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E198:テレビと主役交代

今日は30日目です

【連続投稿119日目  ライランⅡ:  30日目】

テレビに関して、みんな「つまらなくなった」とか「オワコン」とか、いろんなことを言うけれど、

私は、それとは違う、ちょっとした違和感みたいなものを最近ずっと感じながら、モヤモヤしていた。


私は、基本的にテレビっ子だった。

私が子どもの頃、子供番組がたくさんあった。

7時半から『ピンポンパン』を見て
8時から『ポンキッキ』を見て
9時半から『おかあさんといっしょ』を見て
10時半から『ワンツージャンプ』を見て
11時から『ロンパールーム』を見て…

この、すき間の時間にも
色々と子供向け番組がたくさんあった。

夜は、夜で
7時台は、必ずどこかの放送局でアニメがあった。
番組は基本的に30分番組だった。

たまにプロ野球中継に邪魔される事はあったけれど…。笑

今週から夏休みが始まっているが、昭和の頃、
夏休みの午前中は、子ども向けの特別編成があった。

『ど根性ガエル』
『あさりちゃん』

夏休みになると出てくる定番アニメがあった。

中学、高校になっても
ドラマに、バラエティ、
気がつけば、ずっとテレビを見ていた。

ところが
数年前からテレビに関して、ちょっとした違和感を感じるようになった。

以前にも少し書いたことがあるが、コマーシャルのセリフが早すぎて、聞き取れなくなった。

番組出演者を「人」としてではなく、「キャラ」で、見るようになった。

番組内の「会話」を、「段取り」として認識してしまう自分がいた。

「この後もまだまだ続きます!」という終了2分前のテロップに「独特の哀しさ」を感じるようになった。

「CM上の演出です」「個人の見解です」というテロップに、裏方の苦労を感じるようになった。


いろいろ並べてみたけれど、でも、それらが違和感の正体ではない気がしていた。


ずっとわからなかったこの違和感の正体が、先日の「27時間テレビ」を見たとき、少しだけ、わかった気がするのだ。

若い子たちが、かっこよく、ダンスを踊る。
そのキラキラした姿を見たとき、なんとなく腑に落ちることがあった。


「ああ、そうか。私たちの世代は、視聴者としての主役の座から、とうとう降ろされたんだろうな」

私たちの世代は、放送局のメインターゲットとしてはズレ始めている。キラキラした若い人たちを見る時、おじさんたちは不用意に「テレビがつまらない」なんて言ってはいけないような気もするし、

どちらかというと、怒りや文句というより、「寂しい」とか、そういう感情に近いかな、と思った。

そう言えば、我が家も、
「テレビはついているのに、いわゆるテレビ番組を見ていない状態」が多くなった。

Netflix、アマプラ、YouTube…
そういうものに費やす時間が多くなった。

書いているうちに、どんな言葉でこの記事を締めていいのか、よくわからなくなってきたので、とりあえずこんなふうに書いて終わろうと思う。

※個人の見解です。

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