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猫に振り回される日々。仕方ない。猫が好きだから。

私の部屋で暮らしている猫の”ふさお”は、元野良猫だった。
拾った時、病院で推定2〜3歳と言われた大人猫。

当時は痩せ細っていて、与えるものはなんでも喜んで食べたし、カバンの中に食べ物が入っていたら漁って食べるほどだった。

あれから4年。

すっかり口が肥え「このごはん美味しくない」「これ要らない」と、選り好みをするようになった。

そうなればこちらも、あれやこれやと違うごはんを買って来て食べさせる。

そうすると最初は食べるけど、じきに飽きて「これ好きじゃない」と言い出す。

なんてワガママなんだ。
そう思いながらも、また違うごはんを買ってくる。


18歳のりうは、蛇口からしか水を飲まない。

家の中には何箇所か水飲み場があるけれど、彼はそれらに口をつけない。

喉が渇いたら洗面所の前で「にゃあ」と言う。
そうしたら家族の誰かが洗面所に行って、彼を抱き上げて洗面台に乗せて水を出さなきゃいけない。

それだけじゃない。
水は飲まない。
ぬるま湯じゃなきゃ飲まない。

夏でも冬でもぬるま湯にならないと「いらない」と断られる。

なので、しばらく水を出して、お湯になったら「お湯出たよ。どうぞ」と勧める。
そうすると「よし。飲んでやろう」てな感じで飲み始める。

そして、飲み終わるまで待って、抱き上げて降ろしてあげなきゃいけない。それも上手に抱っこしないと「にゃ!」と怒られる。

我が家で繰り広げられる、そんな日々。

時々「好き嫌い言わずに食べなよ!」とか「そこの水飲んでよ!」と言うけれど、結局猫に従ってる。
猫が好きだから。仕方ない。

猫のためならエンヤコラ。
今日も明日もエンヤコラ。

いただいたサポートは猫たちの養育費に使わせていただきます。ありがとうございます。猫たちがいるから生きてます。