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時短はじめました

今更ですが、子どもが3歳になってから時短勤務を始めました


0歳の4月に子どもを保育園に入れ育休から復帰しましたが、復帰後は時短を選択せず、フルタイムで勤務をしていました。
なぜなら、時短を選択することは、仕事を諦めたも同然、という考えがあったからです。

今思えば、私は、子どもを産む前、妊娠する前、いや結婚する前から、いろんなワーキングマザーや女性活躍の本を読みあさり「会社は女性を活かすべきである」「世の中にはマミートラックなるものが存在し、私は決してそれに乗ってはならない」という使命感を作り上げ、とても頭でっかちでした。

しかし、それは本の主張を鵜呑みにした考えに過ぎず、私の心が求める理想とはかけ離れたものでした。
そうして、私は育休明けから2年以上たって、突如時短に切り替えることを選択しました。

通常3歳以降の時短は企業の任意での設定かと思いますが、会社が就学前までこの制度を使えるようにしてくれていて助かりました。

時短にする理由はいろいろあるのですが、大きくは、

①疲れをその日中に消化しておきたい、消化できる範囲に留めたい
(なぜなら週末の方がずっとずっと疲れるので)
②考えたいことがやまほどあるのにひとりでものを考える時間がない

の2点です。


これまでは仕事もそこそこに定時で退社をし、19時までにお迎えに行き、家に帰ってからは21時までに寝室に行くゲームよーいどん!状態で、子どもと一緒に寝ることにしているのでもう本当に自分のことを考える余裕がありませんでした。


余裕がない理由はもうひとつありました。

こどもが1歳児クラスにあがるあたりで始めた英語学習です。

その頃、2人目について意識をし始めたのですが、もし2人目が産まれたら、今よりもっと時間がなくなる、という考えが浮かび、だったらやりたいことは今のうちにやろうと前からずっと密かにやりたかった英語学習を始めることにしました。


子育てして働きながら勉強もするということは私にとって並大抵にできることではなく、まずは勉強に充てられる時間を探すところからのスタートでした。
そうして1日2時間程度の学習時間を作り、習慣化することができたのですが、すきま時間はほぼ英語学習に当てられることとなりました。
このことが余裕のなさに拍車をかけました。


そんな生活が1年と少し続いたのですが、英語学習の成果はかろうじて見られたものの、仕事は評価に結びつかず、英語以外は何も成果が出ない状態、しかも子どもはイヤイヤ期で何をしてもうまくいかない。(英語だけでもうまく成果が出ていたのは本当に救いでした。)

おまけに夫の帰りが遅い日が続くようになり、ほぼ毎日ワンオペになってしまい、毎日疲弊しておりました。


特に仕事のモチベーション低下はすごく、自分はただ上司のやりたいことを実現するためのコマなのではないか、と感じられ、完全に仕事をする目的を失っていました。


その解決策として、時短への切り替えという選択肢はずっと頭の中にあったのですが、お給料が減る(ボーナスも産休育休手当も減る)ことからなかなか踏ん切りがつきませんでした。

そこで、自分の理想の時間の使い方と現在の時間の使い方を比較してみたのですが、自分の時間が圧倒的に足りてない、という事実に気づき、それに気づいてからは、もう時短にしたいという気持ちを抑えることができなくなっていました。


ただ、限られた時間のなかで成果を出すには、時間の使い方や目的の設定の仕方、疲れない方法などいろいろ考える必要があると思い、その時間を強制的にとることが必要ではないかと考えるようになりました。

また、会社に対して、リモートワークなどの働き方の交渉もできそうだとは思うのですが、なかなかこうしたいということを明確にすることができず、もう少し会社に上手に伝えられるくらいまで考え抜きたいと思いました。


ある程度これらが消化できたら時短はやめるかもしれませんが、2人目が生まれたらまだまだ子育て期は続きますし、私にとって今これらを考える時間を確保することは、今後の人生においても非常に重要だと思いました。

ちなみにベビーシッターを雇って時間を確保することも考えましたが、ベビーシッター代と私の時短でお給料が減る分を天秤にかけたら、私のお給料の方が安かったんですよね・・・(悲しい)



そして、2021年8月から時短をはじめました。

まだ1ヶ月も立っていませんが、本当にやってみてよかったと思います。

なぜならいろんなところに変化が見られたからです。


次回は時短をはじめたことで生まれた変化について書きたいと思います。


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