マガジンのカバー画像

3
鑑賞記録 本当はなにひとつとして忘れたくない それはわたしをどこまでも刺し貫くもの
運営しているクリエイター

記事一覧

印象派の光 展にまつわる記、憶

6/27 記録です。一緒に行ってくれたのは、一緒に美術館に行きたいねとよく話していた印象派が好きな友人。やっと叶ったね〜

記 (好きな絵のこと、手元のメモのままに。)

愛している、「空の王者」。
もうすぐ天気が変わる、その暗示、ブーダンの絵は動く。

ブーダンの空は一瞬で動く、変わる空
時間を止める絵というより、時間の流れを示す絵。
それを師と仰ぐモネの絵も同じ、風が吹く、草が揺れる、雲が動く

もっとみる
幾何学をいくつ揃えた空感

幾何学をいくつ揃えた空感

昨年この展示企画を知るとき、そのタイトルは「キュビスム・レボリューション」であったと思う。そのタイトルの字面の仰々しさに、わたしはiPhoneのメモにまとめた 行きたい美術展リスト で、タイトルの末尾に☆マークをつけていた。(🌏🏴‍☠️⭐️)

革命と聞いて真っ先に私が思いついてしまったのはトランプゲームの大富豪であった。
同じマークの連続した数字のカード4枚か同じ数字のマークのことなるカード

もっとみる
奇抜な虎に誘われて

奇抜な虎に誘われて

2122年9月14日、東京ドウムに足を運んだのはそう、100年前のバンドSEKAI NO OWARIが初めてそこに立つ瞬間を見るためである。

彼らの音楽はすごい。ポップでキュートで、ダークで、いつまでも彼らの前では私たちは子供である。
そして彼らのライブはすごい。あるときはドラゴンのいる巨大樹のふもと、あるときは動物たちに囲まれる森の中、あるときは空が明るいままの夜の洋館、あるときは移動式歓楽街

もっとみる