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つらいときには、顔を上に向ける。

震災とか災害とか、日本に何か悲しいことが起きると「上を向いて歩こう」が歌われる。
臨時の歌番組とかそういう場で、いろいろな人が歌うのを目にすることが増える。

上を向いて歩こう
涙がこぼれないように
思い出す 春の日
一人ぽっちの夜

上を向いて歩こう
にじんだ星をかぞえて
思い出す 夏の日
一人ぽっちの夜

幸せは雲の上に
幸せは空の上に

上を向いて歩こう
涙がこぼれないように
泣きながら歩く
一人ぽっちの夜

ー「上を向いて歩こう」作詞:永六輔

これを聞くたびに毎回「全然、前向きな歌じゃないのに、なんでこの歌なんだろう」っていつも思う。

だって「泣きながら歩くひとりぽっちの夜」て。めっちゃ淋しいやん。
全然前向きになれないじゃん。余計つらいやん。

(ていうか今までずっと「ひとりぼっちの夜」だと思ってた。ひとりぽっち」なのか。へえ)

でも。
つらい時とか、ちょっと気持ちが落ち込んだ時って、とりあえず「上を見る」と後ろ向きなことは考えられなくなる。

気がする。

「ああもう嫌だ私なんてこんな人生なんて…」って思ったら、上を向く。

気持ち的にじゃなくて、本当に、顔を、上に向ける。
そうするとちょっとだけ、救われる。ちょっとだけ、暗い気持ちが緩和する。

気がする(2回目)

だからこの歌が歌い継がれているのかな。
とにかく「上を向いて歩こう」って。
下を向くのはやめようよって。
そういうことなのかなあ。


ちなみに、個人的にはSMAPの「オリジナルスマイル」が前向きソングの一位だと思っている。

笑顔抱きしめ 悲しみすべて
街の中から消してしまえ
晴れわたる空 昇ってゆこうよ
世界中がしあわせになれ!

ー「オリジナル・スマイル」作詞:森浩美

もうさ。「世界中がしあわせになれ」って、無敵じゃん。最強じゃん。げきつよじゃん。

私は別にSMAPファンじゃないけど、正直サビしか分からないけど、このフレーズにとても勇気もらう。
少なくとも「ひとりぽっちの夜」よりかは。

でも、本気で落ち込んでる時は、世界中のしあわせなんて願えないか。

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