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奇抜な虎に誘われて
2122年9月14日、東京ドウムに足を運んだのはそう、100年前のバンドSEKAI NO OWARIが初めてそこに立つ瞬間を見るためである。
彼らの音楽はすごい。ポップでキュートで、ダークで、いつまでも彼らの前では私たちは子供である。
そして彼らのライブはすごい。あるときはドラゴンのいる巨大樹のふもと、あるときは動物たちに囲まれる森の中、あるときは空が明るいままの夜の洋館、あるときは移動式歓楽街の列車の中、あるときは宇宙、、、SEKAI NO OWARIはいろんな世界へと観客を誘う。
そんな彼らが今回舞台に選んだのが100年前を感じさせる遊園地「Du Gara Di Du」である。
🐯「100年前に流れていたのはそう!こんな音楽!」
👏🏻
RPG
(-1)
こころなしか冒頭の「大切」がすごく大切にあたたかく聴こえた。
(いや本当はそれどころじゃなかった、、、実は初日の席が最前で、、、大好きな友達3人と連番したのですがずっと泣いてぴょんぴょんして手を振っていた、楽しかった)
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ファンタジー
アゴゴベル(だっけ?)の音に始まりアースチャイルドを想起させるメロのバイオリンにワクワクしていたら、なんとファンタジー、、、ずっと聴きたかった、聴けたら泣くな〜って前々から言ってた。うーん、泣いた〜
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RAIN
いつだかMステで「最初の『ま』に注目してお聴きください!」と言われてうんざりした とお話しされてましたが、すごい「んまー」だった。雨が止んで「傘を探しに行こう」と歌うと空を見上げる深瀬さんが毎度のごとく良かった。
傘一つのやりとりでときめく瞬間というのは『となりのととろ』のカンタから学んだはずの私たちですがその最後の歌詞に私はときめく。ライブでよくやる曲だけど改めて素敵な歌詞だと真っ直ぐに思った。(そういえば終始歌詞の表示がしねきゃぷしょんでしたね、好)
・・・・・
(そう、100年前は「言論の自由」が手厚く保護される。だからBadな表現がたくさんあった、、!とガルルが頭を抱える、、、)
Witch
予想外の展開にひたすらヘドバンしてました。
この時点で作り込まれた世界観にSEKAI NO OWARIの曲がすごくうまくはめ込まれていることに鳥肌がたった。ずっと彼はこういうことを言いたかったのか。打ち込みの音とストリングスが痛いくらい良い。
天使と悪魔
ほ、ホワイトファルコン(動物殺処分保護の活動のためオークションに出された深瀬さんのギター)〜!!!😭😭😭音がとってもいい、それにボディが大きくてビジュアルも好き、深瀬さんに一番似合うギターだと思う、うう。
「いじめは正義だから悪を懲らしめてるんだぞ そんなふうに子供に教えたのは僕ら “大人” なんだよ」
「悪魔と天使、僕らがどちらなのかなんてさ 解るはずもなければ 解りたく“なぁい” 」
ストリングスがよかった。最後のキラキラも良かった。
Like a scent
これは在るための曲だと思ってた。わたしもあなたもあるだろうTwitterの下書きや誰にも見せられない希死念慮やデスノートみたいな日記と一緒。存在がそこに在るためにある曲。わたしたちにそれを披露してくれてありがとう。
皆さんちゃんと二曲目のライカセントは飛ばしましたか?😊
— Fukase(SEKAINOOWARI) (@fromsekaowa) July 20, 2021
深瀬さんずっとこの曲に対して「過激」と言っていて、「次のライブは過激なものになるよ」とどこかで言っていらして、きっとこのことを言いたかったのかな、と思う。
でも過激じゃない。スクリーンに映る深瀬さんのシルエット(ブルプラのSOSのような演出)だけからも充分に伝わるどうとも上手く言えない、彼にしかうまく表現できない感情と歌詞だけが映るスクリーンに心奪われて気づいたら泣いていた。
そのシルエットとストリングスが美しかった。
・・・・・
(プラスチックプロダクト🍽️、2122年の世界では製造が禁止されている。便利だけど処理には唸る問題。)
深い森
淡い緑の毒ガスに優しく包まれた。すごくいい演出。
初めて行った富士急ハイランドでのSEKAI NO OWARIのライブで深い森を観て、小6ながらの感性で心打たれて泣いたのを思い出した。
ラスサビで同じように鼓動をバクバク言わせながら軽いヘドバンをした。
これらを「言論の自由」の皮肉的内容の表現物として披露したことにも涙が出そうだった。
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(我々のスターライトリングの光が夜空を彩る中始まるのがガルルとグルルのパレード。)
虹色の戦争
「僕らの命の炎は〜 👏🏻
消えてしまうのだろう」
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手を振りながらカメラノールックでシャッターを連打していた、数少ないまともな写真です、ひーーーー
周波数
やっと聴けた、奇抜な色の虎になって会いに来たよ。聴けて嬉しい、幸せ。
(あとこちらネタバレでもなんでもない、友達とこれをしてくれ、、、と話していたこと。宣伝?です。こちらはファン作品。公式、採用してくださいなアレンジがあります、すごく素敵なので聴いて?↓)
・・・・・
(2122年では恋愛の形も様々。性別なんて関係なし。しかし2022年は違う、恋愛とは男女の2人のこと。)
silent
(-1)
メモ 「せい じゃっく(静寂)の音」←とってもすき
2サビ後のグロッケンをらぶさんが叩いていた。
夏の暑い日に両角をする裏で書いていた曲らしい。夏に聴けてよかった。笑
不死鳥
(-3)😭😭😭😭😭😭😭😭😭
武道館のエンタメの-2がすごく好きで、、、😭
アレンジが好きすぎた。変調のBメロが美しすぎると思う。3B😭。私この曲が好きすぎるんだ。
umbrella
冒頭の発声が上手すぎてそのフレーズが終わって拍手した。(特に一日目)
そしてサビで崩れ落ちる深瀬さんのシルエットと落ちる雨の照明があまりにも儚さと猟奇を観客の心に打ちつけてくるので困った。😭😭
炎の戦士
最近特に贔屓して聴いていた曲でした。予想外で😭😭😭。改めて『ENTERTAINMENT』というアルバムが尊すぎる。ステージの明かりがあたたかく明るいオレンジで好きだった。
(実はこの曲に関しては流れが腑に落ちていないのだけど、、、)
遊園地のシステムエラー(これは100年前と変わらず残っているのだなぁ、、、と)でBadな表現(🐯こんな表現、今の人たちに見せたらびっくりしちゃう、、、)の曲へと流れが急に変わる。
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illusion
間奏のギターとピアノの掛け合いが聴きたい、、、とずっと言っていた、すごかった、、、
サビ前に減速するのすごい良かったとても好き。
アニマルゴーラウンドのスピードがすごく速くなる、灼熱の動物ランド、、、。(いつから回転の向き変わったのかしら、、、)
Eve
村上春樹の世界観、と思っている。アダルティなおわりさん。照明も良かった、アウトロのハミングも。(ここまでが恋愛ソングな流れだと思う。)でもね、いやちょっと待ってくれ、ロッキン オン ジャパン2022年9月号を読みまして、、
この曲、このライブを作っていた同時期に作っていたそうで、まさに本ライブを体現している曲なのだ。恋愛を歌った歌でありながら「淘汰」を示している。この話はラジオでしていたのだけど、ここに関連性を見出した深瀬さんの考え方価値観に脱帽。
・・・・・
(🎡一度入ったら出られないエンドレスクロック。2022年ではこうやって社会の歯車となって回り続ける社会なのだ。)
ラフレシア
帽子からネクタイがジャックスパロウスタイルで出たダンサーたちと踊る深瀬さん、と!なかじん!!!
SEKAI NO OWARI、エンターテイメントの王様すぎる、と改めて。
スターゲイザー
さらに洗練された照明。 1秒も経たないごとに切り替わる照明。スターライトリングが光る瞬間があるのがなんか嬉しかった。一瞬のメンバーのシルエットが美しかった。
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スターライトパレード
(-1)
スターゲイザーのアウトロから少し時間をかけて繋がる。-2イントロから。ETのあの曲とこの曲はイントロを聴くだけでワクワクして満遍の笑みを浮かべながら泣いてしまう。スタパレだ!とわかる瞬間が好き。
それから、この三曲の流れ、2018年のインソムニアトレインの流れそのまま。有名な話ですがスターライトパレードは深瀬さんが夜のサイクリングで通った川崎の工場夜景からインスパイアされてできた曲。夜遅くまで稼働する、働くことで放たれる、僕たちの文明が夜空の光を奪った。最後のこの歌詞があまりにも皮肉に聴こえるセトリ。すごく好き。
「100年前のバンドSEKAI NO OWARIでした」
アンコール
の前に余談、
アンコールの手拍子の途中、舞台裏のガルルが見える、、、
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(某OL社からの派遣を疑うファンサ)
Habit
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メンバーみんな踊っていた、愛、、、、、、、、
N「MCしまーーーーす!!!」
2014年のTwilight cityから東京ドームの話はあったそう。でもなかなかタイミングが合わず、
今回やっとその尻尾を掴んだよ!と。
ラブさんママからは「東京ドウムおめでとう」とのLINE。
深瀬さん、今ツアーのコンセプトについて。
100年後こうなって欲しい を描いたわけじゃない。プラスチックのこととか、言論の自由とか、ジェンダーのこととか、働き方のこととか。
例えばそれは誰かの希望であるけどもちろんそれは誰かの希望ではないものであったり。
今までやりそうでやらなかった遊園地第一弾はこういった現代のことを作りたかった。
意識して選んだわけじゃないけれどアンコールの最後に、
Dragon Night
「だけど僕の正義がきっと君を傷つけていたのかな」😭
SEKAI NO OWARIの代表曲といったらこれだけど、彼らが一番伝えたいのって結局はこの曲そのものなんだと思う。私この曲を歌うSEKAI NO OWARIというバンドが好き。100年後おじいちゃんおばあちゃんになっちゃうどころか、その文明たちと一緒になくなっちゃうかもしれないけど100年後も生まれ変わってでも愛したい、愛されて欲しいなと心から思うよ。彼らが作る100年前の世界でSEKAI NO OWARIに出会えて私は本当に良かったと、彼らのライブのあといつも思う。
#セカオワLINELIVE pic.twitter.com/blPnpiMwjq
— Fukase(SEKAINOOWARI) (@fromsekaowa) May 24, 2020
2020年、宇宙を舞台にbadmoodのキャラクターたちも出てくるこんな遊園地を見ることができない事実に打ちひしがれていた私たちに、その「ドゥガラ」を見せてくれてありがとう。愛してます。
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