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世界経済は推しから学びました。オタクなので推しを最大限利用しました

私は「推し勉強法」を推したい。推しだけに。
私なんかに質問してくださった方や経済について学んでみたいという方に捧げます。

こんにちは、Okakiです。
私が某お国ジャンルを好きになった頃、公式の更新が止まっていました。

『供給とは己で作るもの也』のモットーの中、国名が出やすいであろうとズブの素人ですが世界経済ニュース番組を毎朝一年間観続けました。
終いには「今日も公式からの供給があった!」と錯覚する程に感覚が麻痺していたので当時の自分はなかなかにヤバイ奴だ。

そして気がつけばアニメオタクから国際経済オタクへとプチ進化していました。何故だ。

SNSで「経済について勉強したいのですがどうしたらいいですか?」とご質問をいただきます。
ではまず『経済とは何ぞや?』と簡単にご説明しようかと思い、記事にまとめました。気が付けば約一万字書いてました、我ながら気持ち悪いです。

ただ、元々の動機が「推し(国)について知りたいだけだから」と不純極まりないので私が知って面白いなと思った部分のみをこの記事ではまとめております。
また、私は経済学部にも行っておらず仕事も経済及び金融系の者では無く、すべて独学で身につけた知識ですので「情報が間違っている可能性がある」ことを念頭に「ふーん」感覚で受け止めてください。より詳しく知りたい方は必ず専門書のご一読をお願い致します。

これは某お国ジャンルの人達が少しでもリアルの世界に興味持ってくれれば良いなと思って書きました。
完璧に経済のことを理解しようとは思わなくても、ニュースを見る習慣だけでも身につけば非常に役に立ち、また純粋に面白いと思うので興味のある方はぜひともニュースを観てみてください。

せっかくこのジャンルにハマったんだ。
推しは最大限利用しようぜ!



そもそも経済って何だろう?そう、それは推しの血圧測定


経済とは、ざっくりと言えば「商品やサービスとお金を交換し合うやり取り」のことを言います。
このやり取りが世界中で何千、何億回と行われていて、このやり取りを通じてみんなで豊かになろうねと考えるものです。

経済学とはこのやり取りを分析して「より豊かになるにはどうしたらいいのか?」と考える学問です。

経済といっても大きく下の3つの分野に分かれます。
・家計(個人)
・企業
・政府(国)


これらは『ミクロ経済』『マクロ経済』とも言われていて更に下に分かれます。

・ミクロ(小さい)→ 家計、企業
・マクロ(大きい)→ 政府(国家)

お小遣いから好きなモノを買うのも立派な経済活動です。
今回は政府、つまり国同士の経済活動のやり取りを見ていきたいので『マクロ経済』がメインになります。

これはあくまでも某お国ジャンルを楽しむ為に解説するのでこのキーワード知ってたら妄想楽しいよと思うものを独断と偏見で選びました!

某お国ジャンルクラスタ向けの注目の経済キーワードはこちら

・株式相場(🇺🇸🇯🇵🇩🇪🇬🇧🇨🇳
・国際通貨 / 為替レート(
🇺🇸🇪🇺🇯🇵🇬🇧🇨🇭
・各国の中央銀行(
🇺🇸🇪🇺🇯🇵
・金融政策(
🇺🇸🇪🇺🇯🇵
・GDP(
🇺🇸🇯🇵🇩🇪🇨🇳

難しい言葉が並んでますが、全てキャラに変換すればへっちゃらです。

景気が良い時は体調が良く、不景気の時は体調が悪くなる推しを妄想してください。
お金は社会の血液と言われますし、経済を学ぶことはそれ即ち、推しの血圧測定です。

さぁ、いまこそオタクの妄想力を解き放ちましょう。


推しの体調が一発で分かるぞ!大本命である株式相場

日本「アメリカさん家が下がってるから今日の体調は絶不調ですね…」

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経済を考える上で株式市場が一目で、また一番分かりやすいです。
早い話が『株価が上がれば上がるほど景気が良くて推しの体調絶好調!』です。
推しの家の会社は頑張ってるかな?みたいな見方でOKです。

特に注目される株式相場がこちら
🇺🇸 → ダウ、S&P500、NASDAQ(ナスダック)
🇯🇵 → 日経平均株価
🇩🇪 → DAX(ダックス)
🇬🇧 → FTSE100(エフティーエスイー)
🇨🇳 → 上海総合

ただ正直な話、アメリカの存在が大き過ぎて『アメリカが上がれば他も上がる、アメリカが下がれば他も下がる』という図式なってしまっています。世界で一気に株価が動くのを世界同時株安・株高と言われています。

上の画像は某ウイルスの影響で世界同時株安に陥っています。特にドイツ、イギリス、ブラジルは歴史的な下げですね。
日本は良い意味でも悪い意味でもアメリカの影響をモロに受けてしまいます。我が国の命運はアメリカさんと共に…。


国際通貨って何?基軸通貨などは歴史に影響している


イギリス「今はドルだが昔はポンドだったんだからな!」

国際通貨とは、下の5つです。
🇺🇸 → 米ドル$
🇪🇺 → ユーロ€
🇯🇵 → 円¥
🇬🇧 → ポンド£
🇨🇭 → スイス・フラン

国際通貨とは、国際的に信用があり世界中の通貨と交換出来る限られた通貨のことで『ハードカレンシー(国際決済通貨)』と呼ばれています。

その中でもアメリカのドル、すなわち米ドルは世界で唯一の通貨の頂点、基軸通貨です。基軸通貨は国際通貨の中でも支配的な立ち位置で国際金融取引で基準となる通貨となります。

第二次世界大戦以前ではイギリスが世界を牛耳っていたのでポンドが基軸通貨でした。第二次世界大戦以降、世界の覇権が完全にアメリカに移ってからは米ドルが基軸通貨です。

お金が集まる場所である為、アメリカのウォール街、イギリスのロンドンのシティは世界有数の金融街です。

諸説ありますがこの基軸通貨なる条件が
・世界一の経済力があること
・世界一の軍事力があること
と言われたりしています。

中国が経済的にも軍事的にも拡大を目論むのは「次の基軸通貨を狙っているから」とも言われてたりします。

現在はデジタル通貨や仮想通貨なども登場してきて、通貨の世界でも今後変化がありそうで楽しみです。


為替レートは一秒ごとに変化するので見てて面白い


日本「あ、あ、あ...(急激な円高)」

為替レートで関係してくるのが外国為替です(為替とは決済手段の事です)。外国の通貨と円の比較となります。

外国とビジネスを行う時に、円と外国の通貨の交換を行います。この交換をする時に基準とするのが『為替レート』です。

例えば米ドルと日本円の為替レートが106円とします。
これは1ドル=106円だよという意味です。
これが世界情勢によって上がったり下がったりすることを「円高・円安になる」と言われてます。
通貨の上げ下げによって生じる差額で稼ごうというのがFXです。

■為替レートの見方
見方にはコツがいります。
ポイントは何が『主語』かを確認することです。

例えば ドル円 : 106円の場合
主語は前にきている通貨になります。
なのでここではドルが主語です。

例)106円→105円の場合
『ドル』が106円分から105円分の価値に下がったので、反対に『円』の価値は上がりました。
→「1円 円高になった」と言います

逆に106円→107円
『ドル』が106円から107円分の価値に上がったので『円』の価値は下がります
→「1円 円安になった」と言います

円高・円安のどちらが良いかと言われると一概には言えません。
ただ、日本のように外国に多くの商品を売る輸出国だと円の価値が低い円安の方が、安く商品を売り出せて儲かるので良いとも言われています。

因みに戦後日本が脅威的な経済発展を遂げられた(高度経済成長)のは、凄まじい円安でアメリカにバンバン商品を売ったからです。(ドル円360円で固定でした)

第一次世界大戦後のドイツに課した高額な賠償金から第二次世界大戦は引き起こされたという反省から、日本と西ドイツは為替を優遇されていました。日本はその支援があったので復興できました。

しかし日本の驚異的な経済発展から、当時のアメリカの経済的仮想敵国は日本となってしまいました。経済大国第二位まで押し上がってきた日本にアメリカは第一位の座を奪われると恐れたのです。

2020年年現在、世界第二位の経済大国は中国です。前回の日本と同様に、アメリカは中国のことを仮想敵国としています。
アメリカと中国の間で生じている貿易摩擦を約三五年程前にはアメリカと日本がやっていたのです。

興味がある人はプラザ合意とか調べると面白いかと思います。

話を戻しまして、円高になると円の価値が高くなり商品代が上がり、売れにくくなると言われています。その為日本は急激な円高を嫌います。

日本の円は『安全資産』とよく言われていて、世界で何かリスクが起きるとみんな通貨の避難先に円を購入します。それにより、何かが起きると円高になりやすいのです。

但しこの説は「そもそもFXをする割合が日本人が多いだけ」など色々な理由でもう古いと言われることが多くなってきています。こういった通説や噂はあまり過信しないようにすると良いかもしれません。

別の視点で見れば、円の価値が上がっている円高状態で外国でお金を使うのはお得です。海外旅行が典型例です。
私が2018年にイギリス旅行に行った当時のポンド円は150円でした。
それが2020年3月時点では132円と20円も違います。これは円の価値が高くなっているので、円をポンドに替える時は少しお得ですね。

因みに推し国の通貨と日本円がどれくらいのレートなのか見てみると一秒単位で変わるので面白いです。私はよくアメリカの米ドルと日本円、イギリスポンドと日本円の比較を見ています。


各国の中央銀行も注目だよ。インフレとデフレについて


第一次世界大戦後のドイツのハイパーインフレから見てみよう

そもそも中央銀行とは何か分かりますか?

私たち個人が銀行口座を持っているように、国も銀行を持っています。それが『中央銀行』です。
自国の金融システムや通貨を守る為に色々と頑張る通貨の番人と言われています。

🇺🇸 → FRB(連邦準備理事会)
🇯🇵 → 日銀(日本銀行)
🇪🇺🇩🇪🇫🇷🇮🇹etc) → ECB(欧州中央銀行)
🇬🇧 → イングランド銀行
🇨🇳 → 中央人民銀行

中央銀行の役割は凄く重要で、国のお金を印刷する権利を唯一持っています。日本なら一万円札などです。

「自由にお金を印刷出来るなら、不景気の時にお金を沢山印刷しちゃえば景気が良くなるんじゃないの?」と思うかもしれません。

それがダメなんです。世界史でこの言葉を聞いたことがありますか?
『1320億金マルク』

そう、第一次世界大戦後のドイツが抱えた賠償金です。

ドイツは戦後異常な賠償金を支払う為に、当時の中央銀行(ドイツ帝国銀行)がお金を印刷しまくりました。お金を沢山印刷して賠償金を支払おうとしたのです。

しかしこれが原因でハイパーインフレが起こります。
パン一個買うのに一兆マルク(当時の通貨)も必要になってしまいました。お金が紙クズ同然になってしまったのです。

何故こうなったか、そもそもインフレとは何かという話なのですが、変な話『お金』そのものに価値は無いのです。
価値があるのは「お金には〇〇分だけの価値があるとみんなが思うこと」です。

例えば日本の一万円札をアメリカで使っても価値はありません。「ドルで払ってくれ」と言われるだけです。(国際通貨だから多少価値があるとは思いますが)

一万円札が日本で使えるのは日本では価値があるものとみんなが思っているからです。
逆に言うと、お金に対して価値が無いものと判断されればその分だけお金の価値が減っていって、その価値に見合う分だけのお金を沢山用意しなければいけません。

戦後のドイツでは中央銀行がお金を印刷しまくった影響でお金が有り余るほど社会に流通しました。結果お金の価値が急激に下がったのです。

お金の量がその国の経済規模に見合った量を超えてしまうと物価が上昇します。

物価が上がる →「インフレ(インフレーション)」
物価が下がる →「デフレ(デフレーション)」

そもそもインフレとは、モノの価格が全体的に上がり、お金の価値が下がることです。つまり、みんなが欲しがるものは多少価格を上げても買われるので価格が上がっていきます。

需要(欲しい気持ち)が供給(モノの数)を上回った時に生まれます。
インフレは景気が良い時によく起こる物価上昇のことを言います。

しかし戦後は食糧や物資が不足しているので全てが貴重であり、需要が供給を上回りました。その中でお金が大量に流通しましたが、肝心の物資が少ないので価格だけがドンドン上がりました。
これがハイパーインフレです。

反対にデフレとはその逆です。
モノが多くてもそれを欲しがる人がいなければ安くして買ってもらうしかありません。その為価格はドンドン下がります。
供給が需要を上回ることによる物価下落、これがデフレです。
デフレは不景気の時によく起こります。

ハイパーインフレはインフレ状態を超越してしまい、お金の価値の下落が止まらないことです。戦後ドイツの物価上昇率は一兆倍と言われています。正に国内が大混乱したわけです。

ハイパーインフレなんて過去のものだと思いがちで。現在(2020年)でもハイパーインフレになっている国があります。代表的なのがベネズエラです。
気になる方は検索してみてください。なかなかにエグいです。

因みに日本は長年デフレに悩んでいます。物価が上がらないので相対的に賃金も上がらずに、国民のお金が増えないと言われてます。

節約することは良いことではありますが、みんなが異様にお金を使わないのでどんどん企業が価格が下げる価格競争をして、社会に回るお金がどんどん減り不景気になる悪循環に陥っています。
なので時には思い切ってお金を使って経済を回すことが重要になるのです。

「お金がなければ印刷すればいいじゃない」というのは無理な話で、国の中でのお金の流通をきちんとコントロールする必要があります。

お金の流通が
多すぎる場合は減らして....
少なすぎる場合は多くして....

このコントロールを行うのが、唯一お金を印刷出来る『中央銀行』です。

国は基本自国の中央銀行を持っていて、上手くお金流れをコントロールしています。

このコントロールを『金融政策』と言います。よくニュースになったり注目されるのはココです。

世界の金融政策でも特に注目されるのがアメリカ、EU(欧州)、中国、日本、あとイギリスです。
「政策金利を利上げするか?利下げするか?」という点で非常に注目されます。


一番ニュースで扱われるのは多分ここ!金融政策について

アメリカ「病院に行って薬飲もうかな...それとも...?」

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ここが一番経済ニュースとして扱われるネタかと思います。

インフレについて見てきましたが、「インフレ=悪いもの」というイメージが付いてしまったかもしれません。
しかしインフレは悪いことではなく、敢えて中央銀行がインフレにさせることもあります。反対にデフレにさせることもあります。

これがお金の流れをコントロールするということです。
ではどうやるのでしょうか。

これが中央銀行の二つの目の重要な役割である『金融政策の実施』です。

・金融政策とは
国の経済を良くしていくために行われる手法のことです。色々ありますがこの二つだけ知っておけばOKです。

・金融緩和 (→ インフレにしたい)
・金融引き締め (→ デフレにしたい)

この二つを理解出来ればどこの国が調子が良いか悪いかが一発で分かるようになります。

某お国ジャンルで言うとキャラが風邪を引きそうか、絶好調かなど長期的な体調が分かります。ふふふ。

この二つの手法で意図的にお金の流れを良くしたり、悪くすることで過剰な流れを緩やかにするのが目的です。

車の運転をイメージすると分かりやすいです。

車が坂道を上がって行くときは馬力が必要なのでアクセルを踏みます。
これが『金融緩和』です。
敢えてインフレにしようとするのです。
「政策金利を引き下げる」と言われます。

つまり、国の景気が悪くなってきたな?と感じたら少しお金を多く印刷して国に流通させて少しずつ物価を上昇させようとします。
物価が上昇すれば賃金も上がっていきます。賃金を伸ばして景気回復を試みるのです。
キャラで言うと「調子悪いから病院行って薬飲んでおこうかな...」的な感じです。

因みに日本は現在異次元と言われる程の金融緩和をしています。
よく言われるマイナス金利です。

逆に車が坂道を下るときはスピードが出過ぎて危ないのでブレーキをかけます。
これが『金融引締め』です。
景気が絶好調の時はどんどんインフレが起きて危ないので、敢えて少し景気を抑えて落ち着かせようとして、デフレ(物価を下げる)にしようとします。
「政策金利を・引き上げる(締める)」と言われます。

中央銀行はこの二つの手法を用いて上手く景気をコントロールして緩やかな右肩上がりを作って、経済を良くしていこうとしているのです。

政策金利とは、まぁ金利のことですがここはちょっと複雑なので詳しく知りたい方は検索してみてください。
小ネタとして、金利を知っていたら「どこの銀行にお金を預けた方がお得か」「もはやお金を預けるより運用(投資)した方が良いのでは?」などが分かってくるので知っておくとお得です。

さてやっとお国を登場させられる!

世界で中央銀行の金融政策が特に注目されるのがアメリカとEU(欧州)です。中国や日本、イギリスも一応注目されますが、関心度は上二つより低めな印象です。

そもそも中国政府が発表する数字が本物なのか不明なのでみんなあんまり信用してないイメージです。日本は長年金融緩和し過ぎて最早「あ、うん」みたいな空気。


アメリカの金融政策が世界を動かす


アメリカ「さすが俺!俺は世界を動かすHEROさ!」

アメリカのFRB(連邦準備理事会)の動きが世界で一番注目されます。
マジでアメリカだけは別格レベルで注目です。

FRBの考えや動きだけで世界の株式相場と為替レートが一気に変わるので正に世界のアメリカです。「俺が世界のHEROだー!」状態。
(株価急落して「おいアメリカ!!」と言いたくなる時もあります)

現在(2020年)のFRB議長はパウエル議長です。
この方の発言一つで翌日の株式相場が乱高下することも多いので、議長が発言する時は世界の経済学者・投資家・金融の専門家などがリアルタイムで必ず確認する超重要人物です。

因みにFRBが政策金利をどうするかを決める会合をFOMC(連邦公開市場委員会)と言います。ニュースではよく「FRBがFOMCを開いて政策金利を...」という風に報道されます。

アメリカが金融緩和に踏み切ると、その動きを受けて世界中の国々が次々と同じ金融緩和に踏み切ったりします。

アメリカの経済が落ち込むと世界も落ち込みます。世界の景気後退を見据えて早いうちに他の国も準備しようとするのです。
この一連の動きが世界が繋がっていると意識せざる得ないので興奮します。

さすが超大国。影響力半端ない!


欧州のECBも非常に注目される。カギを握るのは欧州の大黒柱であるドイツ

フランス・イタリア・スペイン「ドイツ〜〜!ドイツ〜〜!!」

欧州のECB(欧州中央銀行)の金融政策も非常に注目されます。EUは27ヵ国の集合体で、ここの政策だけで広範囲に影響が及ぶからです。

EU中でも経済規模が大きいのが、ドイツ、フランス、イタリア、スペインなどです。
特にドイツ経済が倒れると欧州全体が倒れる危険があるので、欧州の中ではドイツの経済数値が非常に注目されます。

この辺りが分かってくると一気に経済ニュースが理解出来るようになってきます。一番楽しいところですね!


やだ〜〜経済大国〜〜!!GDPは眺めてて楽しい

「今年はどれくらい儲けたの?」

「経済」というキーワードで一番よく連想するのがGDPかと思います。

GDPとは国内総生産のことで、一年間同じ国に住んでいる人々によって新たに生産されたモノやサービスの付加価値のことです。
簡単に言えば国内で商品を買ったり、家を建てたりして使われたお金の総計ともいえます。つまり、その国が儲けたお金ということです。

日本の場合で言うと、GDPの大半を占めているのが、日本で生活する人々が日常的に行う「消費」と国内にある企業が行う「投資」の合計金額である「民需」です。

民需に加え、政府が使ったお金である「政府支出」と輸出額から輸入額を差し引いた「貿易収入」 を合計した金額がGDP(国内総生産)となります。

ご存知の方も多い通り、2020年3月時点の順位がこちら

名目GDP 世界ランキング
一位 アメリカ
二位 中国
三位 日本
四位 ドイツ
五位 イギリス
六位 フランス
七位 インド
八位 イタリア
九位 ブラジル
十位 韓国

我らの日本は中々頑張ってる世界第三位の経済大国です。

経済の知識がついてくると、第二次世界大戦以降の高度経済成長期の日本って本当に凄かったんだなと改めて感じます。

敗戦国でありながら、アメリカ以外の連合国組を次々と追い抜いて世界第二位まで登り詰めました。
しかし、急激な経済成長はアメリカの反感と畏怖の感情を生み、貿易摩擦へと発展してしまいます。結果、日本はバブルがはじけて不景気へと転落していきます。

また、GDPはその国の人口にも大きく影響します。単純に労働人口が多いほど有利です。よって今後は中国とインド、そしてアフリカ大陸の各国がどんどん順位を伸ばしてくるだろうと言われています。

日本はなんとかまだ第三位の位置にいますが、今後少子高齢化で労働人口が減っていく中、労力を掛けずにいかに効率良く仕事をしていくかの労働生産性を高めることが必要と言われています。
AIなどを活用した技術で今後日本の労働環境がどう変化していくのかが注目です。この辺のニュースなども分かってくると未来を考えるのが楽しいですね。


得た知識を実生活に。学んだことを実践してみる

経済キーワードについて何となく理解出来たら、より実感できるように実生活でも行動してみると知識の反芻が出来て良いです。

【例えば私が実践していること】
・毎朝経済ニュースを観て世界の株価や世界情勢について知る
・ネットニュースを観る
・海外ニュースを観る
・証券口座を開設して、外国株式中心のインデックスファンドに積立投資
・将来の世界のトレンドを知る為に読書

一番学びとして効果があったのが、経済ニュースを観ることと積立投資でした。
投資はなんせ自分のお金を少額でも使うと自然に知識を得ようと行動するようになります(ネット証券なら百円からでも積立できます)

そしてお金の流れをより意識して「資本主義とは何ぞや」といった興味関心も出てきました。とても難しいですが...。

投資は株価に連動しますので、推しに投資していれば必然的に応援したくなります。もはや運命共同体です。

私は主にアメリカ株式と全世界のインデックスファンドに投資しています。
推しの応援という意味もありますが、真面目に言えば老後資金の為に早いうちから複利を得ようとも思ってしています。
特に若い世代の方は「複利」とは何かを一度調べてみると良いでしょう。かなり強力な味方になってくれます。
(投資に関しては完璧自己責任でお願いします)

こういったことを考えられるようになったのも、色々な知識がついたからだと感謝しています。


想像以上に世界は日々動いている

同じニュース番組を一週間観続けていくだけでも世界の見え方が変わる

経済を知って、自分が想像していた以上に世界は毎日動いているのだと知りました。毎日のニュースを追っていくだけでも、世界を見る視野が広がります。

私は推しの動向を知りたいが為にニュースを観続けていますが、それ以上に世界を知れて楽しくなりました。
きちんと日本のことも考えて選挙にも行くようになりました。

ただのアニメオタクから少しおかしな国際経済オタクへと進化したようで嬉しくて思います。
少しでも世界について知りたいと思ったら、経済について学ぶのは面白いですよ!

そして推しが頑張って働いている姿を妄想してください。
お金は社会の血液と呼ばれてますし、財政や経済を知ることは、言わば推しの血圧測定です。
さぁ、あなたもLet‘s 血圧測定....!

少しでもこの記事がお役に立てれば幸いです。
ありがとうございました。

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