エピローグ第24話:あなたのキスを数えましょう『THREE BILLBOARDS OUTSIDE EBBING, MISSOURI(スリー・ビルボード)』徹底解剖
ハア…ハア…
なぜ私が息を切らしているのかわからない人は、きっと前回を未読の人ね…
まずコチラから読むといいわ…
そ、そんな…バカな…
ゲホッ…ゲホッ…ゲホッ…
そういえばマーティンって…
この歌を聞くたびに苦しがってない?
『MOTHER』のラスボスか!
こんな大事な時にゲームみたいなこと言うなボケ!
いや…ええじゃろうの言う通りかもしれない…
なぬ!?どうゆうこっちゃ?
それでは…
『スリー・ビルボード』最後の秘密を解き明かそう…
映画とあの歌の間に隠された、重大な秘密を…
ハア…ハア…ハア…
映画『スリー・ビルボード』とは…
チェーホフの小説『狩場の悲劇』の舞台を、19世紀末のロシア南部の田舎町から、現代アメリカの南部へ移したものだった…
それはもう耳タコ!
そして脚本&監督のマーティン・マクドナーは、ただチェーホフの小説を再現するだけでなく…
「娘を失った母が、生前に愛情を上手く伝えられなかったことで激しく後悔する」
「移り変わる心のように髪型やメイクが毎日コロコロ変わる女」
「愛していた女を殺してしまった男が、そのことに苦悩して自殺する」
「愛する人が決して自分のものにならない辛さで暴走するヒロイン」
というアイデアを加えた…
そのへんもたっぷり聞いた気がする!
だけど、そのアイデアには元ネタがあったんだ…
それが…
ゴクリ…
小柳ゆきの代表曲『あなたのキスを数えましょう』だ…
ハァ!?
え?
あの曲の歌詞を再現するように、映画は作られたんだよ…
ふ、ふざけたことを!
それに、もしかしたら…
映画の中で象徴的なキスをした「CHIEF WILLOUGHBY(ウィロビー署長)」の名前も「小柳ゆき」から付けられたのかもしれない…
なんですと!?
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