#13 なんとかする。これが、仕事。

前回更新から半年以上経っちまった。。


少しづつ、こちらも投稿再開していこうかなと。


さてさて、ここ最近でたくさんの出来事と出会ったので
書きたい事が詰まっているよん。


役職はただの機能。やれる事を、全部やる。

主任、師長、所長、エリアマネージャ、プロジェクトリーダー、チームリーダー

色々、役職とか役割、呼び方もたくさんありますね。

私も、昨年の9月から訪問看護ステーションの所長として働いております。

一度として、皆さんより自分が立場が上とか、能力的に優れているとか、人間的に出来上がっているとか思ったことはありません。

まだまだ未熟だなとか、不甲斐ないとか、ネガティブな方向に思考が回ることの方が圧倒的に多いです。


・よく物を忘れて取りに戻ります
・タスクに抜け漏れがある事があります
・マメさはないです
・論理性に欠けます
・自分の言語化能力にいつも辟易します
・食べる努力しないと痩せていきます
・目を使いすぎるとすぐに体調悪くなります
・最近Apple IDパクられてえらい目に遭ってます


辞めよう、エグいな。
書いてみると。



でもさ、上記を理由にして、何かチームで成し遂げなければいけない事があって、
出来ませんでしたって。

それは理由にならないと思うんですよね。

自分が能力的に及ばないと思うのなら、助けを正しく求めないといけない。
具体的には、
論理性に欠けるのなら人に沢山話して論理の穴を埋める努力をするとか、
マメじゃないからマメな人を味方につけるとか、
言語化能力がないから文章化してフィードバックを貰うとか。


んで、マネージャーはどうしても職務上、「管理すること」が多くなります。
チームが目標達成に向けて、正しく進めているか検証するために。
リスクを回避するために。


チームのマネージャーは、リスクやチームの目標達成をマネージする必要があります。


この、マネージって「管理すること」じゃないんです。



「なんとかする」って事です。


だから、チームに何か障害が出た時、不協和音が生じた時、トラブルが起こった時、できる事を全部やって、「なんとかする」事がマネージャーの役割です。


その時に、偉いも偉くないもなく、ただやれる事を全部やって、
問題をなんとかして、前へ進んでいく。マネージャーはこういう仕事なんだと思っています。
役職はただの機能。マネージャーは意思決定という機能です。マネージャーは上の人という認識は外して、「なんとかする人」として考えるべきかなと。


職務としては、
①ゴールを設定しチームで共有すること
②プロセスを明確にして導くこと
③安全で安心できる職場づくりをすること
④個人が輝ける機会を作ること



これを自分がやれることを全部やり尽くして、問題が起こってもなんとかして
前へ進んでいき、チームをゴールに導く事。



その時に、初めて人と向き合うことの難しさとか、
しんどさとか、
今まで逃げてたなあとか、
気づくんですよね。


でも、リーダーとかマネージャーなら
それに向き合うことが、仕事です。
辛いけど、逃げない事が仕事なんです。



たくさんの意見があると思います。


でもそれらを一回全部受け止めて


チームにとって何が最適かを考えて


それを伝えることが仕事。


これって本当にしんどいですよ。
某書籍の「識学」でも言ってましたが、リーダーの仮面を被らないと、人間性を否定されているような気持ちになって病んでしまいます。マジで。
それで思ったんだけど、完璧な人間なんていないですよ。自分なんてマジでクズだなあと思ったけど、みんなにもそれなりに欠点あるし、やるの嫌だなあって思ってることもありますよ。
問題隠しちゃう事もあるし、隠されちゃうこともあるし、先延ばししちゃうこともあるし、されちゃうこともありますよ。
人によって態度変える人、明らかに見下している人もいたり、自信のない人もいるし、指示に従わないマン、反論しちゃうマンもいます。
味方を作って徒党を組んでやってくることもあるよ。


でもそれが人間だよね。
って思えるようになりました。


だってさ、大なり小なりみんな自分のプライドとか価値観に沿って生きてきたわけですよ。
自分を否定されるのが、一番やっぱり嫌がる。

ぶつかることが面倒だったら躱すか隠すよね。
妥協できるところだったら自分が折れるよね。
妥協できなかったら反発かそのように立ち回るよね。


人の価値観に土足で踏み入ると、不協和音となってチームに異変をもたらすんですよね。
その不協和音に気づいた時、どうする?



僕の答えは、正直に言うことです。
マジで。真剣に言うことです。



本音で喋っていると、自然と相手も考えてくれます。
応えるように情熱を見せてくれる人もいます。



自分の内側から出た言葉を尽くして、伝えるしかない。常に本気で仕事に取り組んで、全身全霊で考えて、言葉を絞る。
うまく言えないことも多いです。でも、相手の事も会社の事も考えて考えて尽くして言葉を出すんですよ。



リーダーはチームと上位概念(会社の方針)とのあいだで、必死にもがく存在です。
僕も沢山あります。会社の方針と自分の拙い信念。最適解を常に考えて、どんな未来を描くのか、今をどう乗り越えるのか。
人の納得を得るのは、大層手間がかかるんです。裏付けもないと人は信じません。


逆に、会社が何を言おうが、自分の意思を通さなくてはならない場面もあるよ。
上がああ言ってるからやっとこうよ。ではいかん場面ていっぱいあるよ。
その場面をいくつもいくつも乗り越えて、
会社はこう考えるのか。自分の考えはこうだと、思考回路を共有していく。
すると、「あいつは多分こう考えるな」と思考が伝染する。



その、思考が予測できる、と言う状態が「信頼」ではないかと。


逆にチームのメンバーは、会社の方針と本気で向き合っているリーダーなのかを、その姿勢をしっかり見ていますよ。


このリーダーは自分たちの未来を作れる人か?
このリーダーの元で自分の目的は達成できるか?
常に懐疑的に見ているはずです。



チームと上位概念とのもがきの中でも、
ギリギリ、自分はココは退けない一線だ、という部分を育み追い求めるべきと思います。
ずっと僕にも迷いはあります。でも一つ一つ決断しながら進んでいます。
その決断を修正することもあります。
その修正の数だけ成長して、また進んでいきます。
辛いけどね。



そこで、ちゃんと話せる環境を作ること。
これもリーダー、マネージャーの仕事です。
場づくりです。


これ言っても大丈夫かな?
〇〇に気を遣う、、
とか心理的安全性の低い状態だと、メンバーは本音を喋りません。
組織のレベルは下がります。
楽しくなくなります。
表面的なコミュニケーションしかしなくなります。



思ってることをなんとなく話せて、やりたいことを拾ってあげられる環境。
話してるうちに、いいねそれ!やろうぜ!が自然発生する。
あれやりたいんだよね、を応援してあげられる。


マジ盛り上がるよね。
そんな職場を夢見て転職活動してた時もあったな。
そうなってる職場にいく事と、そのように作る事は天地程の違いよ。



それができる組織は、絶対何やってもうまくいくよね。
楽しいからね。
モチベーション管理なんてする必要がない。
みんなやりたいことを提案していける環境なんだから。


そこには越えなければいけないハードルは山ほどあるけど、
きちんと話すこと。
一対一で。
大事。



もう一回言うと、
リーダーとかマネージャーの仕事はね、


管理する事じゃなくて、「なんとかする」事が役割。
ゴールを考えて設定して、
チームに共有して、
みんながどう思ってるのかきちんと理解した上で方向性を明確にして、
心理的安全性のある環境をみなさんに提供して、
みなさん一人一人が主体敵機に動けるような組織にすること。
なんか障害があったら、マネージャーが「なんとかする」ってこと。


「なんとかする」ために、やれる事を、全部やる。
それをやる人が、リーダーとかマネージャーじゃん。
ってこと。



スッキリした。
さあ明日も、頑張りましょ。

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