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「損切丸」 ー 中国編

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アメリカとの覇権争いの中、ますます存在感の増している「中国」。ここでは中国国債など限られた情報の中、「資金繰り」状況などについて考察を加えてみる。
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#金利

"積み上がっているモノ" は何か? -「金利」との比較

 このところの日経平均の急落で「新NISA」を始めたばかりの方はマーケットからの "洗礼" を浴…

損切丸
2週間前
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「行って欲しくない方に動く」相場の原理@2024 ー 一体誰が困るのか?

 「行って欲しくない方に動く」相場の原理。ー 「損切り」が動かすマーケット。|損切丸 (not…

損切丸
2か月前
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タイミングを計る日銀・財務省。ー "値段が上がっているのではなくお金の価値が減って…

 ドル円が変な動きをしていたので 前稿.行き場を失った「お金」はどこへ? ー 米国債が売…

損切丸
7か月前
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逃げ出す「お金」。向かう先は...。

 「損切丸」は銀行(それも結構大手)の「資金繰り」担当という、やや特殊な仕事に就いていた…

損切丸
2年前
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人民元やインド・ルピーは「ルーブルの避難回廊」になり得るのかⅢ。ー  "非友好国" …

 昨日(3/23)こんな note.  (続)人民元やインド・ルピーは「ルーブルの避難回廊」になり…

損切丸
2年前
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下がりだした中国国債金利Ⅲ ー 「金利」と「リスク」を秤にかける 。

  "外国人の中国国債の保有残高は5月末時点で約2.1兆元(約36兆円)と前年同月比+46%増え、2…

損切丸
2年前
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金利は語るⅥ - 相場に "祈る" ようになったらもう止め時。

 前稿で:   "可哀想だが勝負は既に決している。この流れだと今日の米CPIで例え@+5.0%が出ても米国債は(一瞬売られた後)「材料出尽くし」で「踏み上げ」を狙ってくる展開も有り得る。「他人の ”損切り” は拾え」を地で行くような相場展開だ。含み損が苦しくて ”祈る” ようになったら、もうその相場は潮時。早く撤退した方が良い"  こう書いたがまさにそのままの展開。10年米国債金利は予想を上回るCPI@+5%で@1.53%まで上昇の後@1.43%まで低下。 ”預言” の

G7「最低法人税率@15%」合意は「日本化」の扉を開く?。

 やはり米国債の様子がおかしい。10年で@1.60%割れも想定外だったのに昨日(6/8)は特段の…

損切丸
2年前
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やっぱり "不気味" な中国国債Ⅱ - また上がり始めた国債と社債金利。

 やっぱり不気味な中国国債の金利低下(5/21 ↓ )だが、10年は@3.08%辺りを底に再び@3.…

損切丸
2年前
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金利は語るⅢ - 米国債の ”変な感じ” 。

 前稿でやっぱり不気味な中国国債の金利低下。↓ を書いたが、米国債も大分 ”変な感じ” だ…

損切丸
3年前
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やっぱり "不気味" な中国国債。

 ただただ "不気味" な中国国債の金利低下。(5/12稿 ↓ )の続編。  欧米や他の国債市場…

損切丸
3年前
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”値上がり” は景気の腰を折るのか?

 4月米住宅着工件数 157万戸(▼9.5%) 予想 170万戸 前月 173.3万戸  ←  速報値173.…

損切丸
3年前
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金利は語るⅡ - テスラ、ビットコイン、ナスダック、加権指数(台湾)の ”変な感じ…

  "To clarify speculation, Tesla has not sold any Bitcoin."  ビットコイン(BTC)が何…

損切丸
3年前
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金利が「K字型化」する国債市場 ー  ”しわ寄せ” は "弱い側" へ。

 2020年から2021年にかけて米国債中心に一斉に金利が上昇してきた国債市場。だがここへ来て「過剰流動性」解消からテーマが変わり、金利の「K字型化」とも言える現象が起きつつある。ポイントは2つ ↓ :  ①ワクチン接種の進捗状況  ②商品の供給不足による価格上昇  1.ヨーロッパ  「K字型化」が最も判り易く出ているのが欧州の国債市場。金利上昇が足踏み状態の米国債に比べ、むしろ金利上昇が目立つ。特に経済基盤の弱いイタリアやギリシャ、スペイン等の金利上昇が顕著だ。主要