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「損切丸」- 「株・為替編」

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「損切丸」から株、為替のマーケットに焦点を当てた note。
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2021年5月の記事一覧

米国債の名目金利は "低位安定" なのにBEI(予想物価率)が再度上昇を始めたのはなぜ…

 日本の連休中にブラジル中銀は+0.75%利上げを決定した。ほぼ市場予想通りのようだが、これ…

損切丸
3年前
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金利が「K字型化」する国債市場 ー  ”しわ寄せ” は "弱い側" へ。

 2020年から2021年にかけて米国債中心に一斉に金利が上昇してきた国債市場。だがここへ来て「…

損切丸
3年前
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”ごみ” と "人口" と経済。

 世界中でSDG(Sustainable Development Goals)とかESG(Environment Social Governance)と…

損切丸
3年前
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「お金」 > 「物」の量の状態が変わらない限り、物価上昇循環は止まらない。

「デフレよりインフレの方が "まし" 」  最近こういうコメントをネットでよく見る。30~40…

損切丸
3年前
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ただただ "不気味" な中国国債。

 4月から5月にかけて中国の国債金利が低下している。10年で@3.2%台だった金利が今日(5/12…

損切丸
3年前
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アメリカCPI@+4.2%の衝撃。

 4月米CPI(年率)@+4.2% (予想)@+3.2% (前月)@+2.6%  日米欧の主要国で金利を…

損切丸
3年前
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金利は語る。

 アメリカCPI@+4.2%の衝撃。(5/13稿 ↓ )で一度は一気に売り込まれた米国債だが、10年は@1.70%を付けた後じりじりと買い戻され(金利は低下)、CPI発表前の@1.63%まで戻ってしまった。  米国市場でありがちな ”トラップ” 現象とも言えるが、米国債トレーダーの中には首を傾げる向きも多かろう。ショート(売り)は仕掛けるタイミングが難しい。一気に売られないとレポ市場で債券を借りるコストが嵩むため「損切り」を余儀なくされることがままある(株等も同様)。今回も

金利は語るⅡ - テスラ、ビットコイン、ナスダック、加権指数(台湾)の ”変な感じ…

  "To clarify speculation, Tesla has not sold any Bitcoin."  ビットコイン(BTC)が何…

損切丸
3年前
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”値上がり” は景気の腰を折るのか?

 4月米住宅着工件数 157万戸(▼9.5%) 予想 170万戸 前月 173.3万戸  ←  速報値173.…

損切丸
3年前
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日銀バランスシートの「未来予想図」。

 日経平均やビットコインが荒れ模様のようだが、ちょっと一息入れて「日銀バランスシート」の…

損切丸
3年前
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やっぱり "不気味" な中国国債。

 ただただ "不気味" な中国国債の金利低下。(5/12稿 ↓ )の続編。  欧米や他の国債市場…

損切丸
3年前
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金利は語るⅢ - 米国債の ”変な感じ” 。

 前稿でやっぱり不気味な中国国債の金利低下。↓ を書いたが、米国債も大分 ”変な感じ” だ…

損切丸
3年前
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復活・「意地の悪い相場」。

 ここ数日、筆者もそうだがビットコインに釘付けになった方も多いのではないか? 休日でも取…

損切丸
3年前
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2020東京五輪「中止」「強行」の「建前」と「本音」。

 「夏の東京五輪 中止の決断を首相に求める」  全国紙A新聞がこう書いた。当該新聞社が五輪スポンサーだったためSNSが少しざわついたようだ。  「そんな綺麗事じゃないんだけどね...。」  家族に "自説" を披露したら割と面白がってくれたので、 note. に少し書いてみようと思う。  マーケットの仕事に20年以上も携わると、出てくる情報を鵜呑みにはしなくなる。政府や中銀の要人の発言には必ずと言っていいほど「建前」と「本音」があり、表向き見えている事の裏側に潜む