見出し画像

物書きになりたい私に響いたドラマのセリフ。

1月からはじまったドラマが着々と終了している。
今クールで一番好きだったドラマは、テレビ朝日さんの「書けないッ!?〜脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活〜」だったんだけど、見てた人いるかな。

夫・生田斗真〈脚本家 兼 主夫〉
妻・吉瀬美智子〈ベストセラー小説家〉
主夫と一家の大黒柱である妻、平凡な才能と圧倒的な才能。
夫婦で、ライバルで、同志――。

細々と執筆を続けながら、ベストセラー作家の妻や子どもたちのために家事全般を担う脚本家兼主夫の吉丸圭佑(よしまる・けいすけ)。
 ある日、ひょんなことから圭佑に連続ドラマ(しかもゴールデンタイム枠!)の脚本執筆という千載一遇のチャンスが舞い込みます。クセの強いドラマの関係者に振り回されながらも執筆&家事・育児に全力投球する圭佑。
 たとえ今は平凡な才能しかなくても、一緒にドラマを作る仲間や応援してくれる家族がいれば何だって乗り越えられる…!?

(公式HPより)

「キミなら空いてると思って。できるよね?じゃあ3日で書いて。ヨロシク」と、だいぶ雑な感じでゴールデンの脚本を依頼された圭佑。

最初は適当に扱われたりして、凹んだり悩んだりドタバタしながらも、最終的には主演俳優(演じていたのは岡田将生くん。これがまあ、いい感じにワガママで面白い)が「あなたの脚本じゃないと演りたくない」と言い出すほどになり、10話まで書き切る…というお話。

出てくる人出てくる人、クセが強くてだいぶ面白かったのだけど、最終話の最後のセリフがすごく良かった。

自分がドラマの監督に紹介した他の脚本家が、あっという間に結果を出したのを見て「あの子はすごいな」と思いながら続く言葉。

でも、僕は僕だ。
他人と比べても仕方ない。
脚本家は順位なんかつけられない仕事だって、米虫先生も言ってたし。

(※米虫先生とは心療内科の先生です)

私は脚本家じゃないけど、一応「ものを書く」ということを生業にしようとしていて、心を打つ文章を書く人を見たら「すごいなあ」「私なんて全然だめだ」って思うし、知り合いの「出版することになりました!」という投稿を見たら、死ぬほど羨ましいし死ぬほど悔しい。

だけど、私は私。
順位なんてないんだ。
私は私の文章を書き続ければいいんだ。

* * *

そしてもう一つ。心に残った言葉。

それは、ドラマ放映が全て終了した後。
圭佑がプロデューサーに「僕は…脚本家としての才能は、あるんでしょうか?」と聞いたときの答え。

10年後だな。
君が10年後もちゃんと仕事やってれば、吉丸啓介は才能があったってことになるんじゃないの?

ずっと続けること。
それって簡単そうで難しい。
だから、10年続けられたなら、それが「才能」になる。

私は今、いたって平凡な物書きだけれど、ずっと書き続けていれば…たとえば、このnoteを毎日欠かさず10年書いたとしたら。
それは「才能」につながるのだろうか。

10年経ったら55歳。
それまで書くことを続けていられるかな。
多分続けているだろうな。
だって、10年前から書いてるから。

そうか。多分、私は、書くことが好きなんだな(今更)

それにしても面白いドラマだったなあ。
続編とかあればいいのに。



いただいたサポートは猫たちの養育費に使わせていただきます。ありがとうございます。猫たちがいるから生きてます。