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めんどくさい毎日の連絡帳、どうせなら使い倒してやる

うちには保育園に通う子どもがいますが、人とコミュニケーションを取るのが苦手な私は、保育園の連絡帳を書く作業をとても面倒に感じていました。
しかし、この子の子育てを他の人にも手伝ってもらうようにしないと立ち行かない!と思うようになってから、連絡帳は貴重なコミュニケーションツールだと感じるようになりました。
今日は、連絡帳の活用しどころについて書きたいと思います。
連絡帳を書くのが嫌いな人の、その嫌な気持ちが明日からちょっと和らぐとうれしいです。

1.育児のパートナーに情報提供

しかし、ある時から連絡帳はとても重要な連絡するコミュニケーションツールだと感じるようになりました。
保育園で1日11時間も見ていただいています。
担任の先生だけでなく、早番(早朝保育)の先生、遅番(延長保育)の先生、みなさん私の子どもを見守ってくださっているパートナーです。
特に担任の先生は毎日見ていただいているので、有力な戦力です。
私はなるべく子どもの興味のあることを掘り下げられるような環境を作ってあげたいと考えていますが、1日3~4時間ではやれることにも限界があります。
そこで、それを担任の先生にも手伝ってもらうスタンスで育児を考えよぅと思いました。

しかし、保育園はあくまで集団保育なので、保育士の先生方は、そこまで細かくひとりひとりを見ているわけではないかもしれません。
一方で我々親は、短い時間ではありますが、自分の子どもを中心にみています。
そこは役割分担ととらえ、自分が観察した子どもの特徴をつぶさに連絡帳に書き、担任の先生にもインプットするように心がけています。
親が自分の子の特徴をしっかりと保育士に伝えることで、保育園でも子どものよさに着目し、私の思う育児をサポートしてもらえる可能性があるのではないかな、と思います。

実際にそれがうまくいってるかわかりませんが、私が送った連絡帳に対して、園でも絵本を読むとき前のめりに聞いています、などと返してもらえると、自分の認識とあっていたことを確認できますし、また保育士の先生とも同じ認識を持ってもらえているという確認にもなります。

また、私は話すことが苦手なのですが、私のように話すことが苦手な人にとっては、文章を書いてコミュニケーションを取るほうが楽なので、連絡帳を積極的に活用しない手はないです。

2.情報収集も能動的に

先ほど親が子どもの特徴を観察して保育士にインプットするという話を書きましたが、一方で、保育園のいろいろな活動や集団生活の中では、子どもは家で見せる姿とはまた違った姿を見せているようです。

園庭で遊ぶ時に、積極的に小さいおともだちのお世話をしている、と連絡帳に書いてあった時は、そんな姿を見たことがなかったので感慨深かったです。

先生方は毎日丁寧に連絡帳を書いてくださっていますが、親も保育園での子どもの様子も積極的に情報を取りに行った方がよいのだろうと最近思います。
例えば連絡帳に「最近何を選んで遊ぶことが多いですか?」「おともだちとはどんなやり取りをしていますか?」など質問を書いておく、など。
もしかしたら保育士の先生も連絡帳のネタに困っているかもしれないので、助かるかもしれませんね。

3.育児の悩み言語化でモヤモヤ解消?

保育士は育児のプロなので、保育士の先生に育児の悩みを相談するのは有効です。
しかも担任の先生であれば、普段の保育園での子どもの様子もよく分かっているので、特徴にあったアドバイスをもらえることもあります。

普段の保育園での様子を見ていると、保育士さんって子どもと接するプロだなぁと思うことが多々あります。
例えば保育園帰りになかなか自転車に乗らずに困っているところで保育士の先生が声をかけてくださるだけで、すっと自転車に乗ってくれたりします。
私がかけるのと同じ言葉なのに、一体あれは何なのでしょう。

育児に悩んだ時、特にイヤイヤ期には、こういう時どう対応したらいいか?という相談を、連絡帳によく入れさせてもらっています。
 
アドバイスを返してもらえることはもちろんありがたいですが、副次的な効果として、自分が何に悩んでいるのか言語化され、モヤモヤしていた悩みが明確になって気持ちが少しスッキリする効果があります。
一旦言語化してしまえば、もし連絡帳で有効なアドバイスがもらえなかったとしても、お迎えに行った時に保育士の先生に直接相談するのも簡単になります。
延長保育では担任ではない先生が遅番されていることも多いので、担任の先生とは違うアドバイスがもらえたりもします。

4.Cc:夫に思いよ届け

子どもが生まれてから、夫婦で話し合わなければならないことが増えるにも関わらず、夫婦で話し合う時間を取ることが難しくなりました。
大事な話が十分にできていないような気がします。
例えば教育方針や、発見した子どもの特徴など。
私は、連絡帳でそのコミュニケーション不足の補完をしようと企んでいます。

私の夫は積極的に育児に参加していますが、保育園からの連絡帳の返信を毎日とても楽しみにしています。
おそらく私よりも早く見てると思います。
私が保育園に送った内容も毎朝見ていますので、そこに子どもの教育方針についての私の考えをチラリと織り交ぜておくことで間接的に夫に私の考え方が伝わるんではないかなと思っています。

母親が教育方針を握っているご家庭が多いそうですが、我が家もおそらくそうです。
しかし、子どもの教育についての自分の考え方を、夫に理解してもらうことはなかなか難しいです。
そこで思いついたのが、間接的に伝える、ということ。
あくまで保育士の先生に伝える、という形をとることで、書き手はやわらかい表現を使いますし、読み手も身構えずに読むので、内容が入りやすくなっていくのではないかなと思います。

もちろん腹を割って教育方針を話し合うということも大事ですが、こういう経験の共有を増やしておくことは、話し合いもしやすくなるのではないかなと思います。

5.アウトプットの練習

こうやって初めのうちは適当にとりあえず送るということさえできればいいやと思っていた連絡帳でしたが、試行錯誤を重ねているうちに、だんだんこれはアウトプットの練習にもなってるんではないかと思うようになりました。
読点の打ち方や言葉の選び方、文章の切れ目など。
練習を重ねてこのnoteにも生かせたらいいのかなと思います。

6.ネタストックでネタ切れ対策

私の子どもが通う保育園ではキッズリーという連絡帳アプリを採用していて、毎朝通勤電車で連絡帳を書いています。
いまも睡眠時間と便の様子を書かなくてはいけませんが、赤ちゃんクラスだったときは、さらに、ミルクを何ミリ飲んだか、どういうご飯を食べたかなども細かく書かなくてはいけなかったので、本当に大変でした。
(と言っても、そのパートは夫がやってくれて私はコメントを書くだけでしたが。)
ただ私はコメントを書くのにも、子どもの様子は毎日毎日同じで、しかもたった3時間しか一緒に過ごしてないのに、ネタないわ!とひとつもかけずに会社の最寄り駅についてしまうことも何度かありました。 

ネタが思いつかないというようなことは最近でもありますが、最近はネタのストックをいくつか用意しているので、そういう時はそのネタを使うようにしています。
例えば、家でなんの歌を歌っているか、なんの絵本を好んで読んでいるか、最近導入した絵本の反応、など。

たまにはストックを使って楽もしつつ、連絡帳を書くという行為を作業と思わずに大切なコミュニケーションの一環だと考えて、これからも大事に書いていきたいと思います。


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