題に。食肉、魚、野菜などの価格が高騰し、“原始的なインフレ” になる。


 10.マイナンバーカードと運転免許証、健康保険証、パスポートが統一されたIDカードに。「英語」表記を標準化へ。

 どうだろうか。やはり最大の関心事は「コロナ危機がどうなるか」。ワクチンや治療薬が上手くいって全てが2019年依然に戻るという想定はしにくく、昨年の予想に比べるとネガティブな方向に「大胆」になった。

 もう一つ、想定がネガティブになった要因は「過剰流動性の正常化」だ。2019年末時点では「過剰流動性」→「株価上昇」→「インフレ(=貨幣価値下落)」の思いが強く、やや ”バラ色予想” になっていたが(苦笑)、既に日銀が▼61兆円もの資金不足に陥っている今、 ”お花畑” にはなりにくい。デフレよりもむしろ ”スタグフレーション” が心配

 まあこの予想は意識して ”極端” に書いているので、そのあたりは割り引いて。本心では良い年が来るのを祈っているので、外れるといいな(笑)。


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