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「損切丸」ー 金利編

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かつて「金利」を専門としていた「損切丸」がマーケットでの専門知識を生かして書いたnote。
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2022年10月の記事一覧

「卵」も生めなくなった香港。

(参照) 中国にとって「金の卵」香港 - 貿易編。|損切丸|note   ハンセン指数と人民元…

損切丸
1年前
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「将来の "お金" が無い」の深刻度。- 「長生きリスク」にどう対応するのか。

 「いい、本当に問題なのは"お金" が無いこと」  立ち聞きするつもりはなかったのだが、病…

損切丸
1年前
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繰り返される「金余りゲーム」。ー ”ジョーカー” は「デフォルト」。

 「ああ、またか...」  ここ数日の相場を見ていて思わず溜息。前稿 「ドル覇権」衰退の兆…

損切丸
1年前
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「ドル覇権」衰退の兆しと「ドル高」で "輸出" される「インフレ」。

 「不況時の株高」  この相場格言は本来 "景気回復時の「金利上昇」で崩れる株価の反動" を…

損切丸
1年前
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ハンセン指数と人民元急落が告げる事。- マーケットからの ”メッセージ” 。

 参照: 逃げ出す「お金」。向かう先は...。|損切丸|note  マーケットの関心が「ドル円…

損切丸
1年前
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なぜ「円買い介入」は効かないのか? -「円」の需給からアプローチしてみる。

 「 "投機" には断固として対処する」  69歳の財務大臣はこう言い続けるしかないのかもしれ…

損切丸
1年前
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マーケットが首相を辞任に追い込んだイギリスと未だ ”悪の地下組織” 扱いの日本。

 イギリスのトラス首相が電撃的に辞任。わずか44日という「短命政権」だった。日本で思い起こされるのは女性問題で辞任したU首相だが、それでも69日。ちなみに日本の最短は54日だからそれより▼10日も短い。  今回強く印象に残ったのは、トラス首相がマーケットに追い込まれたこと。FXにおけるポンド下落もそうだが、何と言っても主役は英国債だ。  たった44日間で10年国債金利は@3.80~4.50%で何往復も動き、まさに "Crazy Sterling" 再び。- 英ポンド急落が

「ハイパーインフレ」の帰結。- 「日本投資」への "ヒント" 。

 2022年の株価上昇率でトルコが断トツのトップらしい( ↑ 標題添付)。今日(10/20)も市場…

損切丸
1年前
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「貿易赤字」→「円安」→「貿易赤字」の "無限ループ" 。

 参照: 逃げ出す「お金」。向かう先は...。|損切丸|note  判っていても見る度に溜息が…

損切丸
1年前
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「ドル」が売られる時。

 参照: 「お金」の "撤退戦" 。- 金利@4%が意味するもの。|損切丸|note  「円ベー…

損切丸
1年前
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続・「ドル」が欲しい!- 無担保コール市場の "異変" と 「ヘッジ付外債」。

 「ドル」が欲しい! vs 要らない「円」...。 → 「円安」?|損切丸|note の続編。  …

損切丸
1年前
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「無理」を押し通す日銀。- 日本国債(JGB)市場の "歪み" が意味するもの。

 ネットでもやたらと用いられているが、どうもこの ”コストプッシュ” という言い方が好きに…

損切丸
1年前
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大暴れする国債市場(除. JGB💧)に振り回される株、FX、コモディティ。

 一昨日(10/13)のNYダウが1,500ドルも動いたのにも驚いたが、まあ米国債市場の "暴れっぷり…

損切丸
1年前
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「ドル」が欲しい! vs 要らない「円」...。 → 「円安」?

 人間は「苦しいこと」はすぐに忘れるように出来ている。そうしないと生きていけないからだろう。  たった2年半前、2020年3月の「コロナ暴落」でNYダウは@18,000ドル台、ナスダック@6,800ドル台、日経平均@16,000円台と今では信じられないような暴落が起きた(覚えているだろうか?)↓ 。  まさに「クライシス」。この時問題になったのが「ドル不足」。FRBは  「Temporary Dollar Liquidity-Swap Lines」- FRB、新たに9中銀