【🇷🇺 モスクワ#0】パリの帰りにロシアの中枢へ潜入しました！(2017)

2024年8月29日 06:55

ウクライナ情勢の終わりが見えない中、2017年とまだ紛争が勃発する以前の訪問とはいえロシアへのトランジット観光を記事にしようか悩んでおりましたが、かつては日本人も安全に旅行が出来たという事実をこちらに残しておくことにしました。

事前に在日ロシア大使館へビザを申請する必要があったので、その準備についても冒頭で触れておきます。現在は大使館より委託された唯一の機関、ロシアビザセンターが窓口となっており、やはりパスポート原本を審査のために預ける必要があります。昨今、入国や出国時に長時間の拘束を受けたなどの報告が動画サイト等に up されているように、自己責任では済まされない事態になりかねないような状況です。賢明な判断が求められているのだと捉えています。

日本人のロシア入国にはビザが必要です。我々はパリからの帰りにモスクワで12時間の乗り継ぎ時間があるので、入国して市内を観光するためにトランジットビザを申請します。当時の手順をそのまま残します。
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1. 電子申請する
https://visa.kdmid.ru/PetitionChoice.aspx
　電子申請用紙をプリントアウト
2. ロシア大使館で申請
　月～金 9:30 - 12:30（ロシアの休日は休み、日本の祝日は開いてる）
　番号札を受け取る（銀行の窓口対応と同じ）
　電子申請用紙、パスポート、航空券予約の写し等（便名、旅程などが判る予約内容ページを印刷したもの）を持参
　 ※申請書類を提出、パスポートを預けて、受領証を受け取る
　 ※10稼働日以降の受け取りでよければ無料（早くほしければ有料）
3. ロシア大使館で受領
　番号札は取らず、3番窓口に受領証を提出してパスポートを受け取る

この鉄の扉を臆することなく押し開けて中に進みます (笑
窓口は3つありますが、訪れた 2回とも 1つは閉まっていました。
1, 2番は申請窓口、3番が受領窓口です。
当たり前ですが大使館の方は日本語で対応してくれるので安心です。
旅行シーズン前には代理店の方が何十人分ものパスポートを持って申請にきていますので、時間がかかることもあるようです。

Шереметьево - аэропорт имени А.С. Пушкина（SVO）

さてパリからの帰国路になります。シャルル・ド・ゴール空港からモスクワのシェレメチェボ国際空港に降りました。約12時間のトランジットを利用して入国して、ロシアの中枢を観てきます。

イミグレーションではパスポートチェックと共に出国カードをくれます。ロシアから出国する際に必要になるので絶対になくさないようにしないと。

モスクワ市内へは鉄道を利用するので、まずは鉄道アイコンとAEROEXPRESSの文字を追いかけます。切符の購入は販売機の表示を英語に切り替えると問題なく購入できます。スタンダードクラスでも快適でした。

こちらが空港線のアエロエクスプレスです。シェレメチェボ空港から終点のベラルースキー駅へは40分ほどです。切符は長いレシートのようなもので、バーコードが印刷されていて、往路も復路もシェレメチェボ空港駅の改札機にのみバーコードをかざすことになります。

無事に Белорусский вокзал（ベラルースキー）駅に到着。少々疲れも溜まっていましたが、緊張感の方が勝っていたかな。駅舎はロシアっぽさが溢れてましたが、駅前は絶賛工事中でした。

駅舎をくるりと左手に回り込んだこちらが地下鉄2号線の入口になります。こちらは Белорусская（ベラルースカヤ）駅なんですね。地下鉄の切符も自動券売機でしたが、こちらも英語表記に対応していたので助かりました。ルーブルは旅行初日の往路の成田で少し両替していたので、クレカではなく現金を優先的に使用していきます。

地下鉄のホームはものすごく深いところにありましたが、明るいので不安はありませんでした。ただエスカレータの速度がめちゃくちゃ早いです。乗り降りの際はとても気を使います。

電車の車両はとてもレトロですね。どこが写真撮影禁止かわからないので、地下鉄などはささっとスマホで撮影して、あとは鞄にしまっておきました。
当然ですが駅名表示もすべてキリル文字ですのでさっぱり読めません。降りる予定の駅名くらいメモっておけばよかったなぁと反省です。

Театральная（チェアトラーリナヤ）駅が赤の広場に最も近い駅なのですが、ひとつ手前の Тверская（トベルスカヤ）駅で降りて赤の広場方面まで歩いてみました。大通りの両脇はヨーロッパを感じさせる建物が並びます。

赤の広場に着きました。広場へ入るにはチケットは必要ありませんが、クレムリン（本来は旧ロシア帝国の宮殿のことを指し、現在も大統領府を擁するロシアの中枢になっている）への入場はチケットが必要です。事前にオンラインで予約していたのでアレキサンダー庭園の中央、写真のカラフルなチケットセンターで持参したバウチャーと交換します。

武器庫への入場者はこちら Боровицкая Башня（ボロヴィツカヤ塔）からクレムリン内に入っていきます。チケットは Оружейная палата（武器庫）の入場も込みで予約していました。

クレムリンへの入場は 9時30分、ボロヴィスカヤ塔のすぐ近くある武器庫の入場が10時00分だったので少し待たされるかなぁと思ったのですが、すんなりOKが出ました。

クレムリン内には警備が多数配置されていて、観光客は歩道を歩かなければなりません。車道にはみ出したりすると容赦なくホイッスルを吹かれます。団体客の多くがけっこう鳴らされていましたね。

警備の人に写真を撮っていいか聞いたところ、こちらも笑顔でOKが出ました。ただ武器庫の中は撮影禁止です。武器庫といっても兵器となるようなものはほとんど展示されておらず、財宝や装飾品などが展示されていました。

一旦武器庫のエリアからクレムリンを出て、Троицкая Башня（トロイツカヤ塔）の入口からクレムリンの共通エリアに入りました。いずれの入口でも手荷物等のセキュリティチェックがあります。

クレムリン内に何があるのか勉強不足でほぼ判らなかったのですが、「大砲の皇帝」と「鐘の皇帝」だけは見ておこうと決めていました。他にも多数写真に収めたのですがこのくらいで…

クレムリンを出て赤の広場内に入って来ました。ここは軍事パレードが行われる場所として何度もニュースで見てきましたが、やはり聖ワシリイ大聖堂の美しさが際立っていました。

ベトナム・ハノイを訪れた際にはホー・チ・ミン廟に入ってご遺体を観ることができたので、赤の広場に来たらレーニン廟にも入りたかったのですが、この頃は月曜日しか開放されておらずタイミングが合いませんでした。

再び地下鉄とアエロエクスプレスを乗り継いで、シェレメチェボ国際空港に戻ってきました。こうなると全く読めませんね。
アエロフロートは機内でアルコールが出てきませんので、空港でビールをいただいてから乗り込みます。

なかなか搭乗する機会がなかったアエロフロートですが、今回は価格が安かったことと、モスクワでの乗り継ぎで観光もできたのは良かったと思いました…現在のようなロシア情勢になるまでは。

無事に成田空港まで戻ってきました。

記事の中でもあえて当事国の文字を使ってきましたが、不快に感じられた方がいらっしゃいましたら心よりお詫び申し上げます。ロシアに敬意を払っているという意思表示ではありません。ただ個人的にはロシア人の知人もいて、友好的な付き合いが今も続いています。

メディアでは民間人への被害が毎日のように報じられています。もちろん民間人に被害が出なければ容認されるというものでもありません。武力によらない国家間の交渉を心から願っています。

Посольство Российской

Посольство Российской Федерации в Японии (mid.ru)

tokyo.mid.ru

Официальный визовый центр России в Японии

Визовый центр России в Японии (interlinkservice.world)

interlinkservice.world

Белорусский вокзал

belorussky.dzvr.ru

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Воскресенские ворота

ヴァスクレセンスキー門 - イベルスカヤ礼拝堂の口コミ - トリップアドバイザー (tripadvisor.jp)

tripadvisor.jp

Аэрофлот

Aeroflot - Russian Airlines: buy air tickets online, book flights, search and order seats in a plane, selling e-tickets for airplanes, prices, flight schedule and purchase.

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