12年ぶりに海外に出たら、出国でだいぶ戸惑った話。
先週、12年ぶりの海外旅行に行ってきた。
行き先はパリ。
あまりに久し振りの海外旅行で、驚くことだらけ。
中でも一番驚いたのは、入国審査が自動認証になっていたこと!
12年前までの記憶では、1人ずつカウンターに行って、そこにいる係の人にパスポートと搭乗券を手渡して、渡航の目的とかを聞かれて、「出国」「入国」のスタンプを押してもらう…ってやつ。
海外での入国ではだいたい、無愛想極まりない係員に「目的は?」と怒ってるように聞かれ「さ、サイトシーン…(sightseeing:観光)」とビビりながら答えるのがお決まりのパターンだった。
のに!
機械が相手とは!
そうこれこれ↓
機械にパスポートの写真の面をかざし、上にあるカメラに顔を写すと認証されるシステム。
誰とも会話をする必要もない。
「サイトシーン」も言えない。
ビビる必要もない。
なんだこれ。びっくり。
でもこの記事が2019年7月のものだから、どうやらコロナ禍より前にこういうスタイルになっていたらしい。
知らないって怖い。
で、ドギマギしながら顔認証を済ませ、「へ〜時代は進んでるんだな〜」と審査場を通り過ぎて気付いたわけです。
「え?あのスタンプは?」と。
そう、海外旅行といえば、パスポートに押される「出国」「入国」のスタンプ!
あれが楽しみのひとつだったりするのに!
ないの?!じゃあこのパスポートの白紙ページは無駄ってこと?!
…と思っていたら「スタンプが欲しい方は事務所へ」の看板を発見。
いそいそと事務所(出国審査事務室)へ行き「スタンプ欲しいんですけど…」と言うと「はい」と押してもらえた。
そうそうこれこれ!わーい!
ちなみに今回、行きは「名古屋→シンガポール→パリ」、帰りは「パリ→北京→名古屋」だったのだけど、シンガポールも中国も顔認証のみでスタンプはなし。
パリは顔認証のあとスタンプを押してもらえた。
結果、今回の旅でゲットできたスタンプは4つ。
昔はこのスタンプでパスポートをいっぱいにしたいと思ったものだけど、これからの時代、どんどんスタンプを押す国は減っていくんだろうなあ。
あの無愛想な係員にビクビクしながら「さ、サイトシーン…」という機会はもうないのだろうか。
なんだか、ちょっと寂しい気もするなあ。
怖かったけど。